人間以外の動物は、言葉で共同を約束することはしません。
ことによると、人間にはわからない情報伝達をしているかもしれないので、"言葉で"ではなく、"書面で"あるいは"文字を使って"としたほうがよいでしょう。
人間は、条約、あるいは共同宣言などといって、約束ごとを文字であらわし、それが永久不滅のものと安心を得たがります。
けれども、それぞれに生きるという最も自然なことでは飽き足らず、ありのままをどこかで捻じ曲げてしまった約束ごとには、必ず無理なところができます。
相手の迷惑なことに気づかない押し付けは、共同の失敗を招きます。
人間は共同を万能なものと妄信することで成長を阻まれました。