笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

2009-03-31 23:45:56 | Weblog
 きょうが今勤めている学校の最後の日である。お昼頃、昨年度教えた子達が尋ねてきてくれた。この子達は、今はテニス部に所属している。しかし、バレーに対する興味はもっていてくれて、時々少年団に来ては一緒にバレーをしたりする。中には、部活をバレー部に替えようかと迷っている子もいるようである。
 私からは、いっぱい迷って、悩んで、最後は自分で決めなさいと伝えた。また、やりたいことを一生懸命してほしいこと、一つのことを最後までやることも大事だが、途中で方向転換することも決して悪いことではないことなどを話した。そして、最後にいつでも相談にのるからねと言って別れた。名残惜しかった。もっとゆっくり話をしたいと思った。少年団での指導は終わったが、この子達のこれからのことについて何かの役に立ちたいなと思った。また、この子達の「師」でありたいとおおげさだけれども本当に思った。そして、自分が「師」の存在になれるよう自分磨きの努力をしていきたいと思った。日々努力。
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思い切りやろう

2009-03-30 22:55:29 | Weblog
 きょうの練習で伝えたこと。
「思い切りやろう」
特に、アタックを打つ時にタイミングをつかもう、しっかり打とうというアタックが多く見られた。子ども達はそんなつもりはないだろうが、そつなくやろうという気持ちを感じる。失敗をおそれているのかもしれない。私からは、練習で思い切りやってごらん、そして、うまくいかなかったときにどうしたらいいか考えようということを話した。失敗から学ぶということも必要だと思う。

「いろいろなことが起きた時にとっさに判断できるように慣れておこう」
サーブレシーブが乱れた時など、セッターに返らず、サイドアタッカーが2段トスを上げた場合のフォローなど、試合でもよくあるケースやめったにないケースだけれどもあった場合にどうするかなど、やっておいたらよかったということをいろいろなパターンを想定して練習をした。繰り返し行うことで、自然にできるようになってほしいと思う。

「声をかけ合おう、約束を決めよう」
2人でレシーブする時にお互いに同じボールを捕ろうとするなど、ぶつかったりすることがよくある。きのうもそうだが、きょうもそのことを意識させた。また、前後左右のカバを意識させた。するととたんにカバーリングがよくなっている子達もいた。子ども達にとっては難しいことなのかもしれなけれども、繰り返し言うことで意識させていきたい。

 春休み中の練習であるが、私がこうして最初から練習につけるのもきょう限りで、これからはすぐにはつけないことになるだろう。その分、私自身が新しい生活リズムの中で、自分を見失わず、慌てず、急がず、軸足がぶれないような指導を心がけなければならない。こつこつとやっていこうと思う。日々努力。
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子ども達に伝えたこと

2009-03-29 23:40:03 | Weblog
きょうの練習で伝えたこと。
「予測すること」
・3対3の練習をしている時に、相手からダイレクトで返球してくるボールに対する予測ができずに簡単にボールを落としてしまうケースが多かった。全てにおいて予測することを伝えた。
「約束事をつくり、守ること」
・3対3やチーム練習では、人と人の間に来たボールをぶつかって捕ったり、譲り合ってそのまま落とす場合が多い。どのボールを誰が捕り、誰がつなぐかという約束が徹底されていないからだ。お互いに約束をつくって、守るという習慣をつけてほしいと思う。
「試合を想定した、動きをすること」
・あがったボールをただ打って、簡単にミスをしてしまうケース、サーブレシーブをはじいてしまうなどのプレーが多い。そういったプレーは試合でも同じようにやってしまうだろう。例えば、20対19で絶対ミスができないという場面でそういったミスが出るとセットを落とす。悔やんでも悔やみきれないだろう。そういう場合にどういう動きが最善かを考えさせた。すぐに子ども達から答えが出てこないのが残念だった。
 練習の中では、時にはそういった場面を想定することが必要だと思う。練習をただの練習にするか、試合に直結した練習をするかは、いかに緊張感と集中力と思考力を高めるかだと思う。日々努力。
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問題集

