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ウェイブマーケティングコンサル、ホームページ製作及び、作り方をお教えする(株)ブレインアソシエイツ社長の日記

サイトを売るときの正味値段

2010-08-26 21:23:20 | Weblog
近頃、サイト売買の情報を見ると値下げしているサイトを多く見かけます。1200万円したものが、600万円と半額になっているケースも珍しくありません。

あるショッピングサイトで3年運営して粗利益月額20万程度で、500万円で売りに出されてました。計算で言うと収益20万円×2年分ということで480万円、切りのいいところ500万円という数字が出たのでしょう。

果たしてこれが今の状況にあっているかどうか?
仮にショッピングサイト構築が100万かかったとします。何の根拠もないですが、パソコンの法定対応年数が4年なので、4年で償却するとします。残存価格なしで、定額法でいくと3年たてば25万です。

サイトの運営による付加価値はどうでしょう。サイト売買事業者の慣行でサイトから上がる利益の2年分ということになってますが、目まぐるしく変化するネット環境を考えれば、1年でしょう。すると240万円となります。

さきほどの償却後の資産価値25万と合わせて265万円です。

ところがサイトはサイトの種類によって価値が違います。ほとんど手間がかからず、メンテナンスで実働1日2~3時間のポータルサイトと、梱包、発注と手間のかかるショッピングサイトと、収入が仮に同じでも、その価値に相当の差があります。

ほとんど自動課金なら、余った時間を他の仕事に割り当てられます。ショッピングサイトのようにほとんどかかりっきりであるなら、他の仕事が出来たという機会損失の分を計算しなければなりません。

仮に商品管理、顧客管理、サイトのメンテに1日6時間掛ったとします。これを最低賃金でバイトにやらせると、600円(全国平均の近似値)×6時間で3600円、つまり3600円のマイナスです。20万円がバイトの賃金を差し引いたものであれば別ですが。
そうすると3600×営業日数23日(週休2日)×12か月=99万3600円 これを損失分と考えます。
先ほどの265万から引くと、165万6400円、これがこのショッピングサイトの正味売値、というような計算方法はいかがでしょうか? サイト売買会社に提案してみましょう。
反発が出るとは思いますが。



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