せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

今日自分が理解した限りでのあかつきまとめ

2010-12-08 00:46:32 | 宇宙、航空系

 ■金星探査機「あかつき」の状況について (JAXAお知らせ)
 ■「あかつき」は異常時の回転状態…宇宙機構 (Yahoo!ニュース:読売新聞)
 ■あかつき、非常時姿勢に=金星周回軌道入り、成否不明―「まだ望みある」・宇宙機構
  (Yahooニュース:時事通信)
 ■「あかつき」軌道投入の確認難航、8日昼までに成否判明 (Yahoo!ニュース:産経新聞)
 ■<あかつき>「退避姿勢」で航行 8日午前中にも状態把握 (Yahoo!ニュース:毎日新聞)

あっさり済むと思ったらまさかのマモノ覚醒。
ここまで思いっきり順調優等生だった金星探査機「あかつき」、金星軌道投入時に突然「何かが」起こってしまった様子でビックリの一日でした。

まーそこら辺はTVでも何度も報道しているから割愛するとして、情報が小出しかつ状況が複雑で余りに分かりにくいので、自分の理解整理として現状のあかつきの状態を以下にまとめてみます。

 ・あかつきは健在。見失ってはいない。
   → ローゲインアンテナ(速度は遅いけど通信しやすいアンテナ。以下LGA)の
     信号は受信できている。

 ・どうやらあかつきはくるくる回っている様子。
   → セーフホールドモードという、機体を守るモードに切り替わっている。
   → セーフホールドモードは回転して姿勢を保つので、回転していること自体は正常。

 ・くるくる回っているせいでLGA以外での通信ができない
   → 回転止めないと、ミドルゲインアンテナ(通信がちょっと速いアンテナ。以下MGA)
     での通信ができない。
   → MGAは故障していない。一応MGAに切り替えろって命令すると切り替えるっぽい。
      → でも通信確立できないので結局LGAに自動で切り替わるらしい。

 ・あかつきからの送信データは理解できる形で受信できていない
   → LGAだと1時間以上ずーっと受信していないと意味あるデータにならない。
   → データは送ってきてはいるが、地球側で解析を後回しにしている様子。MGA切り替えが優先?
      → MGA(512bps)はLGA(8bps)の64倍の通信速度なので、MGAで通信したいよなやっぱ。

 ・取りあえず、なんでこうなったのかは現状全くの不明。
   → あかつきからのデータを受信できれば解析できるが、それにはMGAで通信できないと。

 ・そして今どういう軌道に乗っているのかも、現状では不明。
   → 通信できないので、速度や方向を測定するモードに入れない。
      → というより、不具合対策が先で軌道確認は後回しにしたっぽい?
   → そもそも逆噴射が正常に終わったかどうかも分からない。


ということで、はっきり言えば

  「生きてはいるし、見えてはいるけど、他にはなんにも分からない」

という凄く微妙な状態みたいです。



ただ、明るい徴候も。

 ・地球からの、MGAへの切り替え命令に反応する

ということは、内部の制御系も電源系も生きているってこと。MGAも故障してないっぽいし。
となれば回転さえ止まれば、あかつきとの通信は確立できるはず。

そこから先は分かりませんけど、少なくとも何も分からないままこれでお別れ、という話で終わることは無さそうです。


まー、一度は回転止めようとしたらしいんですけどね。

 ・回転止まれと命令したら止まらなかったが、実は地上のアンテナの向きがずれていた。
   → ズコー。
   → アンテナは古い情報を基にした予測位置で通信を試みたので、正確ではなかった。

 #ちなみに予測位置からずれていたから軌道に乗っていないとは言えないそうで。
 #元々誤差を含んでいる予測なので、逐次補正しないと正しい軌道でもアンテナずれるみたいです。

で、もう次はアンテナずれたりしないでしょうから、今度こそ回転止まるはずです。
ここで止まんなかったらそれこそ一大事ですけど、止まれば色々分かるはず。

あかつきチームは今も通信確立のために格闘しているようですので、午前中か昼かは分かりませんけど、少なくとも明日中(あ、日が変わってた今日か)には、今日よりもっと色々分かるんじゃ無いでしょうか。




