せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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2009.04.11 明治村のおひるごはん

2009-05-02 22:12:37 | 食い物


修理中っていうより故障中では。


GWも本番というところですが、せめて何か行楽っぽいネタでも書こうかという事で、先月の明治村ネタでも掘り返してみます。

実は明治村、結構いろいろ食べ物がおいしいんですよ。
といっても名物の牛鍋は非常にお高くて食ったこと無いんで、もうちょっとお手ごろな辺りの話をしようかと。


まず1つ目は食道楽のカレーぱん。
しかしこの日は物凄く暑い日でして、こんな暑い中カレーパンなんて誰が買うんだろうとか思っていたんですが、ここはビールも売っているんで、ビールのあてにカレーパンって売り方が出来るみたいですね。賢い。
ま、飲めない上に独りドライブな身には関係ない話なんで、暑い中アツアツのカレーパンだけかじってました。



カレーパン。まんまるころころ。見たところ普通。


中身。なんか潰れました。


なんか写真にすると何も感動が無いのですが。(笑)
このように見た目は非常に普通のカレーパンです。

実のところ、味も基本的には普通のカレーパンでした。中身が普通のカレーパンよりは、ちょっとは普通のカレーっぽい味なんですけど、おおよそ普通のカレーパン。
違ったのは、やっぱ温度と皮ですね。揚げたてみたいなアツアツが出てきます。そして外はカリカリサクサク、中はパン部分が薄いのでダイレクトに具の味を楽しめます。

一応、文句なしにおいしかったです。
まー260円ですから、普通のカレーパンより美味くて当然ですが。

あ、あと面白いのは、皮が薄くてまんまるに膨らんでいるんですけど、食べるとぷすんとしぼむんです(笑)。 要は中身の大半が空洞なんですけど、味はともかく、これだけはなんか詐欺っぽい感じが。(笑)


さて2つ目は「お米のオムレツバーガー」
名前だけだと何だかさっぱり分かりません。



これがそのオムレツバーガー。
ん?オムレツを挟んでいる訳じゃないの?



オマケ。コーラの紙コップは特注品でした。やるな。


なんつーか……なんと評価してよいのか未だに迷いますコレ。(笑)

味は悪くないです。悪くないんですが、いかにも今日のかーちゃん有り合わせでまた凄い創作料理したなって感じがするんです。(笑)

まずバーガーの中身ですが、つくねみたいなハンバーグと千切りキャベツ。それにマヨネーズと、恐らく味噌カツの味噌がたっぷりかけてあります。
で、それを包むのがオムレツというか玉子焼き。オムレツバーガーって具がオムレツじゃないのか。しかもそのオムレツというかかーちゃんの玉子焼きに、何故かご飯が入ってます。

おかげでバーガーといいつつ、匂いは玉子チャーハンです。
何だか非常に混乱してきます。

で、これは構造的欠陥なんですが、とにかく熱くて持ちにくい!
オムレツを焼いて巻くので、一番熱いのが外側と来た。誰か焼きたての玉子焼きを紙でくるんで食べたことあります? 熱いですよ。熱かったですよ。指が痛くなりますよ。

味はなんというか一気に弁当を食ってるような味がします。だから不味い訳は無いんですが、何かこう釈然としません。(笑)
そういえば、意外とご飯の存在を感じなかったですね。もっと邪魔に感じるかと思ったんですが。


3つ目はコロッケ。というかコロツケー。
熱そうですし、実際アツアツなんですけど、意外と表面は熱くないのが不思議。これは手で持っても大丈夫です。中身以外は。



丸いのが白身魚とお米のコロツケー。細長いのが挽肉のコロツケー


白身魚とお米の方の中身。白い。


そして挽肉の中身。何故か茶色い。


コロツケーですけど、店ではコロッケで通じますし、何よりIMEが変換しないんで以後コロッケで統一。(笑)

はっきり言って、どっちもうまいです。そして、どっちもイモコロッケじゃありません。まさしく古きクロケットの筋に当たるクリームコロッケ系なんですが、カニクリームみたいに甘くはありません。
これ実のところお土産に10個くらい買いたいくらい美味いんですが、きっと冷めたら不味いんだろうな。

で、その肝心の味ですけど。
白身魚とお米のコロッケは、何故かカニグラタンというか、カニリゾットみたいな味がします。白身魚なのに。(笑) 白身魚の身がすっかりほぐれて繊維状になっているんで、なんか安いカニの身がほぐれたような食感になってるっぽいです。
挽肉の方は、まんまビーフシチュー。実のところ挽肉がどこにあるんだか良く分かりませんでしたが、そんなのどうでもいいです。不味いわけがないという味がします。

ま、カレーパン同様、こいつも1個180円とコロッケとは思えない値段がついてますけどね。値段相応に美味しい、ということで。


5月最初の、太陽の眩しい快晴の日でした。

2009-05-02 22:00:33 | 凡々日常
本当は書かないでおこうかとも思ったけれど、忘れてはいけない出来事と、自分の感情をアーカイブとして残しておくため、書かせて頂きました。

個人的な都合で残しておく記事なので、出来れば読み飛ばされる事をお勧めします。




いとこが、亡くなりました。
あまりに突然でした。

私の2歳下の男ですが、生まれつき運動、知的共に重度の重複障害を持つ障害者でした。
そして、幼い頃に良く遊んだ、幼馴染という間柄でもありました。


重度の知的障害とはいえ、逆に幼いうちは大して差を感じませんでした。幼稚園児くらいまでは、普通に年下の弟くらいの気持ちで接してました。当時から下肢麻痺もあったのですが、腰を左右にゆすりながら、両手だけでハイハイをかなりのスピードでこなす活発さがありました。特にハンディキャップという意識があったとは思えない幼い自分ですが、条件を合わせるために自分も両手だけでハイハイしながら家の中じゅう追いかけっこをしたものでした。

当時の自分は、彼の脚はいつか治るんだろうと思ってました。普通に、小学校行って、自分と同じように過ごすんだろうと思ってました。

でも、時は残酷なものです。

年を重ねる毎に知能の差は大きくなり、叔父もあまり家にいとこを連れてこなくなりました。
10歳くらいに久しぶりに会った時、彼だけ、5年前のそのままの姿だったのを見て、はっとしました。治らないんだ、同じじゃないんだ、というのを理屈でないレベルで強制的に理解させられた瞬間でした。
そうやって中学、高校、大学と進むうちに、こちらはこちらで忙しく、あちらもあちらで忙しく、疎遠となってしまいました。

久しぶりに会ったのは、大学も4年の頃だったかも知れません。偶然でしたけど、彼は私を覚えていてくれました。昔より少し低くなった声で、昔と全く同じイントネーションで、私の名前を呼んでくれました。驚きましたし、嬉しかったし、戸惑いました。自分はもう5歳の自分ではないのですから、どう接すれば良いのか分かりませんでした。


昨日、いとこの突然の訃報が入りました。

驚きましたが、悲しみはあまり強く沸きませんでした。
疎遠というのは無情なものです。

ただ、幼い頃の思い出と、その思い出を共有する人を失ったという失望感が、空気のように自分をゆるく取り巻いています。自分とこの世との縁が、また1つ弱くなったような、そんな感覚を感じています。


取りあえず急逝にありがちな色々なドタバタも落ち着き、お式の日程も決まり、昨日の今日で早くも日常が戻りつつあります。余りの急展開に色々戸惑っているところもありますが、自分も自分で、淡々とGWの日常をこなしていこうかと思います。
それ以外に、自分にはどうしようもありませんから。