間違いなく、何かが昨日をもって終わっていた。

今知った。

まさか。
それしか言葉が無い。

　■米沢嘉博の代表の退任と新しい共同代表の就任について(2006/9/30)
　■訃報(2006/10/1)

公式は重いので、コッチも。

　＜訃報＞米澤嘉博さん５３歳＝漫画評論家、コミケット社長

いくらなんでも早すぎる。
イワエモンと同じ肺がんで、追うように逝ってしまったのが、何とも苦々しい。

岩田氏、米沢氏。
どちらか一人でも残っていれば、まだコミケットも何とかなったかも知れないが、商業化以前のコミケットの精神と、商業化によるお祭りとしてのコミケットとを、これからも微妙な手綱と虚構で操っていけるだろうか。

きっとコミケは普通に続く。この冬も、その次の夏も。

でも、コミケが変わらなければならなくなったとき、この２人がもはや居ないという事実は、何よりも重く感じられるのではないだろうか。
だから、生きているうちに、今後の道筋だけはつけていって欲しかった。

「基本の部分についてはこれまでと変わらない形で続けてほしい」という言葉が、いかにも米沢氏らしく、それがまた悔しい。


自分が好きで通っていたコミケは、今はもうない。
そして、これからも復活する事はない。

だから、悲しくはない。
ただ寂しく、そして悔しいだけ。


お疲れ様。
来年の盆は、天国でコミケットか。どうか商業化は慎重に。