2009-03-28 18:16:28 | Weblog
 先日、自然体バレー塾の公認講師講習会の感想文集と問題集が届いた。さっそくその問題を見てみたが、どれもこれも指導者の力量が試される問題ばかりだ。そう簡単にできるものではない。その一部を紹介する。

【段階的(1~10段階)練習メニューを作れ】
・・・・スパイク編 ・・・・・
・ジャンプを入れて気持ちよくミートできるようにしたい
・コースの打ち分けができるようになりたい
・チャンスからのコンビをマスターしたい
・競り合いで強くなる練習をやりたい

 こういった問題を目の当たりにすると、自分自身がいかにいつも行き当たりばったりの練習をしているかということを思い知らされる。また、子どものできないこと難しさを感じていることに対して、段階的に指導をしていないことも感じさせられる。反省ばかりでは、子ども達、自分のためにもならないので、思ったらすぐに実行、行動ということで、段階的な練習メニューを作りたいと思う。日々努力。
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スキルの向上と精度

2009-03-27 22:55:04 | Weblog
 送別会が続き、ブログに書き込むのもなかなかままならないほど忙しい日々。もしかしたら1年の中でも一番忙しい時期かもしれない。特に、異動するものにとっては連日連夜で身体も疲れている。それでも家の引っ越しがないだけでもまだましである。
 きょうの子ども達は、早めに来て、自分達で練習をしていた。そのため、私が練習に行った頃には、パス練習を行っていた。その後、4人一組で2段トスの練習を行った。目線を切りながら、思ったところに上げられるように練習をした。基礎的な練習にもできるだけ精度を求めた。また、何のための練習か、目的をしっかり伝えた。
 サーブ練習の合間にジャンプ力を測った。先日測った時よりは少し伸びている。その後、なわとびをした。子ども達はなわとびが大好きである。本当に一生懸命跳んでいる。筋肉をバネのように動かせるようになるとジャンプ力も向上するのではないかと思っている。
 アタック練習では、助走や踏みきり、踏み込みなどを意識させる意味でもスパダンなどを取り入れながら、自然にスパイク動作に入れるように繰り返し練習した。身体の使い方が上手な子は、いいスパイクを打っている。
 ここのところ行っている3対3の練習は、非常にラリーが続くようになってきている。レシーブでも落とさず、セッターに返そうという意識でレシーブに入っている子が見受けられた。目線を意識しつつ身体が反応しているようである。なおかつ背中にアーチをつくって骨盤前傾の姿勢のレシーブができるともっといいのだが、子ども達自身も次にがんばることに書くほどわかってはいるようである。それをワンポイントで解決するようなアドバイスを指導者には求められていると思っている。
 個人やチームとしてのスキルの向上と精度のアップを図ることを今は重点的に行っている。子ども達は、私の指示をスポンジのように吸収し、それを実践しよう、何かをつかもうと一生懸命である。そんな子ども達との1日1日の練習を大事にしながら、これからもかかわっていきたい。日々努力。
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卒業式

2009-03-25 22:58:00 | Weblog
 きのうは卒業式だった。6年生のバレーの子達も巣立っていった。この子達の未来が明るいものになってほしいなと願いながら卒業式に見ていた。
 校長先生の式辞の中に「言い訳をしない」ということをおっしゃっていた。WBCを例に出しながら、子ども達にもわかりやすかったのではないかと思う。「~がだめだったから」などと言い訳をすることが多いが、そんなことよりも、目標に向かってどれだけ準備をしたか、その過程で努力を怠らなかったか、精一杯自分の力を出し切ったかなどバレーボールにもつながるいい話だった。

