ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

エモーショナル・ドローイング展

2008年10月03日 | 美術展・展覧会
 国立近代美術館で開催中の「エモーショナル・ドローイング」展に行ってきました。アジアから16組の作家が出展。ほとんどが若い作家です。

 
 16組の作品なのに、見ていて、なぜか共通するイメージを受け取りました。

 死、性、破壊、攻撃、消滅、弱さ…


 もちろん、個々の作品には、生命力、開放、平和とか、他のイメージも感じられたのですが、展示会場全体に漂う感覚は、「静」。

 THEドラえもん展では、もっとも不健康(?)そうなドラえもんを作った奈良美智の作品が、この展示では、一番元気でした。(奈良美智って、「ミチ」じゃなくて、「ヨシトモ」さんなんですねー、初めて知りました ^^;)


 インド人作家の、ミトゥ・センの作品が見たくて、足を運んだのですが、日本で生活して、インスピレーションを受けて制作した作品というのを見て、ちょっとがっかり。電車の中で、成人コミックスを読みふけっているサラリーマンがショックだったのかなぁ。作品のタイトルは、「翻訳で失われるものはなにもない」というものでしたが、日本語が読めなくて、絵だけでコミックを理解することはできないと思います。

 アニメーションも何点かありました。辻直之の木炭アニメがおもしろかったです。ナリニ・マラニのアニメーションもそうですが、動くということより、紙の上に起こる変化を楽しんで、記録をつけているような感じがしました。

 
 2階~4階で展示されている、所蔵作品展「近代日本の美術」は、美術の教科書で見たことがあるようなものばかりで、閉館時間が迫っているにもかかわらず、思わす足を止めて見入ってしまいました。

 「エモーショナル・ドローイング」展、所蔵作品展「近代日本の美術」、それと見なかったけど、おもしろそうな「壁と大地の際で」は、すべて


10月13日(月)まで開催中
 
 


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