うぐいすの声は窓の外に聞こえますが、ひばりは畑地に出ないと聞けません。
ひばりの声は散歩のときに聞くぐらいでちょうどよさそうです。
一昨日電車で前の座席に二人連れのおばさんが座りました。
楽しそうに話を始めましたが、一人の方の調子がだんだん上がってきて、声も透き通るように高くなり、ひばりの囀りに似てくるのです。
すぐ乗り換え駅だったので助かりました。
乗り換えてから発車間際に、またその二人連れが入ってきます。
座ったのが私のすぐ横、空いていたので一人分の間隔はあいていますが、これはたまりません。
こんどは乗換えでなく座席移動しか遠ざかる方法はありません。
少し離れた別の席に座りなおしました。
物理学の法則は確かで効果はあらたか、ひばりの声も散歩で聞くぐらいに遠くなりました。
ところが、引越し先の左斜め前に、また二人のおばさんが座っています。
やはり始まりました。
しかしこちらは、はとの問答のようにごく静かで、耳障りにはなりません。
やれやれ。
降りる前に、ふとひばりさんの座っていた席のほうを見ると、もうその姿はありません。
ああ、あそこで降りたかな、二人連れの降りそうな駅は過ぎていたのでした。
ひばりを近くで見たことはありませんが、ずんぐり姿の想像とは違い、写真で見ると、こんなに細長かったのかと驚きます。
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