・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

ほどほどのよさが材料名に

2014年12月05日 | つぶやきの壺焼

MDF(Medium Density Fiberboard)という合成材があります。
100円ショップで見つけました。
30センチ×40センチ、厚さは6ミリ、ベニヤ板より安くて丈夫そうです。
机の引き出しを開けてこの板を置くと、すぐにサイドテーブルになります。

MDFは、木材を繊維状に砕き、固形剤を配合して中密度に成型した繊維板です。
強く、反りにくく、ねじれにくく、加工しやすく、節も木目もなく、表面がなめらかという、いいとこづくめの性質の根源は、中密度にあるようです。
密度が高すぎれば加工しにくくなり、低すぎれば弱くなる、ほどほどがよいのです。


人間の欲望の走り方は、ほどほどを越すと加速度を増します。
世の中の景気という、空気のような目に見えないものをグラフに仕立てて喜んでいても、折れ線グラフはどこかで折れます。
生活に役立つものを何でも作り終えてしまった今では、前世紀の出来事のように、所得倍増などということは起こりえません。
スポース選手の年俸が倍になっても、それは才能と努力と運勢との共振がその人にもたらした偶然の現象でしかありません。

◇ 暮らしやすくて安心
◇ 嬉しさいっぱいの不安
◇ 多少不自由でも不安がない
◇ 暮らしにくくて不安は絶えない

どれがいいと言ってみても、万民が望めることではありませんが、景気だけ上を向けばそれでよいとも言えないことは確かでしょう。

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