馬頭琴日記

交通事故療養中に還暦を迎えた馬頭琴奏者が、馬頭琴に関する知識を書き遺します

アンギラ・ロストラータを喰らう・・・獰猛な アメリカ生まれ

2023-12-06 13:19:03 | 鰻を巡る暴険

「アメリカひじき」は終戦後を描いた、野坂昭如氏の本だ。進駐軍が落とした捕虜用の食料の中に、黒い

乾燥した葉っぱが入っていた。「ひじきの様だ」と思い、煮たが・・・不味かった。そりゃそうだ、紅茶

だったのだ。20世紀末にスミソニアン国立航空宇宙博物館を訪れた土産に、宇宙食のアイスクリームを

購入。ファンシーな色合いの固めたメレンゲの様な物だったが、舐めるとほんのり甘くアイスクリームの

感じがした。第二時世界大戦の戦地でも米軍は、兵士達にコカコーラを供給していたらしい。一汁一菜の

大和民族とは、根底から食に対する感性が違っている。海洋系狩猟民族の末裔だと思う私は・・・淡白だ

昨晩はウルトラマンにでも出て来そうな怪獣の名前の様な、アンギラ・ロストラータを喰った。メキシコ

湾辺りで採れるアメリカ原産の鰻・・・である。まあ、日本産鰻の学名もアンギラ・ジャポニカなのだが

中国産の鰻は以前はヨーロッパ鰻の稚魚を輸入・養殖していたが、稚魚が減って輸入制限が掛かったので

アメリカ原産の稚魚に切り替えたのだとか。ただアメリカ産の鰻は獰猛で共食いをするので、養殖をする

に当たって大変な努力が必要だったらしい。特徴は大きく身が厚い。日本産鰻だったら3500円くらい

するサイズが、1000円で OK ストアで売られていた。なので、性懲りも無く・・・買ってしまったが

食べてみたら・・・かなり旨いのだ。日本産と遜色なく、先日の「台湾産愛知加工」なんてもう買えない

以前は硬かった様だが、蒸し方を工夫してふっくらとした良い食感である。会社員時代の上司が、穴子は

旨いが鰻は泥臭くて嫌いだ、と宣っていたが、日本鰻よりも癖が少ない気がする。まあ、私の鰻の基準は

子供の頃にごく稀に食べていた涸沼の小振りな天然鰻で、広島出身の母親が蒸さずに焼いた物・・・だが

検索中「能登うなぎ」なるものを見つけた。東南アジアのアンギラ・ピカーラ種を、養殖しているらしい

小雨止み雲ひとつ無い晴空、心地良いそよ風、気温7〜15℃。 午後一時の気温15.4℃、湿度52%

喫茶多摩川の帰路、明日の鍼灸治療費の現金が必要な事を思い出し、スマホアプリで・・・無事出金完了

(11・141)36.0℃(76〜118)

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