先憂後楽という北宋の政治家范仲淹のことばがあります。
為政者は、常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむよう心得よということです。
いま日本では、為政者らしい人の数は激減し、政治家風であるだけの勤め人が増えてしまいました。
勤め人は、勤めることによって生活を支えます。
政治家風の勤め人は、歳費と呼ばれる活動資金を生活の支えにし、それをできるだけ長く貰い続けられるよう、議席の名札がなくならないよう勤めに励みます。
なかには、歳費は国から支給されるのに、支給元の国を壊そうとする変な勤め人もいます。
常に労に先立って席のことを心配し、席の安定を確かめた後に自分が楽しめるように勤めるという、なんとも前後不確な活動信条をお持ちの方が多いようにみえます。
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