あずきなライフ

身近出来事を写真を通して公開

夷隅川流域を考える

2015年12月04日 | 日記

大原の文化センターで「里山資本主義」という著書を書かれた藻谷浩介さんの講演会がありました

前半部では地域の活性化を考え活動されている方々のお話もありましたが

今回は藻谷さんについてのみ書かせてもらいます


藻谷さんのプロフィールには地域エコノミストとありました

日本政策投資銀行参事役を経て現在は日本総合研究所主席研究員

いつのデーターか分からないので今もその役に留まっているか分かりませんが

平成合併前、ほぼ私費で3200市町村、海外72カ国を回り、地域の特性を把握した上で地域振興や人口問題について研究しているそうです

著書の「里山資本主義」はお金に依存しない経済のあり方について書かれているということですが、まだ読んでいません・・


お話は声の強弱、高低、時折笑いも取り、テンポもよくって飽きませんでしたが

なかなかメモは取れませんでした(苦笑)

 

データーによる分析が並大抵ではなく説得力がありました

 ここで私は彼の言っていることを正確に書くことができません

ただ頭に残ったのが

一般に人というのはイメージや思い込みで行動するものだということ


夷隅川流域の市町村が決して何もない地域ではなく

むしろ世界有数の魚場があり、昔ながらの里山があり、しかも東京に近いということを

地元に住む人は気づいていない

いやむしろ「田舎で何もないし仕事も無い」と思っている人の多いこと

「里山には先祖が育んできた自然と共に生きるシステムがあり、そのルールを守っていると水と食料、それに幾ばくかの現金収入が手に入る。特に地域で共に住む人たちとの強い絆がある。都会であくせく働いているサラリーマンと比べ、里山暮らしの人のほうが、お金は無いけどはるかに豊かな生活を送っている」

そうそう

地域振興には地域の中でお金を回すのが大事だとも

つまり地元で買い物をすれば、回りまわって地域の活性化に繋がる


まあ、こんな話だったような気がしますが、興味のある方は本を買って読んでください


余談ですが

藻谷さんという方は毎年300回くらいの講演活動をされていて、全国を分刻みで移動されているそうです

今回も夜18時40分くらいから講演がスタートしましたが

大原駅に着いたのは18:15(たぶん)

会場に到着されても黙って席に着きデーター確認?

事前に主宰者に渡された注意事項には

どこから、どうやって会場に来るかは聞かないでほしい

事前に打ち合わせもしない、だからデーターなども送らないで

講演料はそちらの決めた金額でOK

注意事項に書いていないことは基本的には許可(写真撮影など)

などなど


この日は午前中は摩周湖にいて、飛行機で羽田に到着後、銀座で人に会ってきてからいすみ市に着いたと話されていました

そして20時台の特急で戻られるようでしたが、その10分前まで話をされていました

(でもたぶん特急には乗れなかったんじゃないかと・・)


講演の内容は別として

藻谷さんのものの考え方、時間の使い方に感銘を受けたことは確かです


この素晴らしい地域に住んでいる者として

微力ながらもこれからも地域発展を考え・・

あ、いかんいかん

私らしくもない

ただ

地域の応援として、買い物は地元で・・をモットーにして生きていくのみです!