4月上旬。新年度が始まりました。
現在アトリエ伊丹では体験・見学説明会の参加者が殺到している状態で、新年度が始まったばかりですが、美大受験クラスはすでに空きがほぼない状態となっております。
入会を希望される方はお早めにお申込みください。
さて昨年度の京芸合格者の制作コメントが届いていますので、少しずつ紹介していきたいと思います。
2021年度 京都市立芸術大学 立体科目 合格再現作品と制作コメント
「与えられた白・黒・グレー・銀の厚紙を材料に、「陰影」をテーマとして、下記の条件に基づいて立体表現しなさい。」
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ①】
テーマを見たときに、4種類の厚紙の役割を設定することが重要だなと感じました。自分は影の重なりや淡いグラデーションを特に見せたかったので敢えて光の当たる面と影の部分をはっきりさせるように、上面は白や銀を使って光のギラギラした感じを表現しました。また横から見てもグラデーションになるよう面ごとに厚紙の色を変えました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ②】
4種類の厚紙をどうまとめるか悩みましたが、以前制作した立体のフォルムが使えると思ったので、ほぼ同じ立体を作りました。あまり案を練らずに制作に入ったので、これで大丈夫かなと思いましたが、「陰」と「影」の要素がどちらにも入っている作品が出来たかなと思います。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ③】
作品が立たないことが授業であったので、絶対に1時間で大きなパーツを立てることを目標にしました。2時間でこのまま提出しても心配ない所まで作り、残り1時間で完成度を上げました。時間に余裕があることではみ出しの確認と位置調整も出来ました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ④】
黒、グレー、銀の紙がどういう意図で出されたのかをよく考えて制作しました。前々日に教室で作って高評価だった形をそのまま使うことが出来たので、普段の制作の重要さがわかりました。
【京都市立芸術大学 合格再現作品 ⑤】
与えられた厚紙が白、グレー、黒、銀と、「陰影」というテーマらしい色ばかりだったので、素直に外から光が当たっていて中がどんどん影になっていくような立体を制作しました。よく使っていた形が陰影のゆらゆらとした不確かさに合っていたので、そのまま使うことが出来ました。立たせることの容易な材料だったので、できるだけ大きく作るように心掛けました。