バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

快楽を求める脳

2008-12-05 11:07:52 | バネ
 インフ予注待ち時間に何か読む本はと物色したら、本棚に茂木健一郎さんの「欲望する脳」があった。いつ買ったんだ?一度も読んだ形跡がない。そうだこれは、3月に受験終わって、清々した春休みに衝動買いした数冊のなかの1冊でした。
 その中の「学習依存症」の章が心にヒットする。
 フンフンと読み進めるうち、そうだそうだ、そうだよ、と拍手したくなってきた。
 「学習に適した刺激が脳に与えられた時にドーパミンの放出が最大になることを考えれば、人類は実に『学習依存症』であると言うことができる。」のだそうです。
 スポーツで汗かいたあと、疲労の中にも爽快感味わえるように、脳は持てる力総動員してフルに働いた後こそ、快楽を味わえるのです。
 この快楽を体験してしまうと、もうそれは学習依存症です。今バネに来ている中学受験生達、勉強が苦しそうでないのは、ある程度脳の快楽を体験できたのかな。
 中学生が数学と国語の授業中に恍惚の表情するときあります。ドーパミン大放出されているんでしょうね。頭から湯気立ち上るように見えるときありますよ。
 「大人だって学習しなくちゃいけないんだ」と夫は力説することしきりですが、一度本来の快楽を体験した脳は、いくつになっても刺激が欲しくなっちゃうのです。
 公立の中三生。ようやく相似を終え、三平方の定理はいります。この単元クリアしたら、中学数学の知識総動員した図形と関数の複合問題に取りかかれます。一足先に中学数学を終え、高校数学学習している私立生達。駆け足だっただけに、複合問題チャレンジ期間ほとんどなかったよ。本来中学生に体験してもらいたい問題、まだ十分解いてないよ。これから1ヶ月が高校受験総仕上げで、その間にドーパミン、ジャージャー出るような体験させてあげるよ。