・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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後世での最大難物:29 無理由

2021年02月21日 | つぶやきの壺焼

普通でないものごとが起きると、すぐに理由を聞きたがる。
理由の検討段階では、考えられる原因をすべて列挙して、そのなかから真の理由を探り出そうとする。
真の理由が見出しにくかったり、その理由を公表したくなかったりすると、時間がかかって、早くすぐにと責められる。
そこで「待て」の言葉が出しにくくなれば、検討の際に出された要因から、もっともらしく聞こえそうなものを取り出して、「これが原因です」と言ってしまう。

責める側では、原因と対策を確かめたいという気持ちがもともとあるわけでもなく、ただ騒ぎまくりたい、耳目を集めたいという気持ちなので、それが静まってしまえば、その話は持ち出されなくなる。

騒ぎが収まると検討の意欲も萎え、真の原因が確かめられず、そうなれば効果のある対策も打てるはずがなく、問題はしりすぼみあるいは棚上げ状態となる。
そしていつの日か、また普通でないものごとが繰り返される。

事象の原因が制度の欠陥にある場合は、研究機関の課題が残るだけで、政府が横を向いてしまえばいつまでも解決は見られない。

こうして子々孫々には欠陥制度がずるずると引き継がれていく。
さながらゴミ屋敷のようにもなる行政制度群を、理由なく放置して、それでよいのか。

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