笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

正しい方向に

2010-09-29 23:37:57 | Weblog
 きょうは、スパイクの自然体スイングをいろいろやってみた。子どもは重心移動することがスムーズにいかないんだなということを改めて感じた。そのため、ゴロを捕球して投げるときのステップの踏み方を意識させたり、ゴロを捕球してそのままトスしてジャンプして打つなども行った。リズミカルな動きにはなっていないが、毎回繰り返すことで基本動作を習得していくだろうと思われる。
 3対3の動きづくりのときに、カメレシーブになっていないので、子ども達に改めてどこに気をつけるか聞くと、カメレシーブを忘れていると答えている。子ども達はわかっているが、まだ基礎が身についていない段階なのだと思う。子ども達には、世界を代表する選手はみんなカメレシーブになっていること、うまい人ほど基礎をしっかりやっていること。間違った入り口に入ると間違ったまま身についてしまうよと話した。正しい体の動かし方を心がけるとどんどんうまくなるよとも話した。
 子ども達は、スポンジのようにいろいろなものを吸収している。それは正しいことも間違ったことも同じように吸収している。どうせ吸収するなら、正しいこと、正しい方向へ導くのが指導者の役割なのだと思う。日々努力。
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創造

2010-09-28 22:52:11 | Weblog
 ホンダの創業者、本田宗一郎氏は、
他人の真似をするのは大嫌いだったという。エンジンも独自に開発したので、作るのに非常に苦労し、回り道もして、時間がかかってしまった。しかし、先行しているメーカーに追いつくまで、時間がかかった分、追いついてからは楽になったそうだ。

「真似をして楽をしたものは、その後に苦しむことになる」と本田氏は言う。

そして、本田氏は、「目先の成績にこだわり、独自の哲学にもとづく創意をすこしでも放棄するような考え方が生まれたとき、企業は転落と崩壊の道をたどりはじめるだろう」と言った。

創造力や、企画力は、学校では教えてくれない。かといって、これは企業で教えてくれるものでもない。
芸術にしても、企業の開発にしても、すべての創造力は自らが苦しみ、工夫に工夫を重ね、努力して得るものだ。
誰かが教えてくれるだろうという、人に頼る心が、創造の芽を摘んでしまう。
創造には失敗はつきものだ。何事も、「やるまえからできない」と言うのではなく、
「まず、やってみる」という、へこたれない挑戦心が創造力を育てる。
過去の知識や経験で考えたら、新しいことは何事も、「無理」、「難しい」、「うまくいかない」、と言われてしまう。
しかし、いっときでも創意工夫を怠ったら、世間からおいていかれ、人も企業も、衰退せざるをえない。
真似をしない道は苦難の道だが、未来に生き残るため、あらんかぎりの創造力で独自の道を切り拓(ひら)きたい。

【人の心に火を灯す】より

 塾頭が、言われる「破壊と創造」に通じる。これまでの経験に頼るのではなく、常に最先端の指導技術の習得や、人間性をより高めるための研鑽が必要だと塾頭は言われる。
 教師も同じである。学ぶことをやめたとき、考えることをやめたとき、教師をやめるときだと思う。苦しいとき、たいへんなときこそ、創意工夫と自分を高めること磨くことを怠ってはいけないと感じる。日々努力。
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カメだよ!

2010-09-27 22:26:40 | Weblog
 きょうは、やはり基礎が大事であると改めて思う練習だった。重点においたのは、カメレシーブである。ツーステップからエッジングまでを意識できるようになっているこはいるが、カメさんではなくキリンさんになってしまっている。顔を腕の中に沈めるくらいにするということが難しいようである。けっこうしんどい動作でもある。これを動きの中で意識させてみた。今までは、ボールをキャッチする段階やショートバウンドをとる時にもカメのように首をすくめるようなことはしているこはいなかった。私自身も意識させていなかった。ここをもっと意識することでカメレシーブにスムーズに移行すると考え、繰り返し行った。すると、今までのレシーブ動作とは明らかに違いを見せている子がいた。カメレシーブを意識することでフットワークもよくなってきている。
 やはり、一連の動作の中で子ども達を見るということが大切であると感じる。結果ではなく、過程を見る。過程の中でどこかぎこちなかったり、スムーズにいっていない箇所があるからいい結果が得られないのではないだろうか。その過程をどう見るか、どう見抜くか、そしてそのための対応策はどうあるべきなのかを考えられることが指導ではないだろうか。
 私が練習の中でかかわれる物理的な時間は短い。それでも子どものために何ができるかを考えられる指導者になれるよう、常に自分を律していきたい。日々努力。
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ガラスふき