2010.12.08 22:05追記:
本日昼頃既に報道された通り、あかつきは金星軌道投入に失敗していたとのことです。

 ■金星探査機「あかつき」、金星周回軌道投入失敗 (sorae.jp)
 ■「あかつき」金星軌道投入、6年後に再チャレンジへ (ITmediaNews)
 ■金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入結果について (JAXAプレスリリース)

失敗の報を聞き、今日一日ぐんにゃりしてました。
なんだろうこの微妙な喪失感とぶつける先の無い悔しさは。

で、現在の状況は極めて順調な様子。
  ・3軸姿勢確立
  ・リアクションホイールによる姿勢安定
  ・HGAでの通信確立

ホントに何があったんだよお前、と言いたくなるくらいの通常運転ですねこりゃ。
もう大量の情報が受信できているようなので、今後どんどん色んな事が分かっていくでしょう。

次の金星ランデブーは6年後。
このBlogが6年後も更新しているかどうかは分かりませんけど、6年後に軌道投入成功の報道と共に、この記事を見直してみたいものです。


はやぶさ、サンプルリターン完遂!

2010-11-17 22:11:47 | 宇宙、航空系
昨日のニュースですけど、昨日は祝いのシャンパン空けて酔っ払ってたので今日更新。
今更書いてもニュース性は無いけれど、せめて自分のBlogに歴史を刻んでおこうかと。

 ■はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について (JAXAプレスリリース)

 ■「はやぶさ」カプセル内の微粒子は「イトカワ」由来 (sorae.jp)
 ■川口教授「本当に信じられない」 はやぶさの“おつかい”成功に「感激」 (ITmedia News)
 ■「え、どうしよう」から一転 「イトカワ」サンプル回収の意義と“ドキドキ”  (ITmedia News)

昨日は夜のTVニュースのトップに挙げられて報道されまくったらしいですけど、なんかこう、TVの説明はどっかぼけてる感じがするので上のリンクで細く。

「本当にイトカワの粉なの?」という疑問はJAXAのプレスリリースをどうぞ。何故そう判断したのか、ちゃんと説明してあります。
記者会見の詳しい話(といっても昨日は朝と昼の2回記者会見があったそうで、2回目の方の話)はITmediaNewsのユカタン記事をどうぞ。空っぽのサンプル容器を見て汗が引いて真っ青になった、とか今だから笑い話ですけど、状況を想像すると物凄いストレスだっただろうなぁ。


で、流石は日本宇宙開発界のトップアイドルはやぶさ。
普段は日本の宇宙開発とかあんまり関係ないところまで報道してます。

 ■はやぶさが持ち帰った貴重な宇宙の塵 (THE WALL STREET JOURNAL日本版)
 ■日本の「はやぶさ」、小惑星から鉱物を採取…人類史上初 (中央日報日本語版)
 ■はやぶさ:微粒子確認でJAXA理事長談話「人類共通の財産」 (サーチナ)
 ■明星電気(6709)は約5カ月ぶり高値 「はやぶさ」カプセルでイトカワ由来の物質確認、
  はやぶさ参画企業として関心 (NSJ日本証券新聞)
 ■<話題>「はやぶさ」カプセルで微粒子確認、もう一方の部屋に期待高まる (モーニングスター)

そもそも最速で報道したのが日経だった気も。

 ■小惑星イトカワの微粒子と確認 はやぶさ回収物  (日経web)

昨日の朝9:20。これより早いのあったのかな。
私はこのニュースで知りましたけど、飛ばしの日経なのでホントかなーどーかなーとか思ってました。(笑)

ちなみにこのはやぶさの快挙、海外でもちゃーんと報道されてます。

 ■Japan says Hayabusa brought back asteroid grains (Spaceflight Now)
 ■Japan Brings First Asteroid Dust Back to Earth (ABCNews)
 ■> Japanese spacecraft captured dust from asteroid (Washington Post)
 ■Japan probe collected particles from Itokawa asteroid (BBC News)
 ■Japanese scientsts confirm space probe Hayabusa recovered asteroid dust  (Telegraph)
 ■Japanese probe brings home asteroid dust  (南ア・TimesLive)

 ■Hayabusa claims first dust from asteroid  (Nature.com)
 ■JAXA announcement: Itokawa sample return successful! (The Planetary Society:惑星協会)
 ■Planetary Society Says Bravo to Hayabusa's Return of Asteroid Particles
  (The Planetary Society PressRelease)

