記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「ともぐい」

2024-01-25 00:05:34 | book

ARさんの本がHRちゃん経由で回ってきた。

読んでた本をいったん置いといて、先に読むことにした。

単行本は久しぶりだし、初めての作家さん。

「ともぐい」⇒(河崎秋子作)

時代は明治後期で、主人公は熊爪。

養父が山で拾った子供で、熊の爪で遊ぶ姿を見て「熊爪」と名前をつけた。

猟師の養父は、熊爪が一人でも生きられるように猟師の仕方や心得などを教えた。

熊爪は教わったことを忠実に守り生計を立てていたが、ある日、血痕を辿った先で負傷した男を見つけて助ける。

そこから熊爪の生活が変わりだす。

 

第170回直木賞受賞。

 

 

感想:人間世界に属さない熊爪だからの部分が多かった。

   人間を外から見たらそうかもなぁ~って思いながら読んでた。

   自分に正直で、一応人間世界でのたしなみも理解してるんよ。

   裏表が全くなくて、すなおやし偽りがない主人公なんやけど....。

   それが、怪我をおって気弱になったら人間の考え方に変わるんよ。

   良い本だったわ。

 

コメント
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