笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

ミカサカップ1日目終わる

2009-06-20 22:04:37 | Weblog
 ミカサカップの1日目が終わった。結果は、準々決勝進出。明日は、前大会で苦杯をなめたチームと対戦する。リベンジということだが、相手は第2シードのチーム。しかし、今のチームにとって、相手がどうであれ、自分たちのバレーボールができるかどうか、練習でやっていることができるかどうかだと思っている。

 きょうは、試合前に子供たちに体の緊張を解くことを行った。心を落ち着けるという目的である。まずみんなで手をつないで、鼻からたっぷり息を吸って止めて、ゆっくり息を吐くことから始めて、額やあご、肩、腹筋、足先、肛門を意識して、息を吸って吐くことをさせた。子供たちはくすくす笑いながら、自然とほぐれていったように思う。この呼吸法を今回の試合ではセット間やタイムのときにもさせてみた。
 それから、気持ちをリラックスするカードを見て、気持ちを落ち着かせることもさせた。邪念を捨ててもらうことが目的である。

 きょうの私の目標は、子供たちが気持ちよくバレーができること、笑顔でバレーができることである。そのために、いちいち細かいことやミスを指摘するような言葉は決して言わないことにした。ミスを指摘するような言葉はかえって気持ちを委縮させ、邪念を入れることになると思ったからだ。できないところはまた練習をすればいいのだ。できないことをさせようと思ってもその場でできるものではない。だったら、できることをできるようにさせてあげるのが監督の役割だと思っている。だから、子供たちの持っているパフォーマンスを最大限引き出すための雰囲気を作り出そうと思った。そのためには邪念をもたせるような言葉だけは慎みたいと思った。だから、コーチが横で子供たちにはっぱをかける言葉にも「きょうはそういうの言葉はいいですよ」と伝えた。

 きょうは、登録メンバー10人を全員出すことができた。それぞれが自分のもっている力を出せたのではないかと思っている。5年生もとてもいい表情でプレーしていた。試合の結果より、自分たちが練習でやっていることがそのまま出せたことが収穫である。明日もきょうの雰囲気で気負うことなく、平常心で戦ってほしいと思う。日々努力。
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明日は笑顔で

2009-06-19 23:13:33 | Weblog
 明日は、ミカサカップという大会が行われる。前回の全日本の予選での子供たちの動きを見て、技術面と精神面でやらなければならないことを練習してきた。前大会後、運動会や修学旅行などがあり、まだまだ基本的な姿勢や動きなどが定着してきているとはいえない。それでも、現時点で私も子供たちも何をしなければならないのかはわかってきている。後は、できるようになるかどうかである。全くできないわけではない。できるときとできないときがある。それが今の現状である。
 きのう、ある子の反省ノートを書いているときに、75点でいいよと書いた。100点満点でなくてもいいから、75点くらいのほどほど加減がいいのではないかと思っている。子供たちはまじめである。まじめすぎるくらいである。だから、よけいなことを考えてしまう。がんばらばければ、しっかりやらなければということなど。
 きょうの練習で、「平常心」でリラックス、「無心」で集中、そして「目標」は具体的に定めようと話した。
明日は、笑顔でバレーができるよう子供たちをコートに送り出したい。日々努力。
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平常心

2009-06-18 22:31:47 | Weblog
 先日の練習試合の反省ノートを子供たちは今週の月曜日に提出してくれた。練習試合後、私からは何も言わなかったが、子供たちはしっかり反省をしていた。習慣として身につきつつあるのかなと思う。
 反省の中には、質問を書いている子もいる。「予測をするときどこを見て予測すればいいですか?」とか、「前のボールをどうとったらいいですか?」「速いサーブを打つためにはどうしたらいですか?」などである。こういった質問には私がわかる範囲でていねいに書いている。また、書く前に練習の中ですでにやっていることもある。子供たちには、どんどん質問してくるように言っている。わからないことがわかる、できないことができることは成長のためには必要なことだと思う。わからないことをわからないままでいると、土壇場でごまかしがきかないのではないかと思う。
 子供たちにノートを書いていると、自分でも思わぬ発見があることに気づいた。それは、例えば、サーブを打つときにある子は、「肝心なときにミスをしたので強気で打ちたいと思います」と書いていた。それに対して、私はたぶんよけいな力が入っているから、強気で打とうと思わないこと。肝心なときほど、練習のときに打っているいつもの気持ちで打つこと。平常心で打つこと。そして、ねらいも一ヶ所を集中して打つのではなく、広い範囲をねらうようにすること。以上のようなことを書いた。大事な場面になればなるほど、緊張して、しっかりとか確実にとか、がんばろうとか、どこか平常心でいられなくなる。 
 サッカーの日本代表の岡田監督が、先日のワールドカップ予選突破のときに「平常心」ということがキーワードだったようだ。また、メジャーリーグのイチロー選手は、4年連続出場を果たしたオールスター戦で二塁打を放った試合後のインタビューで「打席に立つ時の気持ちは公式戦と変わりません。打席に立って満足するような選手は、クビですよ。」と語ったそうである。

