脳のミステリー

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私のセプテンバー・ソング

2008-09-21 11:23:24 | Weblog
セプテンバー・ソングSeptember Songは「But it's a long long while」という歌詞で始まるアメリカのポップ・スタンダード音楽の代表的な歌で、1938年にブロードウェイのミュージカルで初登場、後に映画「旅愁」で使われて一躍有名になった歌である。Andy Williams等色々な歌手が歌ってきたが、私は特にFrank SinatraやPatti Pageが歌うのが記憶に残っている。
メロディーの美しいバラードでナット・キング・コールのトゥー・ヤングToo Youngとは反対で「MayからDecemberまでの時間は長いけれど、Septemberの声を聞くと残された日々は少なく感じる。人生もまた、長いようで短い。だから、貴重な日々を素晴らしいあなたと一緒に過ごしたいのだ」という、現在の時の時の私にふさわしい曲だと思う。

常に突拍子もない考えを打ち出す私だが「この人生の秋」を人間ではなく「盲導犬の引退犬募金」啓蒙運動に費やしたいという私に家族は「私らしい!」と笑っている。
私はこの活動に敢えて「啓発」でなく「啓蒙」という言葉を使いたい、と思った。
啓発とは、「人が気付かないでいる点を教えてより高い認識や理解を導く」という事だが、
啓蒙とは、人々に正しい知識を与えて合理的な考え方をするように教え導く」という事になる。
プレスリーが大好きで有名なYR女史作詞の「絆」に出会った時、身震いする自分に気づいた。その歌詞は・・・
♪♪♪♪♪
目には見えないものがまるで空気のように 見えるものよりずっと大切な存在
人に言われるよりも無くして気がついた 懐かしいあの声と笑顔に逢いたい 
Thanks to your love 

星より多い数の先祖たちがそれぞれに 時に熱く 時に重く つながり合って来た絆
何万年前の 昔から 今ここに生きる 私まで流れる愛は 奇跡のように
海よりも深い思いに包まれて 知らずに生かされている
ありがとう 生まれて来たこと
ありがとう 絆に感謝

とても小さなことが なぜか煩わしくて 誰もいらないなんて 思うけど違うよ
どんなつらい時代も 飢えで寒い夜も 温めてくれた 誰かがいたから今日がある 
Thanks to your love 

何十億の人は誰もみんなそれぞれに 時に笑い 時に泣いて  夢を求めて愛を運ぶ絆
なぜに傷つけ合うのか 世界中でただ一人だけのあなたという大事ないのち
いつまでも いつの日までも 幸せでありますように と祈る
ありがとう 生まれて来たこと
ありがとう 絆に感謝
ありがとう 生まれて来たこと
ありがとう 絆に感謝 
♪♪♪♪♪

9月は私にとって特別な月!
先ず、9月1日は関東大震災の日である。
亡き母は東京にいて、目の前で人が死んでいくのを初めて見た日だ、と言っていた。

9月は、これまでの60余年の私の人生で2度も大きな転機を迎えた月でもある。
ひとつは 1964年の豪州留学である。
この留学は、それまでの私とはまるで別人の自分を引き出す切っ掛けを作ってくれた。
ふたつ目 2001年の九死に一生を得た蘇り体験である。
この体験は、それまでのお気楽人生と全く違う価値観を徐々に植え付けてくれている。
これら二つの転機を考えると「啓蒙」と「啓発」を両手(右手の機能は?)に掲げて「コラボ活動」に従事するのがいいだろう、と欲張りな私は思った。
時に自らを啓発し、時に周囲の人を啓蒙し、生涯障害現役人生を目標に「盲導犬の引退犬募金」を応援していきたいと思うのである。

勿論 9月11日は世界中を震撼とさせた911米国同時テロという忘れられない日である。
9月と言えば、日本は9・1関東大震災の月と言ってきたのが、今は「千の風になって」が後押しして9・11米国多発テロの月と誰もが思っている。だが・・・私は私らしく9・27(苦にならない程度に)から本格的に「盲導犬の引退犬募金」の応援を始めたい。

私事だが、誕生日が2度ある月が9月だと、思っている。
一度目は9月27日、言うまでもなく私自身の誕生で、疎開先の諏訪湖の傍で母は「人々の温もりの中で出産した」と私に語っていた。そう、諏訪湖は間欠泉で有名な温泉地でもある。
二度目は9月23日、左脳被殻出血で倒れたが右片麻痺という宣告は受けたが蘇り、現在の自分がいるという訳である。

蘇り、つまり第二の人生での初仕事は、確かに本職の美術館の英文献はあるが、これは第一の人生から引き継いでいるから、本心から言えば「盲導犬の引退犬募金」の働きかけという事になる。
9月14日(奇しくも亡き豪パパの誕生日)は、私にとっては初めての「盲導犬の引退犬募金」応援出動の日になった。

当日は朝から台風13号の余波で天気はフラフラして、晴れるか曇るかはっきりしない日だった。だが、10時頃になると太陽は完全に私達の応援に回ってくるようになった。時折、雨雲が邪魔しようと近寄ってくるが太陽が追っ払う。午後になると、妙な風が吹き始めたが「招かれざる客」を自ら感じたのか気付くと、既に立ち去っていて、そこには青空と真夏のような太陽が残っていた。

斯くして 2008年9月14日は「盲導犬の引退犬募金」応援のリハーサルで9月27日(私の誕生日でもある)の第一回出動日に向けてとにかく成功に終わった。売上というか、私の処の募金額は最高額に終わったようだった。欲張りの私は当然「成功」に「大」は未だつけたくない!
14日の伊皿子の親睦会では、地区出身の区議会議員の挨拶のすぐ後に突然、マイクを振られてチョッと驚いたが、活動の主旨を述べる事が出来てとてもラッキーだった。

最後に この日10時~15時、5時間という結構長い時間、またその前後も私の中に潜んでいる痺疼痛は一度も顔を出さなかった。


写真は スピーチをする私とご近所のアンズちゃん

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1 コメント

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Unknown (るんるん)
2008-09-21 14:54:09
いつも前向きな新しい事に挑戦されるクーさん
9月は、たくさんの誕生の月でもあるんですね
活動をされている間
虹の橋を渡った沢山のワン達が太陽を呼んで
クーさんの体を守ってくれたのでしょう

TVで引退犬をひきとられた家族の番組を観ました
家族に温かく見守られながら
最期の時まで過す引退したワンちゃんは
とても穏やかな顔をされて旅立ちました
引退した犬をひきとるという事は
それまで人の目となって助けてくれた犬に対して
今度は感謝の気持ちで病気の治療や
第2の旅立ちを見送る大切な役目だと感じました

今の成功がこれから先の大成功になることを
応援しています


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