Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

6月22日(水) 参議院選挙公示

2022-06-22 20:59:50 | 日記

参議院選挙の公示日。長野県では、事実上、野党統一候補の杉尾秀哉氏と自民党の松山三四六氏の一騎打ちで、接戦との報道も行われている。
ところが、松山候補の演説ときたら「長野を日本一にする」「信州を次世代に誇れる場所に」と、”美辞麗句”(にもなっていない)をあれこれ並べるだけで、何の政策もない。知名度だけで有権者の票をかすめ取りたいのが自民党だということを表明しているようなものでしょう。
杉尾秀哉候補を落とすわけにはいかない。

先ほどまでNHKの各党党首に聞く番組を視聴していましたが、自民党党首への異常な時間の割き方に比べて野党各党へのおざなりな対応は、さすがNHKです。
この選挙で何が問われているのか、政策の根幹に何を据えるのか、財源をどうするのか、それそれの「思い」を語ってはいましたが、私の聞いた限りでは、具体的な数値を挙げて政策を語れるのは日本共産党だけでしょう。

東京選挙区では、共産党の山添拓候補とれいわの山本太郎候補を落とすようでは未来はありませんね。自公、維新は選挙区から一掃したい。
沖縄でもイハ洋一候補の必勝は不可欠。

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友人から届いた通信(一人で発行している)には、次のような指摘がありました。

現在の自衛隊の軍事力の実態を見ておこう。アメリカの軍事力評価機関 「 グローバル・ファイヤーパワー」 は、人口や兵力、兵器数、国防予算など50項目を総合して軍事力指数を算出している。
2020年の軍事力ランキングによると、1位:アメリカ、2位:ロシア、3位:中国、4位:インド、そして日本は5位にランクされている。
自衛隊は2020年末時点で、陸上自衛官15万695人 海上自衛官4万3,419 人、航空自衛官4 万2,828人、事務官等2万417人、合計25万7,359人からなる大きな組織である。
そして、航空機1,561機 、戦車1,004台、主要艦艇155隻を保有している。
《必要最小限度の実力》とされている自衛隊は、このように世界有数の武力組織なのである。その軍事力は「専守防衛」の軍事力をすでに凌駕していると言える。ちなみにロシアの侵略に対して文字通り「専守防衛」の戦争を戦っているウクライナは27位。航空機297機、戦車2,026台、主要艦艇25隻とある。
軍事力をさらに強化しようという論者は、現在の自衛隊がこれだけ巨大な軍事力を持っているということを知っているのだろうか。もし、知っていてなお軍拡を主張するのは 、昔日に侵略戦争を実行した日本帝国軍のような軍隊の再現を求めているとしか思われ ない。

軍事力を自民党が言うようにGDPの2%、11兆円まで増やすと、アメリカ、中国に次いで世界第3位の軍事大国になります。
その財源をどうするのか、これもこの参議院選挙の焦点の1つですが、自公、維新は、これには頬被り。アベシンゾーは国債はいくら発行してもいいのだという、まさしく戦時国債的発想で軍拡を煽っていますけど、消費税のさらなる増税と社会保障費の大幅な削減、年金の切り下げなどに直結することは必定。

こうした具体的な事実を見ずに、ロシアや北朝鮮、中国が心配だから憲法に自衛隊を書き込んだり、軍事費を増やしたりすることに無批判に従うなら、戦争への道をばく進した歴史を再び繰り返すことになる。自分で選んだ政党と議員によって、自分の首を締める。暮らしを破壊する。

日本共産党の躍進を。野党統一候補の勝利を。そして、自公政権の退場を。これが未来に生きる子ども達への最大のプレゼントになるというのが、公示日にあたっての私の感想です。