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私らしく、楽しい日々を・・・

自分の気持ちに素直に、毎日を楽しく過ごしたい

NY郊外のミュージアム Dia:Beacon

2009-09-07 14:31:31 | 美術館・博物館めぐり
夏の思い出シリーズ。


先月、郊外のハドソン川沿岸にあるミュージアム「Dia:Beacon」へ行ってきた。
アート好きの友人Aちゃんに教えてもらって、ずっと行きたかった所。



この建物は1929年に建てられたナビスコの元工場だそうで、その広い空間を
贅沢に使った、独特の雰囲気漂う現代アートの美術館。


これだけ広い室内空間はなかなか実現できないので、この場所ならではの作品
が多く見ごたえあり。

色々な形の巨大な穴たち↓


天井が波のように小刻みに傾斜になっていて、そこに窓がたくさんあって
光がふんだんに入るにようになっている。



2階と地下もあり、充実の展示内容。
光をうまく利用した展示は、開放的で色が映える。



中でも、ウォーフォールのこの作品が一番好きだったかな。



迫力満点の現代アートと開放的な気分に浸れる、素敵なミュージアムだった。



アメリカ版「彫刻の森」? Storm King art center

2009-05-19 01:01:59 | 美術館・博物館めぐり
今、NYはベストシーズン。
暖かくなり、ドライで、暑過ぎず、新緑に溢れて、ほんと気持ちがいい。

というわけで、週末は郊外へドライブがてらお出かけ。


先々週末になってしまったが、マンハッタンから車で1時間半ほど北上
したアッパーハドソンへ出かけた。

ハイウェイを30分も走れば、もう郊外ののんびりした緑溢れる風景が
広がって、さらに下道を進むと大きな庭付きのアメリカンカントリーな
家が立ち並び、“アメリカの郊外”な雰囲気を満喫できる。


まず、1838年創業のアメリカ最古のワイナリー、
「Brotherhood winery」へ。


緑に囲まれた敷地内には、石造りの歴史を感じさせる建物も並ぶ。


どうやらブドウ畑を持っているわけではなく、ブドウやブドウジュースを
買って、ワインを作ったりブレンドしているワイナリーらしい。

テイスティングのコーナーもあり、陽気なおじさん(おじいさん?)が
丁寧に説明しながらワインをいろいろ飲ませてくれた。


でも残念ながら、欲しい!と思うワインはなく、そこそこに退散。


次は、世界屈指の彫刻庭園があるという「Storm King Art Center」へ。

行ってみて、あまりのスケールの大きさにビックリ。

広大な敷地の中に数々のアーティストの作品が点在していて、
確かに箱根の「彫刻の森美術館」と方向性は一緒だけど、
スケールがケタ違い。


イサム・ノグチやリチャード・セラといった、有名アーティストの作品
も多く、100点以上に上る作品は見ごたえあり。

一つ一つの作品もかなり大きい。
コレは、高さ4~5mほどある↓


敷地内をトラムが走るくらい大きいので、全て見て回るのは至難の業だが、
気が向く方向へのんびり散歩気分で歩きながら見ていくのが気持ちいい。



暑くなる前に、また郊外へ出かけたい!


※その他の写真はコチラ↓
http://ameblo.jp/asamic/



MoMAと兄弟の美術館

2009-01-19 08:20:02 | 美術館・博物館めぐり
先々週、名古屋に帰った時に母と『豊田市美術館』に入ってみた。

豊田の中心部の小高い丘に位置するこの美術館。
周りを緑に囲まれていて、入口までの小道を抜けると突如登場する、
直線で構成された近代的な建物にまずは驚く。

さらにエントランス付近に進むと、池があり、鏡がたくさん置かれていて、
直線で囲まれた中に、水の動きと鏡に反射した緑が溶け込み、その計算し
つくされた風景に脱帽。



1995年に建てられたこの美術館、HPをチェックしたら、設計者は
あのNYのMoMAを設計した谷口吉生氏。
どおりで素晴らしい。
納得。




中へ入り、遅いランチ。
レストランは豊田市が一望できて、かなりいい眺め。



常設展は、・・・う~ん、中途半端感が否めないラインナップだった
けど(一応、クリムトとかジャコメッティの作品もあったけどね)、
特別展の漆工芸作家、橋節郎の企画展は鬼気迫る迫力があって
面白かった。


建物も立派な作品の一つ、いや一番大きくて重要な作品だと感じされら
れる美術館だった。

MURAKAMI World in Brooklyn Museum

2008-04-20 07:41:53 | 美術館・博物館めぐり
現在、村上隆の作品がブルックリンミュージアムで展示されている。
彼の作品はアニメ色が強くて正直全然好きではないけれど、アメリカで今、
最も有名な日本人アーティストであることは間違いないので、観に行ってみることにした。

マンハッタンから地下鉄で20分程度のところにあり、植物園や公園に隣接した美術館。


日本人の姿も多いものの、アメリカを始め、様々な国の人々が観に来ていて
結構混んでいた。

エントランスホールから、いきなり村上ワールド全開。




展示では、彼の初期の作品から最近のものまで、絵画だけでなく、立体の作品も多く、
変化に富んで見応えのある展示構成。
ルイヴィトンの作品展示兼即売ショップまであったのにはびっくり。

アニメタッチの画風はやっぱりあまり好きにはなれないけれど、今回じっくり
作品を眺めてみて、彼の緻密なデザイン構成や絶妙な配色などを目の当たりにして、
アートを十分に感じさせられた。

