10人ぐらい集まっていたある場所で「テレビは半分ウソです」と言ったら、みなさん驚いたように顔を見合わせていました。
妄度係数というものがあるとすれば、そこに集まった皆さんのテレビに対する妄度係数は80~90に達していたのではないかと思います。
ニュース、ワイドショウ、輸入ドラマ、さまざまな場面でウソをホントらしく見せて楽しませ、公共性というぬいぐるみをかぶって安心させていれば、妄度係数を徐々に上げていくことができます。
これが95を超えると、視聴者が我に返る機会を失う、極めて危険な状態が訪れます。
くわばらくわばら。