脳のミステリー

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AとZの違いって?其のⅡ

2013-03-26 14:48:52 | Weblog
親切って誰の為
他人の為
それとも・・・
自分と為

航空会社時代、妙な・・・でも大切な記憶があります
私が初めて飛行機に乗ったのは東京オリンピックの年でした
1964年と言えば日本は、国鉄の時代で10月1日に開業した新幹線が大きな話題になっていました。
豪州往復路線では気にもしていませんでしたが、数年後に航空会社の社員のとして機上の人になった時は畿内が結構気になったものです。

トイレに入った時「次の人の為に洗面器を拭って下さい」・・・英字が目に残りました。
暫くして・・・鶴のマークに乗った時・・・「次の人の為に」が抜けていました。

多感な高校時代、奇しくも私はキリスト教の教えに初めて出会いました。
決して「敬虔な信者」とは言えない生徒で・・・初詣に行き、七福神を巡り、イースターではバニーチョコを食べ、クリスマスにはプレゼント交換をするような都合クリスチャンで~す

隣人愛とはギリシャ語でアガペーと言い、誰もが持っている他の人への気遣いのこもった愛のことを指します。
例えば、裸で泣いている赤ちゃんを見ると助けてあげなければと感じるような、自然の愛情です。
イエスさまはこう述べました。
友の為に自分の魂をなげうつこと、これより大きな愛を持つ者はいません(ヨハネ15:13)
それ故、自分にして欲しいと思うことはみな、同じように人にもしなければなりません(マタイ7:12)

障害者として車椅子で外出すると様々な場面に出会います。
手動ドアを不自由な手で開けようとします。
やっと開きかかって頭でドアを抑えます。
もう少しで開けられる~
親切な人が背後に・・・
「お手伝いしましょうか?」
いきなりドアを大きく開けようとします。
右半身不随の私は思いっきり自分の体をドアに預けているのですが・・・
「ああっ、危ない!大丈夫ですから」
「開けてあげますから」
「ああっ、ドアを開けないで下さい!」
「開けるんじゃないんですか?」
「ああ、でも私、重いドアを頼って立ってるんです!」
「変な人!だから手伝ってあげるって言ってるんですよ!」
「ああ、でも頼りのドアが私からドンドン遠ざかっていくとダメなんです」
「変な人!冗談じゃないわ!バッカみたい!親切にしてあげればいい気になって!」
こんな場面に幾度か遭遇しました。
自分の頭でやっと重いドアを開けていると思うように受け答えが出来ないんです
「大丈夫ですから」って言ったのに
「親切にしてあげれば」・・・この言葉が如何にズシンときたか・・・
泣いている障害者は結構いるんですよ~~~





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