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(旧:アヴァンの物語の館)ギリシア神話的世界観で人魚ナオミとヴァンパイアのマクミラが魔性たちと戦うファンタジー的SF小説

「メリダとおそろしの森」を見ました!

2012-12-01 09:51:32 | 私が作家・芸術家・芸人
 語り部のアヴァンです!

 フロリダ行きの飛行機の中で、「メリダとおそろしの森」(原題:Brave) を見ました。ピクサー/ディズニー初の人間の女性を主人公にした作品です。スコットランドの王女メリダが、王家のしきたりに嫌気がさしていた王女メリダは、不思議な鬼火に導かれて精霊の森の奥深くに張り込みます。魔女に「自分の運命を変えてほしい」とメリダは頼み込んだ結果、人間が森の魔法を使うタブーをおかすことになります。

     

 ディズニーのアニメと言うと、かつては白人のうら若き女性が王子様に苦境を救われてハッピーエンディングというお決まりのストーリーで、白人優位性や男女のステレオタイプを助長しているとの批判も強かった時代があります。
 しかし、アメリカ国内の多元文化主義の高まりなどもあって、90年代に入ると「ムーラン」(1998年)「ポカホンタス」(1994年)「ノートルダムの鐘」(1996年)「アトランティス 失われた帝国」(2001年)など、非白人を主人公とした作品が作られるようになります。さらに、「魔法にかけられて」(2007年)になると、自立してこれまでのお姫様映画自体のパロディーのような筋立てになります。「メリダとおそろしの森」でも、草食系(?)の情けない王子が出て来たり、強い女性の主人公が描かれています。
 映画批評には、ジャンル分析という方法論がありますが、時代ごとのディズニー映画の共通項を見ているとおもしろいかも?


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