今日はモルトウイスキーでもラムでもなく、今や入手困難なウォッカのご紹介です!
「シュタルカ (ベリョースカ白樺輸入品)」 500ml,43%
このボトルを見てピンときたあなたはかなりのお酒好き、あるいはウォッカを愛してやまない
方でしょう。シュタルカはウォッカにアルメニア産ブランデーをブレンドし、クリミア産のりんご
や梨の新芽を浸漬してオーク樽で3年以上熟成させたものです。
シュタルカという言葉が英語でいう「OLD(オールド)」を意味していて、長期間熟成させた
お酒であることを示しています。
同じ名前でポーランド産のものもありますが、そちらは果実等は加えず最後にマラガワイン
を加えて度数を50度にして詰められています。
ロシア産のシュタルカは最近また輸入、販売されていますが、2003年頃にぱったりと入荷
がなくなり、しばらくは幻の酒となっていました。その時はシュタルカのみならずペルツォフカ
やリモナヤなどロシア産ウォッカが軒並み終売となってしまい、確固たる情報も入ってこず、
ユーザーの間には混乱が広がっていました。
その当時ロシア産ウォッカのほとんどを正規代理店として輸入していたのがベリョースカ白樺
で、このボトルはまさにそのベリョースカ白樺が輸入したボトルです!
残量がボトル半分程度となってしまいましたが、失礼してテイスティング致しました!
香りはシナモンやアップルパイ、ブランデーの香
りで、ブラインドでテイスティングしたらこれがウォ
ッカとは分からないでしょう。
口当たりは非常に甘く、煮詰めたリンゴをかじって
その果汁が口の中に広がっていくかのよう。
ウォッカは通常キンキンに冷やして飲むことが多い
ですが、これは常温でも十分にゆっくりと楽しめる
味わいです。
現行品はまだ飲んでいませんが、この味わいに変
わりがないことを祈るばかりです・・・。
開栓日:2010年4月27日
ワンショット価格:900円