・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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縛られた縄を振り解こう:13 悪法

2019年10月06日 | つぶやきの壺焼

香港のデモ制圧に覆面禁止条例が出されました。
デモに参加するなら堂々と、という言い分は聞こえはよいのですが、参加者の個人が特定されれば、一族がとんでもない迫害を被り、日常生活が成り立たなくなるおそれが十分にあります。

デモは多数意見の表明手段で、参加者が顔を見せる見せないは個々人の自由選択でよいことです。
制圧したい側の人の都合のみで覆面を法で禁止するのは、まさに片手落ちなのです。

法や条例と呼んでおけば、制定の意図、手続き、予想される結果に正当性が認められなくても従わなければならないというのは、おかしな話です。
「悪法もまた法なり」というソクラテスの言葉は、それだけを取り出せば、追い詰められた自害前の捨て台詞で、箴言とするに足らないものに聞こえてしまいます。
「悪法もまた法、ただし改めなければならない法である。戒めのためあえて毒杯をあおる」ぐらいのことは書いておいてほしかったとも思うのですが、「悪法もまた法なり」という訳文自体が怪しいという説もあります。

ともあれ悪法の制定は、世のため人のためになりません。
悪法の温存放置は、法治国家の恥辱でしかありません。

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