雨の日も風の日も ららる~♪

気ままな毎日を綴ります。

韓国映画

2024-08-13 | 映画

韓国映画をまとめようと思った。見るきっかけとなったのが「風の丘を越えて」という映画だった。この映画のことを書かないと始まりません。2012年のブログに「風の丘を越えて」が書いてあったのでもう一度。リサイクル日記です。読んでくださいね。

ここからがリサイクル日記です。
15~6年ほど前、「風の丘を越えて~西便制~」と言う韓国映画を見たのが、韓国に興味を持ったきっかけです。この物語は、パンソリの天才といわれた男が師匠の妻と不倫をして破門され、旅芸人に落ちぶれる。旅暮らしをしながら、娘に夢を託しパンソリを教える。身は落ちぶれても求めるのは一流の芸。決して明るい物語ではなく、衝撃的な内容だったのに、魂をゆすぶられたのは初めて聞いたパンソリの歌声だった。韓国にこんな歌があったのか・・・。人生を歌った、腹の底から唸るような歌声。パンソリの歌詞もすばらしく涙を誘った。
当時はまだ韓国映画を見る人は少なく、在日のための郵送のレンタルで借りて見た。韓国映画を十三の七藝や九条のシネヌーボまで見に行った。どの会場もガラガラだったなあ~パンソリも衝撃的だったけど、映画の水準の高さに驚いた。韓国がこんなに素晴らしい映画を作っているなんて・・・知らなかった・・・。日本映画は衰退期でぱっとせず、完全に負けていると思った。まだ韓国のお国事情も知らなくて、イメージとしてどこか暗くて貧しい国と思っていたのが恥ずかしかった。
この映画は、ヒットし韓国で100万人を動員。海外でも高い評価。これがきっかけでパンソリを見直す動きが出て、国としても伝統音楽を保護し、音大にパンソリ科が創設され、勉強する人口が増えたそうだ。日本の浪曲や民謡には余り興味が無いのに、言葉も分からないお隣の国の歌に、何故こんなにも心をつかまれたのか・・・不思議だった。

・・・この映画を見たのは、1996~7年。「JSA」が公開される前のこと。日本の映画が衰退期と書いてあるのは当時の感想です。それとこの映画の中で歌われるパンソリは主演のオジョンヘが歌っている。一部人間国宝アン・スクソンさんの歌が流れる。いつだったか綾戸智恵さんがNHKの「わが心の旅」で、パンソリを習ったのがアンスクソンさんだった。歌も「沈清伝」という有名な歌。偶然ですが芸文で、スクソンさんもパンソリも知らずに彼女の生の歌を聞きました。あまりにも素晴らしかったので強く印象に残っています。もう一度機会があれば聞いてみたい。


日帰りの東京

2024-08-13 | 東京行き

お盆の東京はどこも人でいっぱい。羽田空港はもう人人人。帰りの19時の空港では夫のお土産の「空弁」は売り切れ状態(涙)。満席のスカイマークで日帰りの東京から無事に帰ってきました。雨の予報だったのですが晴れでした。

行きは1時間20分空からの景色を堪能。飲み物のサービスがあり、珈琲を頂きながらの空の旅。パノラマを楽しみました。富士山が見えますとアナウンス。しまった富士山は左側でした。

5人中2人が来れなくなり3人だった。一人は新幹線のチケットも買っていたのに体調不良で来れず。みんな同い年。もう年なんですね~。とほほ。それでも5時間おしゃべり。ひとりは脳梗塞で2週間入院。後遺症も無く元気に。娘さんが付き添いで札幌から。もう一人は膝が痛くて杖を使っていました。私は癌の後遺症でリンパ浮腫に。コロナで会えない間に色々ありました。でもみんな前向き!元気いっぱい。長く続いた東京行きも一旦ここでお終いになりました。これでもう東京へ行くことも無くなりました。この仲間はこれからも続きます。3時に解散。

皆と別れて、予定していた東京庭園美術館へ。目黒駅から徒歩10分。広大な敷地に瀟洒な建物。アール・デコ様式の旧浅香宮邸です。

おりしも竹久夢二展開催中。シルバー料金700円で素晴らしい絵を見ることが出来ました。初公開を含む180点を展示。まったりと冷房の効いたお部屋で鑑賞できました。夢二郷土美術館からの出展。満足満足。お庭は時間の関係でざっと見ました。とにかく暑い。


次は目黒駅反対側の雅叙園へ。暑いからタクシーで正解。駅から徒歩15分なのに、かなりありました(汗)。しかも坂道。まあ大きな古いホテルなんですね。有文の「百段階段」を見学。ここでも階段の途中にある各部屋でアーティストたちの「和のあかり✕百段階段2024~妖美なおとぎばなし~」が開催。

幻想的な世界を体感してきました。お香が炊かれ、おどろおどろしいBGM。ひとりだったらあの世に引き込まれそう…。人がいてよかった。百段階段の天上の絵に各部屋の絵が見事でした。エレベーターの螺鈿の絵も凄かった。フラッシュ撮影は禁止でしたよ。この暑いのに浴衣姿の若い娘さん。見るのは涼しげで目の保養。良いものですね。ホテルの送迎バスで駅まで。

人であふれる羽田。しばらくぶりの空港は大きくなっていて勝手が違った。スカイマークは第一ターミナルの端っこだった。満席の飛行機は無事に神戸空港着。海上すれすれに空港へ着陸する瞬間が何とも言えません。神戸空港は海の上の人工島にある。送り迎えとお留守番の夫とローラに感謝。楽しい一日だった。ありがとうございます。

浅草舟和の芋羊羹、鎌倉豊島屋の鳩サブレ、銀座千疋屋のマンゴープリン、横浜崎陽軒のシューマイがお土産で~す。