 今の子供たちは、いくら練習でいい動きをしていても、試合になると力を出せないことが多い。それは、スキルの未熟さにも問題はあるだろうが、平常心でいられなくなっていることも要因としてあるように思う。また、無心で動けるか、自然に動けるかということもあると思う。ここのところメンタルトレーニングについて、いろいろと学習を深めていると新たな角度で子供たちを見ることができそうである。日々努力。
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反省

2009-06-17 23:12:31 | Weblog
 何ときょうはうれしいことがあった。私は、「TEAM自然体研究会」のMLのメンバーに加えてもらっている。きょうそのMLを開くと、草野先生がこのブログに出会ったことを書いてくださっていた。ブログを始めて、こんなうれしいことはなかった。誰かに発信するというよりは、自分の指導を反省したり、子供たちのことを客観的に振り返ったり、見つめたりするきっかけになればと思って続けてきた。こんな稚拙なブログでもたくさんの、そしていろいろな方々が見ていただいていることに感謝である。

草野先生からは
「とにかく真摯に子供と正面から向き合っておられるのを感じました。これからも、目先の雑音に惑わされず、お天道さんから応援してもらえるように頑張ってください。」というお褒めと激励の言葉をいただいた。

 昨日から6年生は1泊2日の修学旅行に行っているため、きょうの練習は5年生と3年生の6人で練習を行った。私が体育館に行くのが遅くなってしまい、あまり満足した練習はできなかった。モーションバランストレーニングをやってから、オーバーやアンダーなどの練習をした。しかし、明らかに私の準備不足だった。いつもやっている練習ではなく、6年生以外の子たちだけを教えるなら、もっと段階的にメニューを組み立てていかなければならないのに、深まりのないいつも通りの練習になってしまった。今後は、特に3年生の子たちがもっとバレーボールが好きになり、上達していくためのメニューやかかわりをしていかなければならないと感じた。
 まだまだ指導者として、未熟であることを思い知らされた練習であった。常に日々努力。
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全体会議

2009-06-16 22:49:35 | Weblog
 きのうは、後援会主催の第3回目の全体会議が練習後に開かれた。
 内容は、会計経過報告、今度の土日に行われる大会の日程や配車などの確認など、そして少年団活動近況報告と大会に向けて、指導者から一言と今後の大会日程などであった。
 私から、練習で取り組んでいる重点を話した。一つは、スプリットステップをするということ、他に背中にアーチをつくること、半身で動く・ボールに正対する、速い攻撃でリズムをつくることなどを話した。どれもこのブログで書いているような内容である。私がただ練習をしているのではなく、目的をもって子供たちに指導しているということを保護者の方達にも知ってほしいという願いや試合を観る観点にもなるだろうと思っている。また、背中にアーチをつくるということでは、ふだんは背中を丸めて生活していることが多いと思うので、家庭でも意識してほしいということも話した。
 後半は、前回大会の個人の成績と先日の練習試合の個人成績を載せたプリントを見ながら話をした。サーブ・アタック・レセプションの成功率、得点率、失点率、効果率などを出したもので、具体的に一人ひとりはどうがんばればいいかという目安になればと思っている。
 前回、今回とこういう会議で話すことは、自分自身もどういうことをねらって練習をしているのか、どういうチームをつくっていきたいのかということを考えるきっかけを与えてもらっていると考えている。
 そして、何より私は指導者と後援会と子供たちが一つのチームにだんだんなっていっているのではないかと思う。本当にいいチームになってほしいと思う。日々努力。
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おさらい