Nature.comなんかいきなり一言目が「Success!」ですからね。なんか嬉しくなります。
惑星協会の記事も!ついてますし、プレスリリースではお祝いの言葉を頂けたようです。
海外でも関係する科学者間ではかなりの注目度だったんですね。日本にいると実感わきませんけど。

なんだかこうやって海外の評価を見るにつけ、
改めて、はやぶさの凄さが伝わってくる気がします。



さて。

最後に、はやぶさ帰還ブログのTwitterアカウントのツイートにリンクを1つ。

 ■皆さん、「はやぶさ」は立派につとめを果たしました。 (Twitter @Hayabusa_JAXA)

以下抜粋。
> 我々も彼に負けぬよう頑張って仕事をして、
> 『世界を驚かせて、日本を元気に』しちゃいましょう!

はやぶさに負けぬよう、ってここまで世界を驚かせたはやぶさをライバルにするのはちょっと辛いかと。(笑)

でも、その気持ちは凄く分かるし、そうありたいのも確か。
がんばらなくちゃなー。
はやぶさのように、資金も環境も一番ではなくとも、一番の成果を目指さないと。


子供運ぶのかな

2010-11-14 22:33:29 | 宇宙、航空系
以前HTVの名称募集って話をしましたけど、先日結果発表がありまして。

 ■宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称は「こうのとり」 (sorae.jp)
 ■宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称選定について (JAXAプレスリリース)
 ■宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV) (JAXA:ロケット・輸送システム)
 ■こうのとり2号機/H-IIBロケット2号機特設サイト (JAXA)

名前が決まった瞬間から一斉に連呼。(笑)
ということで「こうのとり」だそうです。決まっていきなり2号機というのがご愛嬌、つまりESAのATVみたいな一機毎の愛称じゃなくHTVシリーズ通しての愛称ってことみたいです。せっかくウチでも以前色々考えた訳ですけど(笑)、結局日本は日本の様式を貫いたって感じですかね。

しかし……悪い名前だとは思わないけど、良い名前でも無いよなぁ。
初の5文字名称というのも何か語呂も悪いし。

  「たるなま」 「さしいれ」 「しおくり」 「あまぞん」

なんて散々噂になった感じの名前の方が個人的にはしっくり来るんですけどね。
ちょっと方向性が違いますけど、NASAのISSのノード3の名称募集したときにコルベアって名前に投票したアメリカ人の気持ちが、今なら何となく分かります。(笑)

まー何だかんだ言いつつ、諦めて受け入れる事に抵抗も無い名前でもありますが。
5文字名に馴染めるかどうかは知らないけど、何でもやってみなけりゃ始まらないから、結局アリといえばアリなのかなと。


しかし、やたら打上げが延期してる今度(STS-133)のディスカバリーにはNASAの足なんて飾りですロボが積まれるそうで。
ならばそこは日本の「こうのとり」、対抗してアレとかアレとかアレとか日本最高レベルのロボットとか積んだらどうでしょうか。与圧ハッチを開けて子供ロボが出てくれば、ああなるほどこうのとりだ、と世界も納得してくれると思うのですが。

まー納得する以前に、色んな意見も出てきそうですが。(笑)
ともかくなんかそういう洒落っ気が欲しいなぁ。

ふとんがふっとんだ

2010-10-06 23:41:09 | 宇宙、航空系
いや布団じゃなくてベッドなんですが。
さらに言うとベッドといってもテストベッドなんですが。

そもそも宇宙、航空系というよりおばか記事かも知れませんが。

 ■ジェット飛行実験機(ジェットFTB)の愛称募集について (JAXAプレスリリース)
 ■ジェットFTB 愛称募集 (JAXA研究開発本部)
 ■ジェット飛行実験機(ジェットFTB)の概要/活用例 (JAXAプレスリリースの一部:PDFファイル)

実は先月のネタなんですが、見落としてましたごめんなさい。
まー募集は来月まで2ヶ月やっているのでまあいいかと。


一応、解説なんぞ以下に。

FTBってのはフライングテストベッド、の略。
フライングテストベッドっていうのは、文字通り空飛ぶテストベッド。
テストベッドっていうのは、まぁ試験台というか、お試し実験設備、というか、実際の環境に近い状態の設備を作って、そこで色々試験したり実験したりしよう、っていう代物です。

