安土街道 築城日誌 (安土らくらく倶楽部)

安土山下の日々と塚又商店主の日常・・・

自然を造る?

2015年02月01日 | 小旅行
☆2月1日の日曜日。

☆安土町の『常楽寺生産森林組合』の研修旅行に参加しました。

☆目的地は、淡路島の南部・南あわじ市の灘黒岩水仙郷です。参加者15名。朝7時半出発です。
 安土の街は積雪5センチで、名神高速も京都を過ぎるまでは、雪がチラついていましたが、
さすがに、明石海峡大橋を通過し淡路島に入るとすっかり青空。「南国」です。11時頃到着。

☆マイカー用の駐車場は満車で入場待ちの車の列ができていました。バスは海沿いの道路に特別に駐車させてもらえます。
☆入場料一人500円を払って「登山」です。園内には遊歩道がキレイに整備されています。
☆最上部の展望広場に向かって登り、その後、海に向かって下山用の遊歩道を下ります。
30分もあれば充分です。

☆パンフレットには、「標高608mの諭鶴羽山から海に続く45度の急斜面の一帯、約7haにわたって500万本もの野生の水仙が咲き誇り、多くの観覧者に感動を与えています。」とありますが、補足すると「今から約180年前、付近の漁民が海岸に流れ着いた球根を山に植えたのがだんだん繁殖して・・・」と看板に書いていました。

     (上の写真は、安土町総合支所前から見た常楽寺山西側です。)
☆ところで、何故、水仙見物が研修なのかと云いますと・・・、
私も所属する安土町常楽寺区の「常楽寺生産森林組合」が管理する常楽寺山(別名・竜石山)は、繖山から西に続く尾根です。

     (上の写真は、東海道新幹線から見た常楽寺山南斜面です。右手奥の山の上には観音正寺が見えます。)
☆「常楽寺生産森林組合」はその尾根の南側斜面が所有地となっています。
 (こういうのを「字持区有林」というのかな?)
☆昔は燃料用の木の需要や松茸などの山の幸も採れて、それなりに山の価値もあったでしょうが・・・、今では、焚き木の需要も無く、ほぼ荒れ放題で、春に筍が出てもイノシシや猿が先に食べている有様です。
☆そこで、その斜面に「水仙」など植えて繁殖させ・・・、上手くいけば、入場料をとって収益に出来ないだろうか・・・」と考えられその「先進地研修」という訳だったのです。
☆帰りの車中では、昼食のでウトウト気持ち良かったのですが・・・、一人ずつ「本日の感想と今後の組合活動について意見を述べて下さい」と何とも日帰り研修旅行でした

☆ところでその前の日曜日、1月25日。
 近江八幡市北の庄町に、先日オープンした、たねやさんの『ラ・コリーナ近江八幡』に行ってきました。
 以前は、「近江八幡厚生年金休暇センター?」があったところです。

☆完成したのは、全施設の内、「メインショップ・草屋根」と云われる販売所と広い駐車場だけなのですが・・・、朝の9時半、広い駐車場にはドンドンと車が入ってきます。観光バスも2台
☆メインショップは、八幡山を背景に建つピラミッドのような建物で、その屋根は全て芝生で覆われています(設計は建築家の藤森照信さん。)
☆芝がドンドン伸びたら、芝刈り、大変だろう・・・と、後日、「事情通」に尋ねると・・・、そのまま「ほったらかし」だそうです。
・・・どうやら・・・「背景の八幡山から敷地の東側に続く水郷までを緑の丘でつなぐイメージなのらしいです
☆真さに「ランドスケープ」ですね。「自然を造る」のですね。


☆「草屋根」の中に入ると、人人人。出来たてバームクーヘンには長~い行列・・・。列の後ろで待つ人も前方で何が売っているのかも解らない状態です

☆その場で作られ、すぐに食べられる「生どらやき」には、たまたま行列が無かったので買い求めました

☆2階の喫茶でコーヒーを飲むつもりで来店したのですが、こちらも順番待ちだったので断念しました。
☆あるショーケースの上に、『ラ・コリーナ2014年・第4号』と云う冊子が積んであり、貰っても良かったので、頂戴して帰りました。

☆内容は、前半は、北の庄の風土を紹介する写真集で、後半はスタッフ紹介でした。
、おっと知っているヒトの名前を発見
☆「重野国彦」さんは、安土町出身のご近所さんですが、今回、このラ・コリーナの造園を担当されているのですね
 現在は、北海道在住なのに、行き来、大変ですね。
  これは素晴らしいですね
   今後の当地のランドスケープデザインを期待しています
    でわまた。