あずまクラブ(越前の守)です。正しい心の探究をします。

”人間は夢とロマンを持つから動物とは決定的に違う”から始めます。正しい心の探究です。

中国本土の報道は「香港の抗議活動は終わった」 真実はおろか事実すら知らされない中国人

2014-10-16 09:23:30 | 日記

ザ・リバティーweb  より

中国共産党が香港での抗議活動に関する情報統制を、かつてない規模で行っている。

 

中国の治安当局が、中国本土の知識人らを少なくとも50人以上拘束したことが明らかになった。拘束されたのは、いずれもインターネットで香港市民の活動を 支持していた人ばかり。このタイミングで言論統制をした背景には、中国共産党の第18期中央委員会第4回総会の開催を控えていることも挙げられている。 15日付産経新聞が報じた。

 

今回香港で起きたデモは、香港の行政長官を民主的な選挙で選べないことに対する中国共産党への抗議だが、それをそのまま中国国内で伝えるのは、共産党に とって都合が悪いようだ。そのため中国共産党は、「デモは外部勢力に扇動されたもの」と主張している。10日付「人民日報」は、米国が水面下で抗議デモを 支援していると批判。これに対し米国務省は12日、関与を完全否定した。

 

外国メディアへのけん制も始まっている。香港デモを取材していたドイツDie Zeit紙の中国人スタッフが身柄を拘束され、中国当局の許可を得ずに取材をしていたとして、13日、「社会秩序騒乱」容疑で逮捕された。中国外交部は 「国民として彼女は公安当局の『取り調べ』に協力するほかない」とコメントしている。

 

香港の抗議活動に関する中国本土での報道について、中国本土に住む米国人は、本誌に以下のようにコメントを寄せた。

「テレビでは、抗議する人がいた道にゴミが残されていたり、バリケードが撤去される様子や、空っぽになった道などを映して、デモが『終わった』かのように 報道しています。また、デモが終わって安堵の表情を浮かべている香港の人々の様子を流し、抗議活動の学生リーダーは二度と政治的な活動をしないと言ってい るとも報じています。

中国本土に住む人々の意見は、香港と完全に逆です。中国人は、中国が香港にたくさんのお金と支援を提供しているにもかかわらず、民衆は甘やかされて育った 子供のような無作法な振る舞いをしていると考えています。中国人の間では、香港での抗議活動は終わったとされているので、今後議論されることはないでしょ う」

 

中国共産党の情報操作により、中国人は香港で起きていることの真実はおろか、事実すら知ることができない状況になってしまっているようだ。

 

今回の香港デモに対する中国共産党の対応には、情報統制の強化で体制を維持しようとする意図が如実に表れている。裏を返せば、香港で起きていることの真実が自国民に知られることが、それだけ中国共産党にとって都合の悪いことであると言える。

 

中国がこれほどまでに真実を歪曲して報道するような国であることを、もっと多くの人が知る必要があるだろう。(飯)

 

【関連記事】

2014年11月号記事 中国バブルはなぜ潰れない!? 恐ろしい「習近平の経済学」- そもそも解説

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8463

 

2014年10月7日付本欄 中国が香港デモで過去最高水準の情報統制 統制で民主化運動は収まらない

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8536

 

2014年9月21日付本欄 中国で言論弾圧が強化 恒例の作家を拘束 相次ぐ弾圧に日本は声を挙げよ

http://the-liberty.com/article.php?item_id=8437

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【南シナ海情勢(3)】フィリピ... | トップ | 「日本に感謝しています」~... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事