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「北朝鮮は“無血開城”へ―米朝首脳会談はトランプ大統領の外交勝利!」江夏正敏の「闘魂一喝!」

2018-06-18 00:36:59 | 日記

理想国家日本の条件 さんより転載です。

2018年06月18日 00時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「北朝鮮は“無血開城”へ―米朝首脳会談はトランプ大統領の外交勝利!」
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先般、米朝首脳会談が行われました。その成果に関して、世間ではかなり懐疑的な意見が多く、
北朝鮮の金正恩委員長にトランプ大統領は騙されたという報道が大部分を占めていると言えるでしょう。
北朝鮮に対して、今まで最強硬派の幸福実現党は、この米朝首脳会談をトランプ外交の勝利と位置づけ、北朝鮮は無血開城へと動き出すと評価しています。
要するに、北朝鮮はアメリカとの模擬戦争で負けたということです。世界、東アジア、そして日本は、北朝鮮の開国に向けて準備をしなればなりません。
ただ、懸念されることは、北朝鮮内部で、軍部の巻き返しやクーデターが起こりかねないことです。
この点も、トランプ大統領は、金正恩委員長が非核化を実行するために絶妙なアシストをしています。
日本は、北朝鮮開国への準備をしつつ、北朝鮮軍部の暴走及び中国に備えるために、抑止力の強化を緩めてはいけないことは言うまでもありません

以下、その詳細を述べます。

●米朝首脳会談をアメリカ国民はどう見ているのか。
今回の米朝首脳会談をアメリカ側から見た場合、「戦争が回避され、安全を確保し、費用を出さずに済んだ」と見ているようです。
つまり、「北朝鮮の核ミサイルはアメリカには飛んでこない」「最近まで米朝戦争の可能性があったが回避された」
「非核化に向けての費用は、日本や韓国が負担し、アメリカは資金を出さなくてよい」。
このように、アメリカ・ファースト的に、成果は上々というところでしょうか。

●決裂していればゼロに戻るだけ。
もし、北朝鮮をハードに追い込んで決裂していれば、状況はゼロに戻るだけで、非核化への道筋は見えないままでした。
そして、戦争もいつでも起きる可能性がありました。ただ、今回の合意で、戦争に至らずに非核化の可能性が出てきました。
その意味では、トランプ大統領は着実に一歩を進めたと言えます。

●トランプ大統領の中国への締め上げが効いている。
今回、北朝鮮の金正恩委員長が会談のために、シンガポールまで出てきたのは、トランプ大統領による制裁の圧力がかなり効いているからです。
特に、いつも裏で北朝鮮を助けていた中国に対して、関税などで厳しく締め上げていることが効果的でした。
アメリカの貿易赤字を削減するために、中国は20兆円もの貿易黒字を削減されたら、中国経済が大打撃を受け、一帯一路戦略が難しくなり、覇権国家への道が絶たれます。
中国経済と北朝鮮存続を天秤にかけたら、北朝鮮の落城は致し方ないというところまで中国を追い込んでいるところが、トランプ大統領の凄いところです。
中国の後ろ盾を弱めることで、北朝鮮は食料や重油が入らなくなり、耐えられなくなってきたのです。

●金正恩委員長周辺の危機感。
言うまでもなく、北朝鮮は経済的にはかなり逼迫しており、国民の4割は栄養失調とも言われています。このままでは革命も起こり得るレベルです。
誰が見ても、戦争するまでもなく、すでに北朝鮮は敗れていることが分かります。
実際に金正恩委員長周辺は、アメリカと戦争をして自国民の多くが死に、国が崩壊し、自分たちも殺されるか亡命を強いられることを思えば、
核兵器を盾に対等の交渉をして、自国の存続を模索する道を選択するほうが得だと考えているのです。
ですから、金正恩委員長は、韓国と南北会談を行い、中国に飛び込み、そして、アメリカとも直接会いたいとして米朝首脳会談を行いました。
あまりにも困って、敵の懐に飛び込んだとも言えるでしょう。その間、ミサイル発射は、半年以上も止まっている状態です。