 卒業式の後、離任式があった。私も壇上に上がり、転任のあいさつをした。みんなの前で話をするのは苦手。しかし、短いあいさつの中に自分の思いをこめて話した。「やればできる」ということを話した。自分の力を信じて、できないとか無理とか言わないでいろいろなことに挑戦してほしいと話した。子ども達のすすり泣く声に途中何度も涙が出そうになった。その中にはバレーの子達もいた。終わった後に、何人も「バレー少年団はどうなるんですか?」と聞いてきた。
 うちの学校は、夕方から6年生の保護者の方達との思い出を語る会がある。その席でもいろいろな人にバレーはどうするのか聞かれた。異動先でもバレー少年団があるからだ。今の5年生を3年生からかかわり、この2年間は自然体バレーなどを徹底して行ってきた子達なので、残りの1年間を集大成の意味も込めてかかわりたいという気持ちが強い。指導者のエゴにならないよう心がけながら、もう1年今のチームに通いながら指導を続けていきたいと思う。

 思い出を語る会で、前後援会長ご夫婦とも話をすることができた。私が、少年団の総会の指導方針の中で「子ども達に今花を咲かせなくてもいいのではないか」ということを伝えたことがあった。そのことを前後援会長はずっと大事にしてくださり、子ども達を見守ってくださった。そして、うちの子はバレーでは花は咲かせられなかったかもしれないけれども、確実に子どもは花を咲かせていますとおっしゃっていた。それは、例えば卒業式で学校へ記念品を贈る代表してがんばったことを言っていた。バレーをやっていなければそういうことはしなかったかもしれない。やり続けたからこそ、いろいろなことに挑戦する気持ちが育ってきたことを聞いて、そういうふうにとらえてもらえて本当にうれしかった。私自身、バレーを通して、子ども達、後援会の方達と一緒に歩むことができ、また成長することができて本当によかったと思う。だから、もっとこの人達とバレーがしたいと思う。いい人たちと巡り会えて本当によかったと思える1日だった。日々新た。 
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指導の依頼

2009-03-23 22:39:39 | Weblog
 きょうの放課後、バレー少年団の後援会長と副会長がわざわざ学校に見えられた。内容は、来年度も引き続き指導をしてほしいという依頼だった。毎年、年度が替わる度に指導の依頼はある。いつもそのように依頼されることに対して、とてもありがたいと思う。それは、意味は違うけれども契約更改のようなものであると思う。後援会から来年度も信頼して指導をお願いするということだと思っている。このような私に子どもを預けてもらえるということに対して、本当に光栄だと思っている。だから、もう1年がんばろうと思う。そして、信頼される指導者になろう、子どもの目標に添えるような指導をしようと思う。
 来年度は、今の職場を離れて、少年団の指導に通わなければならない。仕事の関係で、練習につくことすらままならないかもしれない。そのため私自身、今までのやり方を変えなければならないと思っている。より自分自身が試されることになりそうである。もう一度、私自身がリセットして、指導の原点に戻らなければならないと思う。そして、子ども達、指導者の方々、後援会の方々と密接につながり合って、チームワークのいい少年団活動をしていきたいと思う。
 後援会の皆様、子ども達が今よりももっとバレーボールが好きになれるよう、一生懸命指導をしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。日々新た。
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日々精進

2009-03-21 18:30:11 | Weblog
 24日の卒業式までは練習はしばらく休みである。子ども達には、ストレッチなど自分で身体を動かしておくように先日の練習では伝えた。次の練習では、どういう動きをするのか楽しみである。
 話は変わって、先日の新聞で市内の中学校の部活中に顧問が生徒の練習態度に腹を立てて、床にパイプ椅子を投げたところ、跳ね返って部員の膝の裏にあたり打撲したという事件があった。
 どんな事情であれ、悲しい事件である。けがという表面的なことがあったからこそ事件になったと思う。では、指導者の暴言などはどうなのだろうか。少なからず子どもの心に深く傷をつけてはいないのだろうか。信頼関係があるからなどの指導者のおごり?でなりふり構わず、指導という名の暴力?は容認されるのだろうか。
 私は、自然体バレーに出会って、今までの自分の指導を振り返ることができた。かっての私も子どもに心の傷を負わせていたのではないかという反省があるからである。草野塾頭は、「指導者も日々、人間的に成長せよ!」と言っている。たとえ子どもでも一人の人格をもった人間である。指導者の駒ではない。指導者は、子どもにあれこれと要求する。しかし、それ以上に子どもから要求されていることを忘れてはいけいない。だから、指導者も日々人間的に成長を怠ってはいけない。日々精進。
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AをさせたかったらBをさせろ

