★ BIO-GARDEN ★

山の中に移り住んだbioが 
大好きな植物や手仕事のこと 思いつくまま綴ります。

廃墟&ぼろ&さびツァー

2010-07-13 13:22:44 | 日々のこと
先週愛知県組を案内して大好評だった超マニアックなこのツァー
ぜぇ~たい好きであろうTさんを誘って再び敢行

まずはR306を北進して藤原町篠立の白石工業跡へ。。。



山の中に点在するコンクリートやトタンの建物。
廃墟と聞いて一軒家を想像していたTさんは
近づくに連れて全容が見えてくる建物に「うわぁ!へぇー!わーーー!」
案内人はしてやったりとニンマリ

1960年代まで石灰(?)を採っていたとか。
今日は雨に煙られいっそう凄みが増します。
ここは藤原町の水源地でもあるところ。
3本のホースから流れる水を多くの人が汲みに来ています。
鉱物が含まれているのでここのお水は腐りにくいと聞きます。
ウチもたびたび取りに来て(家人の仕事)この水でご飯炊いてます。
なんかふっくら美味しい(ような気がする)

再びR306を関が原方面に進み上石津町へ
国道を左折しひたすら走るとそこは滋賀県との県境時山
山深く水もきれいな山村
昔は炭焼きを生業としてきたところで
男たちは山に入り炭を焼く
女たちは作業着をせっせと繕い、刺し子をしていました。
時山刺し子といい「もんでこの里、時山文化伝承館」に展示されています。

炭焼きの道具と見事につぎの当てられた作業着!



わかりますか?これはマネキンの着ている上着とズボンです。
何枚も何枚も布を重ねとっても分厚くそして重い!
布は裏に裏にと重ねていくので一番上は最初の布です。



もう原型とどめていません。
糸のあるところだけかろうじて布が残っています。
すごいです。
鳥肌が立ちます。

時山は田んぼがなく冬は雪に閉ざされる地域
それしかないからやるしかないから
炭焼きをし刺し子をしていたのでしょう。
こんな布を見ているとリサイクルとかものを大切にとか
そんな言葉がうすっぺらく思えてきます。

文化伝承館は水土日の開館で
水土は刺し子教室が開かれ時山刺し子クラブの方がいます。
日曜は住民が順番で当番をするそうです。
2度目に行った日曜は訪れる人も少なく
行李に入っている作業着を見せていただいたり
おばあさんはどんな小さな布も糊付けして板に張って乾かしていたとか
のんびりいろんなお話を聞かせていただいて楽しかったです。

そしてR306を再び藤原方面に戻り「さび」ツァーは、
次回に、、、、、


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