#普通、FTB? フライングテストベッドって何? って思うよなぁ
#愛称募集しておいてろくな説明が無いってのはどうかと。ちょっと残念。

今回のFTBのベースは、セスナ社の名機サイテーションソブリン。
北米大陸を横断できるリーズナブルなビジネスジェットとして、アメリカではかなりの人気らしいです。


ということで、別に日本自主開発機体とかじゃありません。ごくごくありふれたビジネスジェット(といっても日本じゃ余り無いらしいですが)に愛称を付けよう、という企画なんですよこれ。

うーん。

愛称を公募するようなネタですかねぇこれ。
所詮はビジネスジェットなんで、イマイチ気持ちが盛り上がってきません。

でもそれなりに大事な機体。せっかくなんで、色々考えて見ましょうか。


・一反もめん

NALは調布深大寺だし、サイテーションソブリンの基本色は白なんで。
とりあえず流行りに乗っとけ、という感じ。(笑)


・てんま

サイテーションって名前の元ネタは馬の名前らしいんで。
と思ったらそういう衛星既にあったような。というかあった


・⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

運用地となる小牧基地というか名古屋空港のすぐそばに「航空館boon」ってのがあるので、そこから。
MU-2は見に行きたいなぁ。


・にとり
・いけあ
・まるはち

理由は聞くな。(笑)



こんなんでどうですかね。個人的には「一反もめん」はいいと思うんですけどね。
問題は「ひらがな6文字以内、漢字なら2文字」という制限を全く守れない点ですけど。

でも絶対損は無いと思うんだけどなぁ。
少なくとも、一反もめんならマスコミが1度くらい取材に来るはず。(笑)


「あべのせいめい」とかダメかな、ダメだろうな。

2010-08-28 23:44:13 | 宇宙、航空系
なんかJAXAがHTVの愛称を募集してるらしいんですよ。
でも、いまいち分かんないんですよねー。

 ■JAXA、宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称を募集 (sorae.jp)
 ■宇宙ステーション補給機「HTV」の愛称募集 JAXA (ITmedia News)

 ■宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称の募集について (JAXAプレスリリース)
 ■宇宙ステーション補給機(HTV)の愛称を募集しています
  (JAXA 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター)

一応、本気の募集みたいですねぇ。

でも「HVTは使い捨てだから愛称は無い」という話がJAXAから出ていた気がするんですけど。昨年辺りのはずなんだけど、どうにもソースが見つからないので、ありゃ何かの幻だったんですかね。
個人的には、ロケットに愛称が無いんだからHTVにも愛称は要らないと思うんですよ。まぁ愛称が無いとTVニュース受けが悪いというのは感じますけどね。特に広島テレビとか困りそうですし。(笑)

それはともかく、この名称がHTV全般なのか、HTV2号機だけの愛称なのか、それが分かんないんですよね。
一応、応募者への特典として

> 種子島宇宙センターでのHTVの各号機の打上げ見学に、1組(2名まで)をご招待します。
> HTV2号機から7号機まで、毎回1組(2名まで)、計6組(12名まで)をご招待します。

となっているので、HTV全機同じ名前で、ひまわりみたく「○○2号」「○○3号」って呼ぶんでしょうか。

でも同様の輸送機に欧州宇宙機関ESAのATVってのがありますけど、これは1機1機愛称が違うんですよねー。

  ATV1号機:ジュール・ヴェルヌ
  ATV2号機:ヨハネス・ケプラー
  ATV3号機:エドアルド・アマルディ

って感じで、毎号、人の名前が付くのです。
学者だけでなくヴェルヌなんかも採用しちゃうのがいいところ。

可能なら、日本もこんな感じで過去の学者や歴史的作家なんかの名前を使って欲しいんですけどね。

ただ、誰がいい?って言われると悩みますが。(苦笑)
宇宙に関連する日本の作家や学者って、殆どは明治以降、世界的な人だと戦後ばかりになっちゃいますし。まだ歴史上の人物になっていない名前は使いづらいよなぁやっぱり。
竹取物語の作者の名前なんてのは真っ先に採用したいところですけど何で作者不詳なんだこんちくしょう。後は日本の天文観測っていうと陰陽師なんですけど、今は学者というよりオカルト臭がするので却下かなぁ。