2009-06-15 23:01:44 | Weblog
 きょうは改めて、骨盤前傾の姿勢について、DVDを見て確認をした。骨盤の後ろを親指で触って自分の身体のどこを触れば骨盤が前傾になっているかどうかを確認した。
 それというのも、先日の練習試合はあまりにも姿勢が崩れてレシーブをしている場面が多かった。相手のサーブやアタックも勢いがあり、反応するだけで精一杯だったのかもしれない。やはり、基本の姿勢や動きがいつでも、どこでも自然にできることが大切なのだと痛感した。
 そこで、もう一度おさらいをした上で、更なるレシーブの強化をした。腰の下のボール、一歩前のボールを骨盤を前傾してとってから、前に突っ込むということを練習した。この動きで骨盤が後傾しているか、前傾しているかがすぐにわかる。後傾している子は、いわゆる「うんこ座り(適切な表現ができてなくてすみません)」になってしまうため、前に突っ込めないことが多かった。後傾のできている子は、ボールを上げてから、カエルのように飛び込んでいた。しかし、後傾している子も徐々にコツをつかむと、カエルのように突っ込むことができるようになってきた。そして、できるとみんなでハイタッチをして盛り上がって喜んでいた。今まで、突っ込め!とか、前に動け!など抽象的な言葉だけで子供たちを動かしていたが、動き方を教えることで、子供たちは技術を獲得できることがわかった。そして、本当はこういう練習をもっとするべきだと感じた。
 まだまだいろいろな場面に応用することは難しいけれども、「できないことができる」ということは、子供たちはもちろん達成感があるし、指導者としても充実感がある。これからも、基本の動きに重点を置いて、子供たちとできた喜びを共有しながら、練習を積み重ねていきたいと思う。日々努力。
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脳への刺激

2009-06-14 22:59:22 | Weblog
 きのうの練習試合で気がついたことがあった。それは、レフトの子に「ブロックアウトをねらって」とアドバイスしたら、直後に素晴らしいブロックアウトをしていた。その後は、そのことを言わなかったので、その子もやらなかった。子供たちは言われたことをしようとするんだなと改めて感じた。
 ということは、プラスの言葉、アドバイスもマイナスの言葉や指示も全て受け入れてしまうということなのかもしれない。

 例えば、野球でコーチがピッチャーに「内角高めは絶対投げてはいけない」と言ったところ直後に、内角高めにボールがいってしまい、ヒットを打たれたということがよくあるそうだ。どうやら脳には、内角高めがインプットされてしまうようで、投げてはいけないと思えば思うほどいってしまうようである。つまり「外角低めを投げる」ということを脳にインプットした場合、コントロールがいいピッチャーであれば、まず内角高めにはいかないだろうと思われる。それくらい、脳には目標設定というのが正確に働くということなのかもしれない。

 指導者が子供たちにかけている言葉はとても大事なんだと本当に思う。それも具体的に言葉をかけることが大切なんだと思う。今の子供たちは、言われなければできないことが多いが、脳にいい刺激、イメージを与える続けることが大切だと思う。日々努力。
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実践はごまかしが効かない

2009-06-13 22:17:26 | Weblog
 きょうは北北海道大会に出るチームと練習試合をさせてもらった。出るチームと出られないチームとの差がはっきりとしていた。守りと攻撃の切り替えの速さ、攻撃の決定率の高さ、サーブレシーブの返球率の高さ、そしてサーブの安定感と鋭さなど、見習う点が多かった。
 うちのチームは、けが人がいるためポジション変更をして臨まなければならなかった。そういう点で、実践練習でどれだけ適応できるかというのが大きな目的だった。課題がはっきりしたことは確かである。予測すること、ボールに対する正対するための動きが遅いこと、そして何より背中が丸まってレシーブしていることが多かった。練習では、ある程度できていても実践練習ではごまかしが効かない。自分の弱さ、未熟さがあからさまに出るものだと改めて感じた。
 攻撃の方は、レベルの高いチーム相手だけに簡単には決まらないことが多く、なかなかリズムに乗れなかった。そこを何とか粘り強く攻撃をしていかなければならないが、返すのがやっとという感じで攻めるアタックにはなっていなかった。しかし、ほんの少しいい形で打てるようになってきたことは明るい兆しである。いわゆる効果率【(決定率-失点率)÷打数】をあげれば、いい試合にはなるかもしれない。

