・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

くもの巣から雲へ

2010年08月03日 | なんだいまあ(何だこりゃが念仏になった)
ネット・ネットと巣を張りめぐらしただけではもの足らず、雲のかなたまで手の届くようにしようというのか、クラウドコンピューティングというサービス形態があらわれた。

いままでのように、データをそれぞれ自分の手元に保管しておいて出し入れや交換をするのでなく、雲の中に投げ込んでおけば、整理、蓄積、管理をやってくれる。
料金がかかるのは当たり前だが、ユーザーは出し入れ口の道具さえあればよいらしい。

データを預けて手間がかからないのはよいけれど、雲の向こうではどんなことが行われていようと関知する手立てはない。雲の中で雷が暴れだしたり、雲そのものが消えてしまわないという保証もない。

私らのように、持っているデータがちっぽけなパソコンに収まる程度の量では、どんな具合か試して見るわけにもいかない。
大型精米機の性能を確かめたいと、5キロの袋に玄米を入れ、こんにちはと訪ねて行っても相手にしてくれないだろう。

こんなことを考えていたら、パソコンのデータより、青雲のけむりにお世話になる日が近づいてくる己が身の始末は用意ができているのかと、雲のかなたから声が聞こえてきた。