うーん。
結局、JAXAの考え通り、無難に普通の衛星として名称つけるのが、一番マトモなんですかね。
ちっ、なんか悔しい。(笑)


ちなにみHTV、大気圏再突入カプセルを付けた発展型のHTV-Rが企画中です。
ゆくゆくは有人宇宙飛行の方向も狙いたいとか何とか。

 ■回収機能付加型宇宙ステーション補給機(HTV-R)検討状況 (JAXAプレスリリース:PDFファイル)

HTVの愛称が決まったとして、これの愛称はどうなるんでしょうか。2010年代の半ばには打ち上げたいって事なので、5~6号機辺りからHTV-Rになっちゃう可能性があるわけですが。

やっぱり、今回募集するHTVの愛称そのまま使うのかなぁ。
だとすると、使い捨てっぽい名前や燃えるような名前は応募しない方がいいのかなぁ。


色々はっきり書けないのは仕方ないにしても、なんかこう、色々ともやもやする愛称募集だなぁ今回のは。


丸の内オアゾのはやぶさカプセル公開

2010-08-15 21:58:30 | 宇宙、航空系
コミケ帰りに行ってきました、はやぶさカプセル公開。
オアゾは東京駅の目の前ですけど、そもそも丸の内北口って東京駅の中でも非常に印象薄い場所なので(えー)、東京駅、ってだけ覚えて行くと迷う事間違いなしです。気をつけましょう。



丸の内オアゾ。これは地下鉄大手町駅側の入口ですけど。


入口に注意書き。整理券方式なんですな。



で、整理券ゲット。13:30に貰って30分待ちでしたけど、段々人が減る方向でした。
14:00に来た人は20分待ち程度の整理券貰ってましたね。




で、30分待ちの間に地下で昼飯休憩。
といっても30分じゃ中途半端なので、はやぶさラッシー程度にしときました。
蒸し暑い日にはラッシーが合う。



公開場所はこんな感じ。黒いついたての向こう側で展示してます。


 ■はやぶさカプセル一般公開、整理券求め2千人 (YOMIURI ONLINE)

ほへー、朝一は2000人も来たんですか。
私は昼過ぎ、13:30頃到着でしたけど、並んでいるのは100~200人くらいだったんじゃないかなぁ。思ったほど、というか想像以上に空いていたので、なんか拍子抜けでした。

ちなみに整理券の配布場所ですけど、場所が説明しづらいので、現地で係員に聞いてください。
実は現地に整理券配布場所の案内看板が殆ど無かったので、もしかすると臨機応変に配布場所を変えているのかも知れません。変に探すより、聞いちゃったほうが確実です。


で、肝心のカプセルの感想ですけど……なんか、もっとじっくり、張り付いて見たいですね。
やっぱり立ち止まらずに見るのは物足りないです。

前面ヒートシールドなら、その真っ黒具合とか、ちょっとヒビが入っているようでしたけど、そのヒビの具合をじっくり見たかった。背面ヒートシールドなら、焼け残っているカプトンテープの付着具合とか。他にも裏側や中身の見事な程の綺麗な姿も、まじまじと見たかったですね。

まぁこんなに早く公開してくれた事に意義があるので、この不満はちょっと贅沢ですかね。
そのうち何処かで常設展示される事を、今は期待しておきましょうか。


今年も夏コミ流星群

2010-08-11 23:30:47 | 宇宙、航空系
今年もこの時期が来ましたなぁ。
お盆、夏コミ、そしてペルセウス座流星群。
徹夜組は流星観測でもすればいいのにとか毎年思うんですけど有明じゃ明る過ぎますかね。

 ■「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン (国立天文台)
 ■ペルセウス座流星群は今晩からがピーク! 観測を極める11のコツ (Gizmodo Japan)

極大に近いのは明日の夜ですけど、今夜でもそれなりに見られるはず。
ただ、いくらペルセ群は明るいっていっても街灯のある場所で見られる程明るくは無いです。しかも大抵すぐ消えちゃうんですよね。経験上、1秒未満で消えちゃうのばっかり。一応見やすい流星群って事になってますけど、本当にそうかなーっていうのが個人的な感想ですね。

