ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

偉業に感謝 ヒンディー語辞書

2006年04月02日 | 
 大修館書店から「ヒンディー語=日本語辞典」(古賀勝郎・高橋明編)が出版されました。

          

 すばらしい!

 いままで、ヒンディー語→日本語の辞書といえば、大学書林の「ヒンディー語小辞典」(土井久弥)が唯一でした。これは、500ページ足らずの枚数に、ヒンディー語→日本語、日本語→ヒンディー語の辞書と、ヒンディーの音声と文法に関する解説が詰め込まれているので、見出し語の総数が23,000と少ないのが欠点でした。とはいえ、英語の苦手な私にとっては、英語=ヒンディーの辞書より使いやすい、ありがたい辞書でした。

 日本語→ヒンディー語の辞書は、数年前に、やはり古賀勝郎氏が、自費出版に近い形で、三友社から「日本語-ヒンディー語辞典」というのを出されています。この辞書も、大変すばらしいものでした。

 辞書をたくさん持っているからといって、語学力が向上するわけではありませんが、少なくとも、単語ひとつ調べるのにも、ヒンディー語→日本語辞典には載っていないため、ヒンディー語→英語&英語→日本語と、調べていた手間が省けそうです。のべ見出し語数が約8万とのことですので、ヒンディー語-ヒンディー語の辞書で引く回数も大幅に減りそう。何度も辞書を引いているうちに、訳した文章も忘れてしまう未熟者には大変ありがたいことです。

 しかも、ペルシャ語、アラビア語、ウルドゥー語系の単語は、アラビア文字も併記してあるという優れもの。

 
 18,000円(税別)は、安くはありませんが、メジャーな言語ではなく、8万語の見出し語を収録している中では、破格ともいえるほど、安価です。ネパール語辞典は、37,800円(見出し語、約26,000語)、ウルドゥー語辞典、63,000円(見出し語、約18,000)、シンハラ語辞典、31,500円(見出し語、約12,000語)、ギリシャ語、47,250円(見出し語、約55,000語)程度はします。

 ハードカバーなので重く、B5判と大きいので、持ち運びできないのが欠点ですが、今年こそ、ヒンディー語がんばらなくっちゃ!と、思わせてくれる、新学期にふさわしい辞書です。

  
 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (akberlin)
2006-04-03 00:41:08
見出し語8万のヒンディー語辞書!立派ですねぇ。しかもアラビア文字での見出しも、となればヒンディーだけでなく、ウルドゥー学習者にも朗報ですね。



大学書林さん、しゅくりやー!というところでしょうか。



幸い、なぜかドイツ語は日本で愛されていて、辞書も安価で手に入りますね。私は独日を一冊

しか持っていませんが、3900円って書いてあります・・・(しかも買ったの10年前)。本当は

ドイツ語の綴り方規則がここ10年で変えられたり、元に戻したり、といろいろややこしいので

辞書をちゃんとアップデートした方がいいらしいのですが。
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辞書つくる人はエライ (とーこ)
2006-04-03 08:41:24
> 大学書林さん、しゅくりやー!というところでしょうか。



この辞書の発売元は大修館書店です(^_^;)。

それにしても、辞書をつくるというのは、すごーい、すごーい労力ですよね。ありがたやありがたや…。

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