 もう一度、基本の姿勢、基本の動きを確認し、徹底させる必要がある。そして、アタックの決定率、サーブの成功率、サーブレシーブの成功率を高め、失点率を低くするように日々の練習の中で具体的に目標を達成できるように意識させたい。日々努力。
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短期目標、中期目標、長期目標

2009-06-12 21:33:26 | Weblog
 昨日の練習で気がついたことがあった。それは、サーブ練習でいつものように2本連続を入れる練習でペナルティとしてミスをした人の数×50回のなわとびをみんなで跳んでいる。そのなわとびを跳ぶことが惰性で跳んでいるように感じた。私のねらいとずれていることを感じたので子供たちを集めて、そのことを直接言うのではなく、「自分は何のためにバレーボールをしているのか」というテーマで考えてもらった。
 子供たちからは、「体力作り」「運動神経を良くするため」「判断力を高めるため」「自分たちが立てた目標を達成するため」「バレーが好きだから」「もっと上手になりたいから」「いろいろなチームと交流をしたい」など様々であった。その後に、なぜ2本連続をした後になわとびをするのかも考えてもらった。私のねらいとすることを書いている子もいた。
 私は、何のために練習をしてるのかを常に考えて練習をすることを伝えたかった。なわとびをすることが当たり前になっているようでは、みんなでなわとびをしている意味がない気がした。一つ一つのメニューで自分のがんばることを具体的にすることを話した。

 きょうは、サーブ練習でも2本連続でペナルティを行わなかった。それよりも気がついたことがあった。それは、いつも同じ場所で打って入ったり、入らなかったりする子がいた。そうかと思えば、いろいろなところから積極的に打っている子もいる。子供たちは日々成長しているので、力のいれ具合も日々変わってきていると思う。それなのに打つ場所などの工夫がないまま打っている。そこで、エンドラインから、1メートル、2メートル、3メートルなど前後や左右の立つ位置を変えて打ってごらんと伝えた。そういうことを繰り返すうちにきょうはどこから打つのが適しているかを考えてほしいと伝えた。
 子供たちは、どうしても言われたことをやろうとする。それは、間違ってはいないと思う。しかし、それでは一つ一つ言わなければできない人間になってしまう。そうではなく、バレーボールを通して、考える力をつけてほしいと思っている。そのためには、私も含めて周りの大人が考えるきっかけをつくることと口やかましく言わないことも必要だと思う。
 草野塾頭が、「指導者の人間学」の本の中で「アドバイスのタイミング」について書いている。「いま一歩のところでモタモタしているときにこそヒントを与えなさい」「うまく言えないで、もどかしがっているときこそ助けてあげなさい」というのがあるそうだ。待つだけでもいけないし、焦ってもいけない。タイミングである。私もついついあーだ、こーだと言ってしまう。慎まなければならない点である。
 大会を目前に控えているが、子供たちの今ではなく、3ヶ月先、半年先を見据えた指導を心がけなければ、今やらなければならないことがおろそかになり、結果的に足下をすくわれるように感じがしてならない。指導者にも具体的な短期目標、中期目標、長期目標が必要であると感じる。日々努力。
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うれしい出来事

2009-06-10 23:36:24 | Weblog
 久しぶりの練習である。運動会が延びたためにきょうが振替休業日。子供たちは、運動会疲れも残っているだろうと思い、前半はストレッチなどのメニューを多く取り入れた。今までもやったことのあるものばかりだが、キャーキャー言いながら楽しく体を伸ばしていた。3年生も一緒にやっているが、すでに見本通りの動きをしているのにはびっくりである。小さい頃から、こういう運動をやっておくことが将来につながるように感じる。
 きょうは、速いバレーを実践するために正三角形を崩さずにアンダーレシーブを速く、続けることをさせてみた。要領をつかむとわりと速くやっているグループもあった。
 きょうもスプリントステップをいろいろな場面で意識させた。少しずつ浸透しつつあり、タイミングを図ろうと弾んでいる。少し前のボールにもチャレンジしようという動いている子が増えてきているように感じた。
 きょうはうれしいことがあった。それは、3年生も入れた混合チームにより乱打を行ったときに、今までサーブが1本も入ってなかった3年生の子が、初めてサーブが入った。周りの子もそのことを知っていたので、みんなで喜んでいた。今までこつこつとやってきたことが成果として表れた瞬間だった。これを機会にもっとバレーボールが好きになってくれたらと思う。日々努力。
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