Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

6月6日(月) 仮想空間 パラレル池田町

2022-06-06 21:58:57 | 日記

メール受信状況を見ると、Yahoo!、Facebook、新聞社、各種商店などの情報だらけ。
ほとんどは役にたっていないものばかりなので、そろそろ撤退モードに入ろうと考え、まずヤフオクの解約、フェイスブックのID抹消、各種レターの解除などを一気に行いました。
これで、メールも多少はすっきりするでしょう。

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昨夕から、ずっと降り続く雨。夜になってもまだ続いています。おかげで、今日は1日グズグズ・ズルズルとのんびり過ごすことができました。
関東・甲信地方が梅雨入りしたとみられると気象庁。沖縄ではまだ梅雨明けにもならないのに、九州などを飛び越して梅雨入りとはまた何とも奇妙な現象です。

この雨は、畑の状況からみて、土の中までしみてくれるので大変有り難いとはいえ、ちょっと降りすぎ。明日の昼ごろには多分雨も上がるでしょうから、晴れ間を見て倒れた苗などの修復を行わないといけません。

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いま、この町では、信州大学・長野大学の学生たちのグループが、池田町のいろいろな政策課題を考える「池田つむぐプロジェクト」が4年ほど前から続けられています。
昨日は、その1つのグループが「空き家問題を考える」というテーマでワークショップを開催し、友人から誘われて参加しました。

こうした地域の問題に関心を寄せて継続的に調査・研究を行い、情報発信を続ける学生達がいることは、興味深いことだし、町の住民には大変新鮮な刺激を与えてくれる貴重な活動です。
池田町の空き家の実情を伝える調査報告もていねいに作成されており、議員の仕事としてもいいくらいのレベルになっていたように思えます。

これから急激な人口減少が予想される町にとって、空き家問題はその影響をモロに受けて表面化する重大問題。個人の資産の問題だけではなく、町の景観や治安にも関わる問題であるだけに、いま正面から取り上げて対策を講じるべきことがらです。

若い学生の皆さんにとっては、直接の当事者ではないとしても遠からず直面する問題になりうる。話し合いの中で私は、いま取り組んでいる叔母の家の処分を巡って感じていることの一部を話しましたが、何しろ時間が短く、十分問題点を深められなかったことが残念でした。

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現在の町の状況を見ていると、行政の統治能力の欠如が至るところで現れて、それが様々な否定的現象を生み出しているように見える。端的に現れているのが、現町政がもたらした財政危機を直視できず、地方交付税の増額などでタナボタ式に増やした貯金を見て、財政危機は去ったと強弁し、真剣な対策を講じることができないこと。

行財政改革委員会が財政危機克服のために、いつまでに何をやるのか、そのロードマップを示せと迫ったのに対して、財政シミュレーションの表をロードマップと同一視するというあり得ない対応をしたこともその1つでしょう。

本来、町長が依嘱した委員会が答申を行えば、議会に対しても町民に対してもこのような答申が出されたと紹介し、それに対して行政としてどう考えるのか、どう取り組むのかを誠実に示すべきでしょうが、これまでのところ、全くその気がないのですから、呆れてしまいます。
15日には、町長から見解を聞くことになっているので、相当に厳しい意見が委員から出されるのではないかと思います。

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現在のような町行政のあり方を見ていると、いよいよ仮想空間「パラレル池田町」を作成していくべきかなと思い始めています。現在の状況を土台にして、もし「まともな町長」「自治力のある町民」がいたと仮定し、どんな町づくりができるのかを具体的に示すという構想です。

ネット上につくった仮想の町が、全国のさまざまな先進的な事例に学びつつ、新たな知見をふんだんに盛り込んで、具体的且つ現実的な変革の可能性を探る試みと位置づけることができるでしょう。

もちろん、財政は実際の予算・決算の延長線上で行い、住んでいる町民も同じ。議員の皆さんにはもう少し頑張ってもらわないといけませんが。政策の決定は議会で行われますから。ともかく、人口減少期でもこんなにユニークな町づくりができるということを、視覚的に明らかにできるのではないかと考えた次第。
ネット上では、そうした仮想都市や仮想商店街などの試みも始まっていますから、不可能ではないはずですものね。

ただ現在は、学生の皆さんといっしょに、そうした試みができると面白いだろうなと、「空想」している段階に過ぎませんが・・・。