風邪でウツラウツラしながら、ニュースサイトをイライラとチェックしていました。
(私が風邪をうつしちゃったせいか)ミック・ジャガーの喉の調子が悪く、ローリング・ストーンズは10月27日のアトランティック・シティーのコンサートを延期。コンサート中止(→延期)の発表が遅かった(開演4時間前)せいか、ファンがローリング・ストーンズに対して訴訟を起こしたらしい。あ~、アメリカのバカどもはいやだ。
次の10月29日のビーコン・シアターのコンサートも危ぶまれましたが、この日はやりました。ビーコンは、今回のツアーでは珍しい小規模ホール(3000人弱)で、マーティン・スコセッシによるドキュメンタリー撮影予定などがあり、はずせなかったのでしょう。バディ・ガイ、ザ・ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイト、クリスティーナ・アギレラ、がスペシャル・ゲストとして登場。
Beacon Theatre, NYC - 29th October 2006
credit : Beast
続いて10月31日もビーコンでやる予定でしたが、喉の調子が復活しなかったので、翌日の11月1日に延期。それと、ミックの喉を休ませるために、11月22日に予定していた、8年ぶりのハワイでのコンサートを取り止めることを決定しました。
11月1日のビーコンも中止になるのでは…と、はらはらしていましたが、やったようです。
【10月29日セットリスト】(ビル・クリントンのチャリティ誕生会込み)
- Start Me Up
- Shattered
- She Was Hot
- All Down The Line
- Loving Cup (duet with Jack White)
- As Tears Go By
- I'm Free
- Undercover Of The Night
- (Just My) Imagination
- Shine A Light
- Champagne & Reefer (blues with Buddy Guy)
- Tumbling Dice
--- Introductions - You Got The Silver (Keith)
- Little T&A (Keith)
- Sympathy For The Devil
- Live With Me (with Christina Aguilera)
- Paint It Black
- Jumping Jack Flash
- Satisfaction (encore)
【11月1日 セットリスト】
- Jumping Jack Flash
- Shattered
- She Was Hot
- All Down The Line
- Loving Cup (duet with Jack White)
- As Tears Go By
- I'm Free
- Some Girls
- (Just My) Imagination
- Far Away Eyes
- Champagne & Reefer (blues with Buddy Guy)
- Tumbling Dice
--- Introductions - You Got The Silver (Keith)
- Connection (Keith)
- Sympathy For The Devil
- Live With Me (with Christina Aguilera)
- Honky Tonk Women
- Start Me Up
- Brown Sugar (encore)
- Satisfaction (encore)
両日とも、A Bigger Bangからの新曲なし。Far Away Eyesでは、久しぶりに、ミックとキースが1本のマイクで、コーラスしたようです。キースのConnectionって!?(ワイノーズ?)
いいな~!ビーコン・シアターの映像、早く見たい!カメラは「ギターの数よりたくさん」(ミック曰く)はいっていたらしいので、ドキュメンタリー映像の完成に期待!
キースのココナッツ事故でヨーロッパ・ツアーを大幅に縮小したうえに、スペインのコンサートはミックの喉の不調で中止。バカなアメリカのファンに5100万ドルの訴訟を起こされ、ストーンズも踏んだり蹴ったりです。ロニーは、縮小したヨーロッパ・ツアーを来年やり直さないと…と言っていましたが、↓(IORRより)
Sep 14: Ronnie Wood confirming more shows in Europe
Ronnie Wood is confirming more Stones shows for Europe in an interview with Billboard published today. Quotes from Ronnie: "We're gonna have a well-needed break over Christmas, and then we'll go back out, probably, next year. We'll probably do some Europe; we owe them some dates."
来年までというのは、ちょっと働き過ぎ。前回のリックス・ツアーも、2002年の8月に始まり、終わったのは2003年11月の香港。今回のビガバンは2005年5月から2006年11月まで。若い頃(1960's)は、ショーも1時間くらいだったし、ワールド・ツアーと言っても、イギリスを中心にヨーロッパ(西側諸国のみ)、アメリカ、カナダくらいだったのに、今では、南米、オーストラリア、ニュージーランド、日本、中国、リックスではインドやシンガポールまでと、まさに地球を回っています。
生身の人間がこれだけの距離を移動して、これだけ長期間働いていたら、椰子の木から落ちたり、アル中になったり、喉の調子が悪くなるくらい、ありそうなことだと思うのに、なぜアメリカ人には、それがわからんかな!
そりゃ~、コンサートのために、休み取って田舎から出てきて、ホテルを予約した人もいるだろうし、義理のある人の、結婚式やら葬式やらすっぽかしてコンサートに来た、という人もいるでしょうよ。どこの国のファンもそんなもんよ。
1998年のBto Bツアーの大阪最終日はミックの声が、ほとんど出なかった。日本公演の最終日。日本から海外へストーンズのコンサートに行ったけど、中止で見られなかった人だっている。1週間の休暇を会社からもぎ取って、大金を出した上で。だけど、相手は生身の人間なんだから、そういう日だってある。
声が出ないままコンサートをするより、延期にして、ツアーの終了を遅らせる方が、ストーンズにとっては大変だと思うけど、アトランティック・シティーには、また帰ってくるって言っているじゃないの。ハワイやスペインは、今のところナシだよ。延期になったって、チケットはそのまま使えるでしょうが。訴訟を起こしたアメリカのファンよ、ファンならストーンズを楽しみましょう。延期になったコンサートの代替日の17日までに訴訟を取り下げて、純粋にストーンズを楽しむべし!そこにリアル・ストーンズがいるっていうのに、本当にもったいないなぁ。
ビーコン、(カメラ機材などのせいか)実際は2100人しか入れなかったようです!
「Between the Buttons」のConnectionのボーカル部分は、ミックが主ですが、エクスペンシブ・ワイノーズでは、キースが歌っていたそうです。実はまだ持っていないんですけど↓これに収録されています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005GL1F%3ftag=geithscollect-22%26link_code=sp1%26camp=2025%26dev-t=D3A0EVSPCPV0FK
たかだか、ロックバンドのコンサート延期にエネルギーを使えるなんて驚きです。中止じゃなくて延期なのに。それがアメリカなのでしょうかね。
それにしても、ビーコンの3000人の一人になれたら失神モノですね。俺なんて、札幌でBステに移動中に目の前を通っただけでノドが潰れたのに。
キースの「Connection」は「Between the Buttons」の曲じゃないですかね?