あやめな日々 in OSAKA

広島女学院同窓会大阪支部の活動をゆる~く報告&プライベートを気ままにひとりごと

手術をしないという選択をしましたが…

2012-09-02 16:35:29 | 日々の思い

またまた広島に帰らなくてはならなくなり、このブログも留守にしていました。

父の容態が急変し、入院したのです。

今は、落ち着いて回復傾向なので、大阪に戻ってきました。

 

父は、2年半前に腸に癌があることがわかったのですが、

その時すでに、84歳で少し認知症があり体力もあるとは言いがたいので、

全身麻酔をしたため例えば、認知症がかなり進むとか、そのまま寝たきりになるとか、

そういったリスクを避ける方を選ぼうと、

悩んだ末に、開腹手術もそして積極的治療もしないと決めました。

そのような決断をする方も結構いらっしゃると、その時知りました。

 

そう決断した後は、父の為、介護をするだろう母の為に最善の選択だったと思いました。

父も母も、いつもと変わらぬ生活に幸せをかみしめ、よかったと喜んでいました。

2年半が過ぎました。

 

父はこの夏、急に体力が落ち、癌が転移していることがわかりました。

どんどん衰弱していく父を見て、

あの決断は正しかったのか?

気持ちが大きく揺らいでいます。

申し訳なさで胸が締め付けられるようでした。

なんで、手術して治療しなかったんだろう。

 

しかし、前向きに超がつく母は、気弱になった私に、

「2年半楽しかったことを忘れて、そんなこと言ったらだめよ。

毎日よかったねって言って過ごしてたんだから。

うれしかったよ、決めてくれて。」

 

あー、やっぱり、母は強し。

 

幸いなことに、認知症が進んでいる為か、個人差があるからか、

父には痛みがありません。

しかも、もう歩いてトイレに行き(もちろん部屋は間違えますが)、ごはんも完食。

この生命力には脱帽です。

 

根性無しの私は、これからも悩むと思いますが、

来るべき日まで、変わらぬ日常を送ろうと決めました。

 

それではまた~

 

 

 

コメント (2)
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