Mooの雑記帳

日々の感想などを書いていきます。

6月1日(水) スターリンの亡霊

2022-06-01 22:21:24 | 日記

昨日夕方から、気温が下がって過ごしやすくなってきました。
一昨日は玄関脇のレンギョウの剪定と、前の道路脇の法面の草刈り。昨日は畑の草刈りと、イチゴジャムの製造。そして今日は、再び家の周りの草取り。まだ1/3にもなりません。

畑の夏野菜の植え込みはほぼ終わったとはいえ、ネギの周りのチョロギを取り除く作業は全く手つかず。そうこうするうちに、イチゴのランナーが伸びてきて、そろそろ来年に向けた差作業が必要になる。本当に年がら年中、草とのたたかいに忙殺されている感じがします。

それでも、今はスナップエンドウが旬。茹でると甘みがあり、マヨネーズをつけて食べると本当に美味しい。タマネギが大きくなりはじめ、葉物野菜もふんだんにあるので、野菜不足は心配なし。

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今日、テレ朝のモーニングショーを見ていたら、ロシアでスターリン再評価の動きがあるというビックリするような話題を取り上げていました。新聞各紙も結構注目しています。東京新聞のニュースはこちら、産経新聞はこちら。随分古いが、ニューズウイーク誌もかつて取り上げていた。
大学時代、共産党の影響下にある団体の学生などのことを「スターリニスト」と呼んで批判していたのは、トロツキー主義者を中心とする学生たち。東京ではいざ知らず、東北の地にいた私から見ると、理論よりも実践で、すでにスターリン主義は問題にもならなかった。その立場から言えば、結局ロシアも深いところでスターリンの亡霊を後生大事に守ってきたのかなと、唖然とします。

学生時代の自治会を中心とした活動があったがゆえに、個人の尊厳を土台に、いかに人間の多様な可能性を伸ばし民主的な社会をつくるのかが、その後の教職の中でも中心的な関心事であり続けたのだと、今更ながら思うのです。もちろん、理念だけではなく、実践的な手続きの上でも、そのことを徹底すべきだということを様々な機会に学んできました。
そうした私自身の体験に照らして、スターリンの再評価という動きは、歴史に学ばず、同じ歴史の愚を繰り返すことに他ならないと思われます。

番組でも誰かが触れていましたが、この国で色濃く表れている歴史改ざんと修正の動きと、大差ないことに気がつかなければならない。
ロシアのウクライナ侵略の口実になっていたのは、ウクライナ東部州の一部で「独立国」をつくった親ロ派の要請によるもので、彼らに対するジェノサイドを阻止するというものでした。彼らを「弾圧」していたのはネオナチだから、どんな手段を講じても粉砕しなければならないという論理。

これは、満州国をでっち上げ、謀略的な手段を弄して中国全土に侵略を広げていった、かつての日本軍と極めて似ていることに容易に気がつきます。国内では言論統制を強め、共産党ばかりか自由主義的な個人・団体も含めて徹底した弾圧を行ったことも、ロシア内部で起きていることと相似形です。

このまま事態が推移し、歴史に学ばず、批判的な精神を失った状態でプーチン政権を支持する国民が多数でいるならば、国力でも知的水準でも、果てしない転落の道を歩んでいたのだということを、ロシア国民はそう遠くない時期に思い知ることになるだろう。

この国もまた、軍拡への衝動を強める一方で、経済、科学、技術などのレベルでは転落の一歩をたどり、遠からずアジアのさまざまな国に追い越され、途上国ならぬ老衰国となってしまいかねない。”国民”がそれだけの知的・倫理的水準の政治家しか生み出していないということの裏返しでもあり、当然といえば当然ですが・・・。

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いま、大町市の山沿いでサントリーが水工場の建設をしてますけど、そのサントリーが2017年から2019年の3年間、例の「桜を見る会」にタダで酒を提供していたと、先日の「しんぶん赤旗」がスクープ。
100円の万引きでも警察にしょっ引かれる庶民(私ではありませんが・・)の立場から言わせてもらうと、これは公職選挙法からみて完全にアウトでしょう。
東京新聞、信濃毎日新聞、中日なども相次いで報じており、ようやく朝日新聞が5月30日に報道、TBSニュースが5月31日にニュースにしていましたから、ようやく日本中の話題になってきた観があります。

「サントリー買うのをやめた」という人もネット上でかなり見かけるようにもなりましたから、もっと広がればいいですね。私は酒ではなくお茶程度の買い物しかして来ませんでしたから、不買運動の協力者にはなれませんが、買い物がサントリーであるかどうかはこれから気をつけて見ていくことにしましょう。