天下御免○○に物申す さんより転載です。
民主党は何をやるにしても党がまとまらないようだ。オスプレイ配備で、言うだけ前原がドジョウ野田を見通しが甘いと批判している。
オスプレイ配備は米軍の旧式のヘリコプターの代わりに配備されるものだが、基地のある地方自治体の意向が政府より優先するというのでは、安全保障が成り立たない。
オスプレイは現在米海兵隊が使用するCH46輸送ヘリコプターの後継機で、速度、航続距離、運搬重量などが大幅に向上しているし、空中給油もできる。
沖縄に配備されれば、中国や北朝鮮への抑止となる。それが反対運動によって配備できないとなれば、どのようなメッセージを彼らに与えるかは自明だろう。
オスプレイ配備は米軍の旧式のヘリコプターの代わりに配備されるものだが、基地のある地方自治体の意向が政府より優先するというのでは、安全保障が成り立たない。
オスプレイは現在米海兵隊が使用するCH46輸送ヘリコプターの後継機で、速度、航続距離、運搬重量などが大幅に向上しているし、空中給油もできる。
沖縄に配備されれば、中国や北朝鮮への抑止となる。それが反対運動によって配備できないとなれば、どのようなメッセージを彼らに与えるかは自明だろう。
反対運動やテレビ報道を見ていると、オスプレイは必ず事故を起こすかのように喧伝されている。そこで事故率はというと、沖縄に配備されるのはMV22型 で、10万時間あたり1・93で、CV22という空軍の特殊仕様は13・47と高い。海兵隊所属のヘリを含む航空機の平均事故率は2・45だから、配備予定のMV22はそれより低い。
現行のヘリコプターは老朽化していくわけだから、事故率は上がるだろうし、新型の機種は改良が加えられていくわけだから、事故率は下がると考えられるのが普通だろう。
沖縄の海兵隊はルーピー鳩山ではないが、その存在の意義がわかったのではなかったのか。韓国の安全保障にも大きな役割を果たしているし、それはわが国の安全保障にもつながるものだ。
普天間基地は市街地にあるので危険だというが、辺野古への移設を認めないことは、危険の状態をそのままにして基地強化に反対するためではないかと疑念を感じる。基地移転に反対して基地を縛り付け、軍備強化をさせない理由に使う。これでは安全保障、国民の生活を考えているとはいえない。
中国は尖閣諸島を取りに来ている。その先には沖縄も視野に入れている。それには何も抗議しないで、防衛のためになると思われることには反対では、自分の首を絞めることになる。
もっとも米国がどこまで尖閣諸島を守るかは疑問もある。わが国が主体的に動かなければ協力は仰げないし、集団的自衛権の行使を認めないのでは対等な同盟関係とはならない。
わが国の安全保障を真剣に考えていくならば、核武装にまで議論する必要があるわけだが、そのようなところまでの議論はなされることがない。というよりも、拒否されて思考停止に陥る。
安全保障とエネルギー問題は、あらゆる可能性を考慮した議論が必要で、思考停止に陥ることが将来を危うくする。