2009-03-18 21:56:17 | Weblog
 きょうは、コーディネーショントレーニングを最初に取り入れた。2年生の子も5年生の子も一緒にやっている。みんな自分の身体がうまく動かせないもどかしさとたたかいながらも笑顔でやっている。
 最近、大縄跳びをやっている。体力面やチームワークなどを高めながら、みんなで楽しく身体を動かしている。ヘキサゴンというテレビ番組の中でも大縄跳びをしながらクイズに答えるということをやっているそうである。子ども達はそれをやりたいと言って、縄を跳んだり、答えられなかったり、長く跳んでいて引っかかったりしているが、みんなやる気満々である。
 6年生がいつも遊びに来ているが、きょうは卒業式前最後の練習なので、6年生と混じっての練習もそうそうできないだろうと思い、6年生を交えたゲームを行った。子ども達は楽しくゲームをしていたが、私はここのところの練習の成果を見極めたかった。目線を切ることや背中にアーチを作ること、サーブなどである。練習のメニューでは意識させているのでできることも、ゲーム形式になるとできないことが多い。今回は、ある程度身につきつつあることが確認できた。子ども達もゲーム形式でも意識しているようだった。またサーブについても練習でやっていることをやろうとして成功している。ぜひ自信をつけて本物にしてほしい。
 チーム練習では、セッターとアタッカーとのコンビがかみ合っていないことが多い。特にアタッカーの助走がぎこちない。またセッターも自分本位の慌てたトスが多い。このあたりの基本の動きをもっとしなければならない。
 このようにやればやるほど、できることもあるけれども課題も多い。それを子ども達は思わずできてしまうような練習を考えたいものである。
 「AをさせたかったらBをさせろ」ということを指導のポイントにあれこれ考えてみたい。日々研究、日々努力。
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的確なアドバイス

2009-03-17 21:04:59 | Weblog
 自然体バレー塾の草野塾頭が、著書「指導者の人間学」で以下のようなことを書いている。

「的確なアドバイスとは」
身振り手振り、あーだ、こーだ、手取り足取り熱心にしつこく教えている?指導者を目にする。そしてしまいには「なんでわからんのや!」と怒り出す始末。的確でタイミングのよいアドバイスは必ず変化が現れるものだ。その日の変化、3日後の変化、1週間後の変化がある。変化が見えなかったらアドバイスが的確じゃなかったということ。怒るなんてとんでもない。

 練習中に子ども達に私もよくアドバイスをする。果たして、的確なのか、よいアドバイスなのか、今は変化の現れるのを待っている。ある程度変化が現れている子もいる。なかなか現れない子へは的確なアドバイスではなかったのではないかと思っている。すると更に的確なアドバイスをしなければならないのではないだろうか。
 今は、子どもが伸びようとしている時期だと思う。私は、すくすくと伸びるようにできるだけじゃまをしないで、アドバイスのタイミングをねらっていたほうがいいのではないかと思っている。つまり、今一歩というところでうまくできないときが最適なタイミングである。しかし、このタイミングはとても難しい。待つだけでもダメだし、焦ってもだめだからである。 
 結局は、子どもをよくするのもダメにするのも、指導者の考え、気持ちでずいぶん違うことを思い知らされる。明日の練習を大切にしていこうと思う。日々努力。
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