一応、今年は夜中に起きられたら窓から眺める予定。
写真は……今回はチャレンジしない予定。あれ割と面倒なんで。


しかし知らなかったんですけど、ウェザーニュースがこんなサービスしているんですね。

 ■ペルセウス座流星群2010 流星見えるマップ
 ■SOLiVE24(12日夜は流星中継を予定) (共にウェザーニュース)

#台風報道のため、明日の流星群中継はSOLiVE24ではなく、別途専用チャンネルを用意するとの情報もあります。
#明日の中継については上記の流星群ページ及びウェザーニューストップページで確認してください。

いやぁ流星見えるマップは嬉しいですねー。
昼はともかく夜の雲量を予報するサービスって今まで知らなかったので、これはありがたいです。

でも、場所によっては低層雲が出たり、雲が切れたりくっついたり流れたりするものなので、出来ればもっと細かい予報というかレーダー的な情報が欲しいところです。
まぁ降ってない雲まで見張るレーダーなんてあんまり需要無いでしょうけど……本当に欲しい情報はそっちなんだよなぁ。


2010.07.25 ワンフェス・はやぶさコス特集

2010-08-01 23:49:15 | 宇宙、航空系
先日のワンフェスで撮らせて頂いた、秋の『』さんの有名な「はやぶさ」コス。
宇宙ネタとコスプレ写真がメインコンテンツになっている(いやそういう気は全く無いんですが)ウチのBlogとしては、珍しく両方の域に入るコンテンツなんで注目せざるを得ません。

そう、カツカレー理論ってやつですね。(なんだそれ
まずい訳が無いというかもう美味しいに決まっているのですよ。(笑)


今回は数枚について大きめの画像も用意しました。
一部画像は、クリックすると大きなサイズの画像が表示されます。



全身及び太陽電池パネル裏側。
本物とパネルの向きが違いますけど、そこまで同じにするときっとコスとして辛い。



あっぷ。胸に輝く銀色の丸い物体に注目。



これがリエントリーカプセル。土日に相模原で3万人が並んで見たアレです。


このとき「それ再突入カプセルですね!」と聞いたら「ええ、リエントリーカプセルです」と穏やかにダメ出しを喰らいました。(笑)




太陽電池パネル表側とイオンエンジン部。
3枚がちょうつがいで繋がっているのも構造的には本物そのまま。
打上げ時にはたたんでおいて、宇宙で広げるのです。



イオンエンジンあっぷ。スラスタB,Dが動作中かな。ちゃんと光るのが感動。
エンジンの四隅の丸いのが中和器。ちゃんと4つとも僅かに向きが違うっぽい。
そして周囲の6本のえんぴつキャップが化学スラスタ。燃料漏れしちゃったけど着陸時には大活躍でした。



ちなみに中和器からは帯電したキセノンガスではなく水蒸気か何かの煙が噴き出すギミックです。動かしてもらったんですけど上手く撮れませんでした。残念。




イトカワラッコ。こういう岩みたいな布地なんですね。


ターゲットマーカー投下準備


ターゲットマーカー投下成功! 位置もだいたいあってるのが凄い。


ターゲットマーカーっていうのはコレ。
要は88万人の署名が入ったお手玉なんですが、その88万人が、イトカワの地表ではやぶさの降下を導いたんです。

イトカワへのターゲットマーカーの投下が成功した時、今後日本の宇宙開発でこれ以上感動することなんて無いだろうな、って思ってました。この写真を見ると、なんだかそんなことをしみじみ思い出します。

まぁ、まさかこの後あんなことになるとはねぇ。(笑)
誰がわかるかそんなこと。(笑)




小道具一式。あれ?もしかしてあの小物入れはミネルヴァ?
しまったミネルヴァだったら分離と浮遊もやってもらうべきだった。(ぉ



とりあえず緊急搬送された人はいなかったらしい

2010-08-01 23:33:48 | 宇宙、航空系
えー、金土とJAXA相模原キャンパス特別公開に行かれた方、お疲れ様でした。
私は体力の関係でNoGO判断だったので引きこもってYACのサイトでセミナーだけ見てましたが、現地はなんか凄かったらしいですねー。

 ■はやぶさ展示、2日で3万人来場 最大4時間待ち (ITmedia News)
 ■<7月31日(土)の博物館来場者数等について> (JAXA/ISAS)

