短縮語というよりローマ字記号と言ったほうがよさそうですが、そう呼ぶ人はいません。
なぜでしょう、長いからです。
会社名、団体名、専門用語にはローマ字記号がもともと多く用いられていますが、KYなど、状況表現に使われだしたのはごく最近のことです。
皆がせせこましく動き回り、話すことも忙しそうにするようになって、忙しいのがあたりまえのようになってきました。
「お忙しいですか」に挨拶の意味もなくなったようです。
みなの気持のせかせかを、せかしているのは電子会話具です。
瞬時に届く電子メールは、送信から着信までの時間を猛烈に早くしてくれました。
伝播時間が短縮された分、その前後も中間もゆっくりできるという勘定を、どういうわけか人間はしません。
伝わるのが早ければ書くのも早くしなければという、強迫観念がついてくるのでしょうか。
メール文の書き込みの早さは文字数に反比例しますから、文字数を少なくしようと、相談したわけでもなく記号化がすすみます。
Webで調べれば知らない記号の意味も使い方もわかりますから、巧くなくても使いやすければ慣用までに期間はいりません。記号の決まり方もせかせか、相談などされないのです。
テレビCMなどで無理やり認めさせようというのも現れます。なかにはあまり冴えないのもあります。
YDKというのがありました。
「やればできる子」だというのですが、「やってもできない子」も同じ記号が使えます。
「やっぱりだめな子」「やんちゃ だだっこ きらわれる」悪いほうの言葉は早く思いつきます。
「やっぱ どんどん きたなくなる」
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