インドが国民皆番号制の導入を検討しているそうです。導入の総責任者は、インフォシスの共同会長のナンダン・ニレカニ氏だというから、かなり具体化しているような気がします。インドの人口は11億人以上ですが、この間の総選挙でも、コンピューター投票に切り替えたおかげで、集計があっという間に済みました。
インドでは、名前で宗教やカーストなど、いろいろな情報がわかってしまうので、皆番号制にして、行政サービスを受けたりするとき、個人名を出さなくてもいいようにするのが一番大きな目的のようです。
インドで、「あなたのお名前は?」と聞くと、上位カーストの人は、フルネームや名字を答えるけど、下位カーストの人はファースト・ネームで答えることが多い、と聞いたことがあります。私の行っているバイト先でも、上司を日本風に名字で呼んでいたら、上司から、「インドでは上司もファースト・ネームで呼ぶのが普通」と言われました。上司は上位カーストですが、そういう習慣にしているのかも。(そうはいっても他の日本人は上司を姓で呼ぶので、私が本人を呼ぶときにはファーストネーム、日本人に彼のことを言うときには姓で呼んでいるので混乱します)
インドでは、被差別階級の人が不利益を受けないように、差別カースト優先政策(リザベーション・システム)というのもあります。試験で同じ点数の成績なら、上位カーストより下位カーストの人を優先するというシステムで、上位カーストから「逆差別だ」という不満の声も聞かれるとか。
導入しようとしている国民皆番号制度は、差別も逆差別もない、番号だけで行政サービスその他を受けられるようになるところが画期的です。
でも、「入学や就職で個人の実力が重視される」ほか、「結婚も純粋に相手を選べる」とか書いてあるけど、どうなのかなぁ。確かに最近は、カーストを越えた恋愛結婚が増えているけど。知り合いの家で、2~3年前に、初めてのインター・カースト婚カップルが誕生しましたが、グジャラーティーのブラーフマン(バラモン)とカシミールのブラーフマンで、カシミールのブラーフマンのカーストの方が高いとか何とか、日本人にはよくわからない説明でした。
私から見ると、インド人はつねに何か区別をつけているような気がします。名前を名のらなくても、服装や食べ物、話し方で、宗教や出身地域、所属コミュニティーくらいはわかるみたいだし、女性は、アクセサリーやお化粧で既婚か未婚か判断できます。日本人の既婚女性は結婚指輪をしていない人も多いし、服装でも判断できないのが「困る」と、何度もインド人に言われました。
名前で判断されたくないせいなのか、他の理由からなのか、インドでは名前を変えることも日本より多いようです。ファースト・ネームはもとより、インドの初代首相、ジャワハルラール・「ネールー」も、俳優のアミターブ・バッチャンの「バッチャン」も、彼らの父親の代でつけた名字。フルネームの省略の仕方もまちまちだし、パスポートのラストネームが兄弟なのに違う人達もいます。
名前でかなりのことが想像がつくともいえるし、アテにならないともいえる…(^^;)。
番号だけで個人情報がすべてわかってしまう、と、日本では国民皆番号制に反対な人も多いようです。番号で管理するかどうかはとにかく、国から身分証明書って発行してほしいなぁ。運転免許を持っていない私は、写真入りの身分証明書といえばパスポートだけなんですけど、パスポートの住所は自分で記入するので、健康保険証とか年金手帳なども提示しないと身分証明ができないことがあります。
インドでは、名前で宗教やカーストなど、いろいろな情報がわかってしまうので、皆番号制にして、行政サービスを受けたりするとき、個人名を出さなくてもいいようにするのが一番大きな目的のようです。
インドで、「あなたのお名前は?」と聞くと、上位カーストの人は、フルネームや名字を答えるけど、下位カーストの人はファースト・ネームで答えることが多い、と聞いたことがあります。私の行っているバイト先でも、上司を日本風に名字で呼んでいたら、上司から、「インドでは上司もファースト・ネームで呼ぶのが普通」と言われました。上司は上位カーストですが、そういう習慣にしているのかも。(そうはいっても他の日本人は上司を姓で呼ぶので、私が本人を呼ぶときにはファーストネーム、日本人に彼のことを言うときには姓で呼んでいるので混乱します)
インドでは、被差別階級の人が不利益を受けないように、差別カースト優先政策(リザベーション・システム)というのもあります。試験で同じ点数の成績なら、上位カーストより下位カーストの人を優先するというシステムで、上位カーストから「逆差別だ」という不満の声も聞かれるとか。
導入しようとしている国民皆番号制度は、差別も逆差別もない、番号だけで行政サービスその他を受けられるようになるところが画期的です。
でも、「入学や就職で個人の実力が重視される」ほか、「結婚も純粋に相手を選べる」とか書いてあるけど、どうなのかなぁ。確かに最近は、カーストを越えた恋愛結婚が増えているけど。知り合いの家で、2~3年前に、初めてのインター・カースト婚カップルが誕生しましたが、グジャラーティーのブラーフマン(バラモン)とカシミールのブラーフマンで、カシミールのブラーフマンのカーストの方が高いとか何とか、日本人にはよくわからない説明でした。
私から見ると、インド人はつねに何か区別をつけているような気がします。名前を名のらなくても、服装や食べ物、話し方で、宗教や出身地域、所属コミュニティーくらいはわかるみたいだし、女性は、アクセサリーやお化粧で既婚か未婚か判断できます。日本人の既婚女性は結婚指輪をしていない人も多いし、服装でも判断できないのが「困る」と、何度もインド人に言われました。
名前で判断されたくないせいなのか、他の理由からなのか、インドでは名前を変えることも日本より多いようです。ファースト・ネームはもとより、インドの初代首相、ジャワハルラール・「ネールー」も、俳優のアミターブ・バッチャンの「バッチャン」も、彼らの父親の代でつけた名字。フルネームの省略の仕方もまちまちだし、パスポートのラストネームが兄弟なのに違う人達もいます。
名前でかなりのことが想像がつくともいえるし、アテにならないともいえる…(^^;)。
番号だけで個人情報がすべてわかってしまう、と、日本では国民皆番号制に反対な人も多いようです。番号で管理するかどうかはとにかく、国から身分証明書って発行してほしいなぁ。運転免許を持っていない私は、写真入りの身分証明書といえばパスポートだけなんですけど、パスポートの住所は自分で記入するので、健康保険証とか年金手帳なども提示しないと身分証明ができないことがあります。
あと、体形もチェックしているようです。
肥満気味の知人は観光地でやたらと「サー」だの「マスター」だの言われてたかられたそうです。 ただ、モメ事があって警察まで行ったら対応がよかったそうです。
日本人から見るとインドの方がややこしいのですが、インド人から見ると日本人の外見が極端に変わらないので不便というのは面白いです。
お金持ちかどうかは、やっぱり服装でわかっちゃいますね。
私は食べ方とか気になっちゃう方です。
おいしそうに食べる人が好きです。