ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

アメリカ・ファンのバカ!

2006年11月03日 | ローリング・ストーンズ

 風邪でウツラウツラしながら、ニュースサイトをイライラとチェックしていました。

 (私が風邪をうつしちゃったせいか)ミック・ジャガーの喉の調子が悪く、ローリング・ストーンズは10月27日のアトランティック・シティーのコンサートを延期。コンサート中止(→延期)の発表が遅かった(開演4時間前)せいか、ファンがローリング・ストーンズに対して訴訟を起こしたらしい。あ~、アメリカのバカどもはいやだ

 次の10月29日のビーコン・シアターのコンサートも危ぶまれましたが、この日はやりました。ビーコンは、今回のツアーでは珍しい小規模ホール(3000人弱)で、マーティン・スコセッシによるドキュメンタリー撮影予定などがあり、はずせなかったのでしょう。バディ・ガイ、ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト、クリスティーナ・アギレラ、がスペシャル・ゲストとして登場。


Beacon Theatre, NYC - 29th October 2006 
credit : Beast

 続いて10月31日もビーコンでやる予定でしたが、喉の調子が復活しなかったので、翌日の11月1日に延期。それと、ミックの喉を休ませるために、11月22日に予定していた、8年ぶりのハワイでのコンサートを取り止めることを決定しました。

 11月1日のビーコンも中止になるのでは…と、はらはらしていましたが、やったようです。

 

 【10月29日セットリスト】(ビル・クリントンのチャリティ誕生会込み)

  1. Start Me Up
  2. Shattered
  3. She Was Hot
  4. All Down The Line
  5. Loving Cup (duet with Jack White)
  6. As Tears Go By
  7. I'm Free
  8. Undercover Of The Night
  9. (Just My) Imagination
  10. Shine A Light
  11. Champagne & Reefer (blues with Buddy Guy)
  12. Tumbling Dice
    --- Introductions
  13. You Got The Silver (Keith)
  14. Little T&A (Keith)
  15. Sympathy For The Devil
  16. Live With Me (with Christina Aguilera)
  17. Paint It Black
  18. Jumping Jack Flash
  19. Satisfaction (encore)

 【11月1日 セットリスト】

  1. Jumping Jack Flash
  2. Shattered
  3. She Was Hot
  4. All Down The Line
  5. Loving Cup (duet with Jack White)
  6. As Tears Go By
  7. I'm Free
  8. Some Girls
  9. (Just My) Imagination
  10. Far Away Eyes
  11. Champagne & Reefer (blues with Buddy Guy)
  12. Tumbling Dice
    --- Introductions
  13. You Got The Silver (Keith)
  14. Connection (Keith)
  15. Sympathy For The Devil
  16. Live With Me (with Christina Aguilera)
  17. Honky Tonk Women
  18. Start Me Up
  19. Brown Sugar (encore)
  20. Satisfaction (encore)

 両日とも、A Bigger Bangからの新曲なし。Far Away Eyesでは、久しぶりに、ミックとキースが1本のマイクで、コーラスしたようです。キースのConnectionって!?(ワイノーズ?)

 
いいな~!ビーコン・シアターの映像、早く見たい!カメラは「ギターの数よりたくさん」(ミック曰く)はいっていたらしいので、ドキュメンタリー映像の完成に期待!

 キースのココナッツ事故でヨーロッパ・ツアーを大幅に縮小したうえに、スペインのコンサートはミックの喉の不調で中止。バカなアメリカのファンに5100万ドルの訴訟を起こされ、ストーンズも踏んだり蹴ったりです。ロニーは、縮小したヨーロッパ・ツアーを来年やり直さないと…と言っていましたが、↓(IORRより)

 Sep 14: Ronnie Wood confirming more shows in Europe
  Ronnie Wood is confirming more Stones shows for Europe in an interview with Billboard published today. Quotes from Ronnie: "We're gonna have a well-needed break over Christmas, and then we'll go back out, probably, next year. We'll probably do some Europe; we owe them some dates."

 来年までというのは、ちょっと働き過ぎ。前回のリックス・ツアーも、2002年の8月に始まり、終わったのは2003年11月の香港。今回のビガバンは2005年5月から2006年11月まで。若い頃(1960's)は、ショーも1時間くらいだったし、ワールド・ツアーと言っても、イギリスを中心にヨーロッパ(西側諸国のみ)、アメリカ、カナダくらいだったのに、今では、南米、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国、リックスではインドやシンガポールまでと、まさに地球を回っています。

 生身の人間がこれだけの距離を移動して、これだけ長期間働いていたら、椰子の木から落ちたり、アル中になったり、喉の調子が悪くなるくらい、ありそうなことだと思うのに、なぜアメリカ人には、それがわからんかな!

 そりゃ~、コンサートのために、休み取って田舎から出てきて、ホテルを予約した人もいるだろうし、義理のある人の、結婚式やら葬式やらすっぽかしてコンサートに来た、という人もいるでしょうよ。どこの国のファンもそんなもんよ。

 1998年のBto Bツアーの大阪最終日はミックの声が、ほとんど出なかった。日本公演の最終日。日本から海外へストーンズのコンサートに行ったけど、中止で見られなかった人だっている。1週間の休暇を会社からもぎ取って、大金を出した上で。だけど、相手は生身の人間なんだから、そういう日だってある。

 声が出ないままコンサートをするより、延期にして、ツアーの終了を遅らせる方が、ストーンズにとっては大変だと思うけど、アトランティック・シティーには、また帰ってくるって言っているじゃないの。ハワイやスペインは、今のところナシだよ。延期になったって、チケットはそのまま使えるでしょうが。訴訟を起こしたアメリカのファンよ、ファンならストーンズを楽しみましょう。延期になったコンサートの代替日の17日までに訴訟を取り下げて、純粋にストーンズを楽しむべし!そこにリアル・ストーンズがいるっていうのに、本当にもったいないなぁ。


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2 コメント

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訴訟社会(笑) (HIKISHIO)
2006-11-04 02:14:26
5100万ドル(約60億円)って、集団訴訟なのでしょうか?
たかだか、ロックバンドのコンサート延期にエネルギーを使えるなんて驚きです。中止じゃなくて延期なのに。それがアメリカなのでしょうかね。

それにしても、ビーコンの3000人の一人になれたら失神モノですね。俺なんて、札幌でBステに移動中に目の前を通っただけでノドが潰れたのに。

キースの「Connection」は「Between the Buttons」の曲じゃないですかね?
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キースのボーカル (とーこ)
2006-11-04 07:30:34
HIKISHIOさん

ビーコン、(カメラ機材などのせいか)実際は2100人しか入れなかったようです!

「Between the Buttons」のConnectionのボーカル部分は、ミックが主ですが、エクスペンシブ・ワイノーズでは、キースが歌っていたそうです。実はまだ持っていないんですけど↓これに収録されています。

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