●北朝鮮は模擬戦争で負けたことを認識した。
つまり、トランプ大統領の出現によって、アメリカが北朝鮮を軍事攻撃する可能性が高まり、北朝鮮はかなりの危機感を抱きました。
そして、北朝鮮は現実にアメリカとの戦争を想定した場合、勝ち目がなく、すでに敗戦していると認識したのです。
北朝鮮の軍部はわかりませんが、金正恩委員長周辺はそう思っているはずで、でなければ、暗殺の危険を顧みず、シンガポールまで出向かないでしょう。

トランプ大統領だから話がまとまると期待。
窮地に陥った金正恩委員長周辺は、トランプ大統領に生き残りの可能性を見出しました。
トランプ大統領だったからこそ、北朝鮮側も「トップ会談が可能」と判断したのだと思います。
つまり、トランプ大統領はストレートで、即決が可能なリーダーシップと実行力があるので、懐に飛び込みやすく、交渉時間も短縮できるメリットも感じていたと思われます。

●核の除去で外堀を埋め、開国を迫るトランプ大統領。
そして、米朝首脳会談の結果、トランプ大統領は、まずは包括的に非核化の合意をして、外堀の部分を埋めています。
細かいところや最終的な詰めは、その後の事務方に任せています。
核兵器さえなくなれば、あとは通常兵器だけであり、それらは大規模な破壊と殺傷はできないので、致命的な影響力はなくなります。
ここが今回の会談の最大のポイントです。
そして、トランプ大統領は、北朝鮮にアメリカと互角の交渉を行っているという図式をつくってあげて、北朝鮮国内の抑えをやり易くし、開国を促しました。

●CVIDは現実的ではない―全部占領されなければ不可能。
世界のメディアや評論家は、CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)が必須条件としていました。
しかし、本当にそのCVIDを実行するとなれば、日本の終戦時のように、アメリカが北朝鮮を完全占領している状態でなければ無理でしょう。
それは、北朝鮮が主権国家ではなくなってしまうことを意味するので、到底、北朝鮮が飲める条件ではありません。
また、そこまで追い込めば、金正恩体制が一挙に崩壊することになり、その後は混乱し、収拾がつかなくなる可能性があります。
(トランプ大統領は、最初の一分間で金正恩委員長が、責任をもって非核化をする力や意欲があるかを見極めたのかもしれません)

●地下道にある核施設を一気に全部を潰すことは不可能。
また、アメリカは北朝鮮の核施設を把握していると思われるが、すべての情報を持っているわけではありません。
特に地下道にある核施設もかなり存在し、外からの攻撃だけでは全部は潰せません。
つまり、一気に全部を潰すことは不可能で、下手に攻撃をすると、北朝鮮が反撃をし、ソウルが火の海となって3000万人近い被害が出ることも予想されます。
このことをトランプ大統領は理解しているので、金正恩委員長本人の責任で、非核化を進める方向を選んだと思われます。

非核化は段階的に行うことが現実的。
実際には、米朝双方の要求を段階的に実行して、確認しつつ前に進むことが現実的です。
核関連のものをどれだけ廃棄すれば、どれだけ制裁が変化するのかを確認・同意しながら進めることになるでしょう。

体制保証の意味するもの―非核化の実行責任者としての役割。
また、トランプ大統領が、最初から北朝鮮の体制保証を約束したことに多くの批判がありますが、
その意味するものは、金正恩委員長に非核化の実行責任者としての役割を負わせたからです。
北朝鮮側も体制保証は口約束とわかっているので、実際に非核化を進めなければ「体制保証はない」と認識しているはずです。
もし、非核化を実行しなければ、経済制裁や共同軍事訓練、さらに軍事攻撃もあることを感じているでしょう。
トランプ大統領も実行責任者が不在であれば、交渉相手も定まらず、収拾がつかなくなることを避けたのではないでしょうか。

