ものぐさ日記

ひとり遊びが好きな中年童女の日常

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

勝手に憶測言語学24 「ふすま」

2014年08月11日 | 日本語・ことば

 「この漢字の読み方知っている?」と聞かれた字が「衾」。「知りません…」と返事をしてから思い出しました。『同衾』の「きん」ですね。「ミックと同衾する」とかの。でも、質問した人が知りたかったのは、「大衾」という地名で、この読み方は「おおぶすま」。「衾」の音は「キン」だけど、訓は「ふすま」だそうです。

 

 「ふすま」といえば、建具の「襖」と、「ふすま入りの小麦粉」の「ふすま」のふたつしか知らなかったけど、「衾」は、平安時代の寝具、今でいう掛け布団のことだそうです。

 

 なんで「襖」と同じ「ふすま」なの~?と調べてみたら、どうも「衾」がある部屋を囲む障子のことを、「襖障子」と言ったのが「襖」の始まりらしい。そうなると、「ふすま」は「臥す間」にある「衾掛け」か何かの省略形なんじゃないの~?という気もしますが、そうなると、小麦の「ふすま」は何?

 

 小麦の「ふすま」は、「麬」(麦皮)と書くように、小麦の粒の種皮。米粒なら「糠」。大麦は「麦糠」というので、「麬」という単独の言葉がある小麦の糠は、利用することが多かったのでしょう。とにかく、「ふすま」は、外にかけるというか、何かを覆うものという意味のものなのでしょうか?

 

 臥す間→襖障子→襖

     →衾掛け→衾→麬

 

 という変化をしていったのでしょうか?「伏す」というのは、顔を下に向ける動作で、結果として顔を隠すことになります。覆面(ふくめん)は音読みですが、「ふ…」で始まる音。「服」(ふく)も体を覆うものだし、「屋根を葺く」というし、「ふさぐ」も上から面的圧力を加える感じ。

 やまとことばの「ふ」は、口をすぼめて息をかける、「ふー」という音から発達しているという説を読んだことがありますが、息をかけるのは、空気で何かを飛ばすだけでなく、空気で覆うこともあるのかな。もしかして「ふっかける」(ふきかける)というのは、かなり暑苦しい行為なのかも…。

ジャンル:
ウェブログ
コメント (5)   この記事についてブログを書く
« マダム・イン・ニューヨーク | トップ | ゴーヤの詰め物 »
最近の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「衾」という字 (笹団子)
2014-08-18 23:53:49
私が「衾」を知ったのはこのCMからです。(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=q4qeIYwmW0w
あ、ほんとだ… (とーこ)
2014-08-20 05:19:23
笹団子さん

私もこのCMを見たことがありました!地名によく出てくる(一般的な)漢字なんですかね~。お恥ずかしい。
「衾」という字2 (笹団子)
2014-08-21 20:27:34
>地名によく出てくる(一般的な)漢字なんですかね~。お恥ずかしい。

いえいえ、あの字は珍しかったですよ。
それにあの倒産した不動産会社のCMが強烈でしたからね。(笑)
Unknown (ゆきこ)
2014-08-22 08:30:59
ふすまが伏す間だとはまったくおもいつきませんでした。
なるほど~。
憶測です (とーこ)
2014-08-23 08:44:50
ゆきこさん

いえいえ、素人の想像で、実際の語源は知りません。

でも、「玄関」とか「お勝手」(「台所」)、「厠」など、日本家屋の呼び名はおもしろいなぁと思います。「便所」とか「仏間」「座敷」「茶の間」「物置」などは、わかりやすいですね。

コメントを投稿