2010-09-25 22:07:34 | Weblog
 きょうは、PTA主催のガラスふきが行われた。ちょうどバレーの練習時間と重なっていることもあり、少年団の子達もガラスふきに参加させた。普段自分達が使っている教室のガラスふきをである。子ども達は一生懸命窓を拭いていたようである。ガラスふきをした後に1時間程度練習を行った。
 先日参加したバレー塾で塾頭が、ぞうきんがけの話をされていた。そのことを思い出した。しかたなくぞうきんがけをした人と心もみがこうと思ってぞうきんがけをした人の話である。
 子ども達は、どういう気持ちでガラスふきをしたのだろうか。言われてやるのはやらされている段階。まだまだみんなはやらされていることが多いよ、それは心が弱いのかもしれないよ、自分の心を強くする、自分を高める、鍛えることはいつでも、どこでも、どんな方法でもできるよと話した。こういう話をすると子ども達は真剣に聞いている。
 子ども達には、自分自身とのたたかいに勝てる人になってほしいと思う。自分に強くなってほしいと思う。それはバレーの練習だけではなく、あらゆるところにチャンスはある。後は、どう動くかである。それは、バレーがうまくなるだけではなく、人として成長してほしいから。
 きょうの練習でも基礎を徹底する練習を行った。スムーズに動けていないのは基礎がおろそかになっているからだと思い、段階毎に基礎の徹底を図った。そして、やさしい練習の中でしんどい練習をするか、次の段階につなげる練習をするか、これができるかどうかでずいぶん違うと思う。それが、基礎工事なのだと思う。手抜き工事ではないが、すぐに手を抜く子どもと、逆に手を抜かずにがんばろうとする子ども。その差は大きい。他のチームはそういうことをしっかりやっているのだと思う。だから、うちのチームとの差があるのかもしれない。とにかく、こういうことを地道にこつこつとやっていくことが次のステップにつながると信じてやっていくことだと思う。日々努力。
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基礎と基本

2010-09-24 23:03:33 | Weblog
 きょうは、以前教えていたチームが来て、合同練習をした。私は、仕事が長引き、最初からつくことはできなかったが、子ども達は夏休みに合同練習をやったことと同じようにやっていた。
 サーブの後は、3対3の動きづくりを行った。うちの子ども達は前回よりもいい動きをしていた。2年生の子もキャッチをすることでボールへの抵抗もなく、スムーズに動いていた。この状況判断をつける動きを基礎に基本の動きへどうつなげていくことができるかということを感じた。というのも、6人がコートに入るとスムーズな動きになっていないことが多かった。まだまだ基礎ができていないということだろうか。今回、実践形式の練習の中で、とにかく6対6の動きを中心に行ったが、状況に応じた動きができていないことに気づいた。ということは、基礎づくりができていないということを感じる。だから、段階の調節が必要なのだと思う。
 やればやるほど基礎が大切だということが私自身が明確になってきている。基本の練習をすると基礎ができているかどうかがわかる。むさしさんが昨日コメントに書き込んでくれたようにアレンジをしてみたり、少し見る方向を変えてみることも必要だと思う。日々努力。
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指導の基礎ができていない

2010-09-23 22:52:13 | Weblog
 先日の練習試合で感じたことは、コート内での動きがスムーズでなかったこと。5年生以下のチームとして初めてのポジションでの試合でもあったので、練習でやっていたことも試合となるとあわてて動く場面、全く動けない場面が多々あった。そのあたりを練習でやりきれていないことを痛感した。そこで、3:3の動きづくりを行った。状況に応じた動き、状況判断というのが弱さを克服する練習である。このあたりをもっと段階的に行うことが必要だと感じる。
 それから、先日のサーブのことでむさしさんから貴重なコメントをいただいた。自然体バレーのことをわかっているつもりで実際の指導はそこからはなれて自分本位のさも知っている風な指導になってしまっていたことを反省する。
 「AをさせたかったらBをさせろ」そのものずばりの指摘ではなく、どうしたらそういう動きになるのかを考えて指導することをおろそかにしていた。そして、全体の流れや動きを見ていく必要があると感じる。
 まだまだ自分自身が指導の基礎ができていないことを痛感する。いただいたコメントを真摯に受け止め、明日からの指導に生かしていきたい。日々努力。
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たかがサーブ

2010-09-20 22:36:59 | Weblog
 きょうは、先日の練習試合の課題を少しでも克服できるような練習を行った。一つは、サーブを重点的に行った。
 子ども達には、練習の前に目標を立てさせているが、目標の立て方で自分に合っている目標とそうでない目標を立てている子がいたのが気になった。そこで、私からは目標にも段階があることを話した。まずはサーブを入れる。サーブが思い通りに入れられるようになったら次はねらう。ねらえるようになったら、強くて速いサーブを打つ。このような段階を経て、試合で威力のあるサーブが打てるのだと考える。
 ところが、入るかどうかもわからないような子がねらうことを目標にしていたり、ネットすれすれの速いサーブを打つという目標にしている場合が多かった。試合で、肝心なところでサーブをミスをする場合、練習からこういった段階を経ないでただ強くて速くて、ねらうサーブを打っているのではないかと思われる。子ども達には、自分の力のコントロールでまずは自由自在に入れられるようにすることが大切だということを話した。だから今は、速いサーブや強いサーブは入らないことを話した。すると、ずいぶんと入るようになっている子も見られるようになった。
 強いサーブを打とうとするとどうしても体幹を使った打ち方ができずに腕っ節の強さだけで打ってしまうのではないかと考える。体幹を使った打ち方だと腕の力に頼らない打ち方になるので、後は少しの力でコントロールできると思われる。するとミスも少ないのではないだろうか。サーブを入れたいと思うとどうしても力んでしまう。特に、3年生あたりは腕の振りだけで打っているが、入ったり入らなかったりと打ってみないとわからないサーブになってしまう。このあたりをしっかりと子ども達にとらえさせることが大切だと思う。日々努力。
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ワンポイントレッスン

