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香港映画

2024-08-12 | 映画

香港映画を知ったのはジャッキー・チェン。偶然見たジャッキーの映画「ポリス・ストーリー」に嵌りました。生身のアクションにユーモア。見て楽しい。スカッとする。分かりやすい。スタント無しの体当たり。時には大怪我も。監督・脚本・主演の三役。娯楽映画まっしぐら。どれも外れ無しの面白さ。ブルースリーのカンフーとは違った路線でしたね。ジャッキーの映画はしごしました。サモハン・キンポーに恋人役のマギーチャンにユン・ピョウ。映画の最後にはお決まりのNGシーン。これがまた楽しかった。

そうこうしていたら。ジョン・ウー監督の「男たちの挽歌」が登場。香港ノワール(裏社会や犯罪を描いた作品)というカンフーではない新しい分野です。高倉健さんにはしびれなかったけれど、チョウ・ユンフアはしびれました。あの笑顔が素敵。渋いテイ・ロン。2丁拳銃にロングコートのチョウ・ユンファ。レスリー・チャンとの兄弟愛が切なくて夢中になりました。ここまでやるか~というド派手なアクション。ドンパチもかっこいいのです。「風の輝く朝に」「友は風の彼方に」「誰かがあなたを愛してる」…「男たちの挽歌」「男たちの挽歌2・3」「愛と復讐の挽歌」。すっかりジャッキーとはお別れ。

そんな中で、トニー・レオンのファンに。題名はみんな忘れてしまったけれどトニーレオン出演の映画は、デビュー作から探して観ました。台湾の「非情城市」では、彼は香港で広東語なので聾唖の青年役を演じました。この映画は台湾史を描かれているのですが、当時は台湾の歴史に詳しくなかったので、もう一度じっくり見たいと思う。舞台になった九分がこの映画のロケ地として有名になりました。

最後に登場したのが、ウオン・カーウァイ監督。音楽といい映像と言いスタイリッシュです。「欲望の翼」「楽園の瑕」「天使の涙」「花様年華」。中でもトニー・レオンの「恋する惑星」が大好き。「ブエノスアイレス」に至ってはわざわざ日本初上映を映画のお仲間と大阪まで見に行きました♪ レスリー・チャンとトニーレオンのボーイズラブ。ここにチャン・チエンが絡んでくる。チャンは「クー嶺街少年殺人事件」でデビューした台湾の俳優です。ただカーウア監督の映画はわかりずらい。なんのこっちゃ?状態。でもいいのです。楽しめたら。
1997年に香港が中国に返還。以降、香港映画は中国資本に吸収され衰退してしまったようです。2000年くらいから、「冬ソナ」の登場で、韓国映画に興味が移り、香港映画を見なくなった…。つい最近見たタイの映画「プアン友だちと呼ばせて」。どこかで見た感覚...と思ったらカーウァイ監督の映画でした。監督健在です。
私の中の香港映画といえば「ジャッキー・チェン」に「男たちの挽歌」と「恋する惑星」。一世を風靡した香港映画の全盛時代でした。