今日の筑波なんか両陛下がいらしたそうで。

 ■両陛下、「はやぶさ」カプセルを視察 (日本経済新聞)

まだまだ「はやぶさ」人気は収まらないなぁこりゃ。
いや収まるというより、上手いこと燃料投下されたような気がしないでも。

明日からは筑波、お盆には丸の内でも公開ですけど、どっちも凄いことになりそうだなぁ。


Mはチラ見じゃ物足りない

2010-07-14 21:04:16 | 宇宙、航空系
最近話題の小惑星。
フライバイとはいえ、これでいくつ目の撮影でしょうか。最近はすっかり小惑星探査がトレンドっぽいですね。

 ■ロゼッタ彗星探査機、小惑星「ルテティア」フライバイ (sorae.jp)
 ■小惑星ルテティアに「超接写」:画像ギャラリー (WIRED VISION)
 ■Rosetta triumphs at asteroid Lutetia (ESA(欧州宇宙機関))

ESAの探査機ロゼッタは彗星探査機なんですけど、ついでにルテティアなる小惑星の近くを通って写真を撮ってくれました。
まー再接近時で距離にして3162km、地球なら静止軌道の1/10の距離というところまで近づいてくれたんですから、ついでと呼んじゃ失礼かも知れませんけど。

ちなみに先日帰ってきた「はやぶさ」が行ってきた小惑星「イトカワ」は、ルテティアよりずっと近くて小さくて、さらに超マイナー(だった)小惑星です。
いやそんなことより一番大きく違うのは、イトカワがS型小惑星、ルテティアがM型小惑星って事ですね。

S型小惑星ってのは、まぁ割と想像しやすい、岩石の惑星。
M型小惑星ってのは、実は金属(恐らく鉄かニッケル)を多く含んだ、金属の惑星。

隕石にも石質隕石とか鉄隕石とかあるじゃないですか。あれとほぼ同じ感じですね。
別にイトカワが攻めでルテティアが受けじゃないのでお気をつけて。どちらかというとルテティアの方がでかいし歴史あるし(以下略


ということで、人類が初めて見るM型小惑星の姿だったんですが……私ゃどちらかというと工学系な人間なんで、理学、地質学とか惑星学は良く分かんないんですよね。

M型小惑星って、こんなのなの?
という疑問というかガッカリ感が何か強いんですよ。

 ■エロス (小惑星)
 ■ガスプラ (小惑星)
 ■イダ (小惑星) (上記全てWikipedia)

なんですかねー。
見た目が既知のS型小惑星と、あんまり変わんない気がするんですよね。

確かに雰囲気的には、カドが丸いというか、のぺーっとした滑らかそうな感じにも見えるんですが、おお金属だ、っていう感じはあんまりないなぁと。
ルテティアって金属というより石鉄系なんですかね。だとしても、なんかこう、露骨に違うところが見えたら面白かったのになーという残念感はちょっとあります。
決定的な写真はまだ隠しているのかも知れませんけど、とりあえず現状では、かえって「モノ足らん!」という気持ちがつのる感じになっちゃいました。(笑)

#そういう意味ではイトカワは凄かったというか運が良かったというか。
#なにあのラッコ。(笑)


やっぱりアレですよ。もっと近寄って撮らないと。
近付けば、クレーターの内部とか見えそうじゃないですか。(レゴリス積もってそうだけど)

ということでやっぱり「はやぶさ2」の出番だよー、と思うんですけどね。

 ■「はやぶさ2は微妙」-JAXA、来年度予算の概算要求で (日刊工業新聞)

ここはいっそ増額要求しようよ。
どうせ月探査系が何だか増額狙ってるみたいですから、この際出すだけなら良いんじゃないかと。

というか再度仕分けに乗せて欲しい気もしますね。
昨年仕分けで完全無視、話題にも上らなかったはやぶさ2。今度はどういう評価を受けるか、凄く気になりますから。


2010.07.15追記:
そうだよ「はやぶさ2」の目的地はC型(炭素型)小惑星だよ。
なんでM型だと思ってたんだろう俺。M型は大抵遠いから、はやぶさ2じゃ届かないだろうに。

でもC型も研究対象としては面白いんですけど、やっぱりM型の方が面白そうだよなぁ。
はやぶさ3とか、また別の将来の探査機がサンプルリターンすることを期待しよう。