・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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厚みの力

2011年10月15日 | つぶやきの壺焼

厚みは力になる。
面の皮の厚みもそうだ。

厚顔大人の国がある。その国では、国際法に従うことは常識の仲間入りをしていないらしい。
外交の場でそれを指摘されても、知らん顔のふりをして通す。
その手あの手で、プロパガンダも100回続けば真実になる。力まかせである。

そこでは、有能とは、役得や賄賂を稼ぎ出す能力を表す言葉になっている。
友はおごり合いによって結ばれ、信じられるのは金と天のみ、夫妻間はもとより不信、貧者を救う同情心はまったく持たれない。
怨念の爆発を革命と呼び、それが力の発揮とされる。

その力の本殿に向かって、尻尾をふりふり近づいていく非力な者もいる。訪問の手土産に面の皮をさらに厚く塗りたてるのを手伝ってくる。

地球も、面の皮が厚くなりすぎると、内皮のところで皺取りがうまくいかなくなったり、ほてったりして、大いに迷惑なことが起きる。

暴力とは、制御能を失った力のこと、さて、この力、次はどこにどう現れるのだろうか。



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