軍部を押さえつつ改革をするには、リーダーシップがいる。
特に注意すべきことは、非核化を実現する過程で、軍部などの保守派が反乱する可能性があることです。
強いリーダーシップがないと、軍部にクーデターを起こされる危険があるのです。
軍部独裁制になれば、もっと難しい状況になってします。

アメリカの体制保証には、軍部から守ってくれるという意味もある
また、トランプ大統領の体制保証には、金正恩委員長が非核化の実行責任者として、最後まで仕事を全うするまで、軍部から護ってあげるという意味も含まれていると思われます。
万一、クーデターが起こっても、アメリカは逃げ道をつくっておいて、受け入れてあげる用意がある(亡命)とのメッセージではないでしょうか。

●みじめにならないような配慮しつつ、経済的繁栄を提示。
さらに、トランプ大統領は、金正恩委員長が敗者として、みじめなスタイルにならないように配慮しつつ、シンガポールのような繁栄した国になることを選択するように提示しました。
「北朝鮮に新しい産業を起こして、経済的繁栄を実現する。アメリカの資本も、北朝鮮に進出して、発展を手助けし、北朝鮮の体制をサポートする」ことなども提案しているはずです。

●戦わずして勝つ。
このように、トランプ大統領は、
「金正恩委員長という独裁者が、実行責任者として非核化に取り組む方が、現実的で早く進む。それで成功すれば、戦争をせずに済む」と考えたと思われます。
孫子の兵法のように、戦わずして勝つことが最上の策。
砲火を交えないで、向こうの独裁者の手によって核兵器も除去させることができたら、それは一番スマートな勝ち方です。

日本も復興支援を考えるべき。
今まで、私たち幸福実現党は、北朝鮮に対して強硬な発言を多く行ってきましたが、平和裡にアジアの平和が一歩進むなら、それにこしたことはありません。
今必要なのは、変化の潮目を確実に捉えて、日本の行く末を正しく判断することだと考えます。
今回のトランプ大統領の交渉によって、東アジア情勢は激変する可能性が高いのです。
その波を日本はしっかりととらえなければなりません。間違っても孤立してはダメです。
朝鮮半島の発展のために、戦後日本を立て直したマーシャルプランのような復興支援を考えてもよいのではないでしょうか。

●北朝鮮の開国をサポートし、本丸の中国に備えるべし
今回の米朝首脳会談によって、トランプ大統領の外交が勝利しつつあります。ただ、非核化に向けた査察の徹底など、合意が適切に実行されているかの注視は必要です。
また、北朝鮮軍部の暴走による逆転が起こらないように、硬軟を織り交ぜながらの外交を行い、北朝鮮の無血開城に向けてサポートしなければなりません。
そして、東アジアの覇権を狙う中国に対して、備えを怠ってはいけません。
ともあれ、北朝鮮問題は、戦後処理に入ったという認識で判断しなければならない時期に入っており、日本はそれに乗り遅れないようにしなければならないということです。
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2、編集後記
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米朝首脳会談の様々な論評の中で、今回、幸福実現党が打ち出している見解は少数派だと思います。
私たちも米朝首脳会談の様子を報道で見ていて、「これはどうかな」と思っていたところもありました。
しかし、大川隆法党総裁より「北朝鮮は、アメリカとの戦争シミュレーション・ゲームで敗北したことを認めた」
「北朝鮮は『無血開城』に向けて動き出した」「世界は北朝鮮の開国に向けて準備をしなければならない」との示唆を受けました。
その筋で、米朝首脳会談を読み解くと、見えてくるものが今回のメルマガの内容です。
党員の皆様はもちろんのこと、政治家、官僚、報道関係者の皆様に、是非とも参考にしていただければ幸いです。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール 
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、政務調査会長。
http://enatsu-masatoshi.com/profile
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◆ 発行元 ◆
江夏正敏(幸福実現党・政務調査会長)

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幸福実現党  
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.115
2018年6月17日発行
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政務調査会長のオフィシャルブログ
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