記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「銀の猫」

2022-02-10 08:44:55 | book

ARさんが「Aちゃん、これは読んでないでしょう。」と本を渡された。

確かに初めての作家さん。

彼女の本かと思いきや、彼女の友人の本だと言う。

お友達も知らない人ではないけれど、そんなに親しい人でもないので早く返した方がいいと思った。

なんと言ってもまた貸しやもんね。

「銀の猫」⇒(朝井まかて作)

主人公は、江戸で介抱人の仕事をしているお咲。

母親の借金を返済する為に、年寄りたちの世話をする仕事をしている。

お咲は義父の介抱をしていたが、義父が亡くなると離縁になって返されたのだった。

お咲は、介抱される当人やその家族などの思いを知り、何度も悩まされる。

その都度、懐に入れている小さな銀細工の猫を握りしめるのだった。

銀細工の猫は、義父からもらった物。

8編からなる連作短編。

 

時代小説。

 

 

感想:現在は施設入居ということも考えられるけど、江戸時代ではないわなぁ。

   時代は違うけど、介抱当人と家族の在り方は今もありありやと思いながら読んだ。

   義両親も両親も亡くなり、次は我が身の私にとって考えさせられる本やった。

   面白く、考えさせられる本やったわ。

 

コメント
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