2010-09-19 23:46:21 | Weblog
 きのうの練習試合で、会場校の先生から午後のアップの時間にワンポイントレッスンをお願いできますかと朝の段階で依頼された。正直、私に何ができるだろいう思いが一瞬よぎったが、これも試練、自分が試されていると思って了解した。時間は、昼食後、午後の試合が始まるまでの20分間である。
 昼食後、早くも子ども達は体を動かし始めている。体育館中を走り回っている子、チームとしてウォーミングアップをしている子など様々だった。中には、先日のテクニカルキャンプで私が教えたウォーミングアップをしているチームもあって、少しは浸透しているのかなとうれしかった。
 さて、私の任された20分間であるが、100人近い子ども達にまずは「10人背中タッチ」や「10人ハイタッチ」を行った。男子も女子も混じって、みんな笑顔いっぱいで楽しんでやっていた。その後、同じチーム以外の人とペアになって、ジャンケンして腕立て伏せや馬跳びして股くぐりなどを行った。その後、一人1個ボールを持って、ボールを上げて、床をタッチしてジャンプキャッチなどのモーションバランストレーニングを行った。ワンポイントレッスンということだったので、いろいろ考えた末に、まずはオーバーのうさぎパスをやったり、ペアで重心アンダーをやってみた。少ない時間ではあったが、子ども達が無心で一生懸命やっていて、子ども達からいっぱいエネルギーをもらったひとときだった。こういう機会を与えてくださった会場校の先生に感謝である。練習試合が終わった後に、指導者で集まったときに私が行ったワンポイントレッスンについてお世辞でもよかった、またお願いしますと言われたことがうれしかった。自分が必要とされていること、認められるということは人としてこの上ない喜びであると改めて感じた。
 今度はスパイクについてお願いしたいという具体的なことまで言われた。スパイクについては、まだまだ私も教えられる段階まで至っていないと思っているが、日々学習を続けていきたいと思っている。日々努力。
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実戦を通して

2010-09-18 23:33:07 | Weblog
 きょうは練習試合を行った。5年生以下のチームとしては初めての実戦である。子ども達は、緊張しているのかわからないが、おとなしく、明らかに動きが鈍かった。
 今回の練習試合の目的は、サーブを入れることとリズムづくりをすることだった。それから、サーブレシーブのときのレディステップからサーブレシーブまでの一連の動作の確認だった。
 サーブは、打ってみないとわからない子が多く、不安定だった。ただし、サーブが入るようになるとゲームのテンポもよく、リズムもよくなっていた。やはり、サーブは大事であると再認識である。
 リズムづくりは、午前中はどんよりとしたゲームでお互いの気持ちがつながっていないと感じることが多かった。そのため、動きも鈍かった。心と体がばらばらな感じだった。
 午後からメンバーを入れ替えたりして、少しコートの中がいい雰囲気になり、少しずつ自分達で盛り上がっていた。特に3年生の子がムードメーカーになって、声をかけたり、一生懸命コートの中を動き回っていた。技術的なことよりも無心でボールを追いかけることの大切さを感じた。
 サーブレシーブについては、レディステップは素直にいつもやっていたが、いったんエンジンが止まように動きが止まってから落下点に移動するか、遅れて動くことが多く、まだ段階的な指導が必要であることを感じた。
 ある程度の子ども達の動きはわかってきたので、今度の練習ではそこに着目した練習にしていきたいと思う。日々努力。
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プラスの言葉 マイナスの言葉

2010-09-17 23:31:54 | Weblog
 「きもい」「うざい」「ばか」「しね」などの言葉を平気で使う子ども達が多いように思う。言葉は、人を気持ちよくもするし、やさしくもする。また人を傷つけることもあるし、人を崖っぷちまで追い込むこともある。言葉をどう使うかは、使う人の心の在り方でずいぶん違ってくるのではないだろうか。マイナスの言葉を発すると巡り巡って自分に返ってくるし、プラスの言葉を発すると巡り巡って自分に返ってくると思う。だったら、プラスの言葉を発するように心がけることが大事ではないかと思う。
 子ども達には、もっと言葉というものを大事にしてほしいと思う。もちろん、あらゆる場面で子どもに指導する私自身も自分が発する言葉を大事にしていかなければならないと思っている。
 どの子でもわかりやすい言葉。どの子でも安心できる言葉。どの子でもやる気ができる言葉。そういう言葉を発することができるようになるためには、発する人が情緒的に安定していて、自分を高める努力をしていて、子どものことを感じようと常に感度をよくしている人ではないだろうか。
 バレーを通じて、子どもと共に成長できる指導者でありたい。日々努力。
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