あのアニメチックな作品にも「いのち」「喜怒哀楽」「希望」...様々な
テーマがあり、じっくり観ているとなかなか深い作品もあった。

アメリカ人が、「so cool!!!!」なんて言いながら鑑賞していたので、
違った角度から観ることができたのかもしれない。
食わず嫌いのままにしなくて良かった。





寒い日の楽しみ

2007-03-11 18:16:13 | 美術館・博物館めぐり
一歩も外に出られないくらい寒い日が続いた先週。
でも外に出ないと腐ってしまいそうだったので、気合を入れて外出。
この日の最高気温も-6℃。外に出た瞬間凍った・・・
1回の移動は5ブロックが限界で、鋭く冷たい風が顔を切るよう
だった。。。

寒くても屋内なら楽しめるので美術館へ。

Upper Eastにある、フリック・コレクション
ここは、ピッツバーグの鉄鋼王ヘンリー・クレイ・フリックの邸宅
を改装した私立美術館で、彼が生前収集した絵画、陶磁器、家具、
ブロンズなど、ヨーロッパの芸術家の作品を展示している。

1914年に建てられたにも関わらず、雰囲気は中世ヨーロッパの貴族
の豪邸といった感じ
このヨーロッパへのこだわりは、アメリカはどう頑張ってもヨー
ロッパの美術の歴史とレベルの高さには適わないという、彼自身の
考えの現れだったとか。

内装や家具調度品は、贅を尽くしたとはこのことと言わんばかりの
豪華さで、特注で作らせたというものも少なくなかった。

(全面撮影禁止だったため、HPより↑ 覗き窓みたい・・・

絵画もエル・グレコ、セザンヌ、ゴヤ・・・有名画家の絵が所狭しと
掛けられていた。


建物自体も立派で、家の中に中庭があり、噴水から出た水が小川と
して流れていた。
この日は寒過ぎて外に出られなかったけど、出中庭も素晴らしい、
らしい。


この他にも、晩餐会が開かれたダイニングルームや数多くの本が
収められた書斎も見事で、ため息が出た。
こんな個人宅があってよいものか。
世界レベルの金持ちはスケールが違う。

そして、その家を収集品ごと公開するなんて。
懐も深いんだなぁ

大きな公立の美術館もいいけれど、個人邸宅の美術館も別世界に
迷い込んだみたいで面白い
時間を忘れて、のんびり一人でその世界に浸るのも悪くない

グッゲンハイムなグリーティング

2007-03-08 13:20:52 | 美術館・博物館めぐり
先々週の土曜日、行こう行こうと言っていた
グッゲンハイム美術館にようやく旦那と出かけた。
私は前に行ったのはもう7年も前で、旦那は初めて。

実はこの、フランク・ロイド・ライトが設計したという印象的な建物
は、今は改装中で今年の末に完成予定とのこと。
現在の悲しい外見


今は特別展として、エルグレコの時代からピカソまで、スペイン
画家の作品を集めたEl Greco to Picassoを開催中。


このとぐろを巻くような回廊が作り出す、独特な雰囲気の中で
展示を観るのは、グッゲンハイムの世界観にどっぷり漬かれて
楽しい


この世界観と、一連の流れを絶やすことのない展示を実現させて
いるこの設計は、見事としか言いようがない


特別展も良かったけれど、カンディンスキーの作品を集めている
常設展?が良かった。
前から画風が好きだったけれど、個人的にとても好きだと感じた。

抽象画なのだけれど、暗くなく明るくて、開放感と想像をかきた
てられるところが好き
様々な画材で描いているのも興味深かった。


そして、家に帰ってHPを見ていたら、面白いページを発見
なんと、グッゲンハイムに展示してある絵画や写真、
グッゲンハイム外観などがそのままグリーティングカードに
して送ることができるサービス →E-card

背景の色やはめ込みのメッセージも選べて、しかも日本語で打った
ら日本語のまま送れた!
(海外のサイトだと日本語で打っても文字化けをしたりする・・・。)
楽しくて、自分で自分に送ってしまった
こんな感じ お試しカード

なかなかオシャレで気が利いたサービス。
素敵

行ってみました、国立新美術館

2007-02-21 11:46:03 | 美術館・博物館めぐり
しばらくブログを更新できなかった、東京滞在時を振り返って・・・


10日土曜日、泊めてもらっていた親友A子と共に、先月乃木坂にオープンした
国立新美術館に行ってきた。

オープンしたことすら知らなかった浦島太郎な私は、突然目の前に現れた
超近代的な美術館にビックリ
外壁が波打ち、前面ガラス張り。

中に入ってまたビックリ
巨大な吹き抜け空間の中に、すり鉢状の建物がそびえ立っていて、頂上には
レストランが。


高い方は、あのポールボキューズのブラッセリーが入っていて、
お店のオープン早々から長蛇の列で6、70人は並んでいた。
ブラッセリーだけあって、ランチは1800円~食べられるので、大人気だった


かなりカジュアルなので、特別な日にというよりは、ちょっと贅沢したい時に
という感じ。
でも、夜はガラス張りの分、暗くなるとロマンチックなのかなぁ。


ヨミが甘かった私達は、ポールボキューズは諦めて、
もう一段下がった2Fのカフェへ。
VOGUEとコラボしたカフェ「サロン・ド・テ ロンド」
サンドイッチとオススメのパウンドケーキを注文。


パウンドケーキはしっとり美味しかった~


展示は、「異邦人たちのパリ展」を観た。
ジャンルは、絵画から彫刻、映像までバラバラな展示だったけど、
有名なアーティストの作品も多く、見ごたえはあった。


日本の美術館もなかなかやるなぁ~

アメリカ自然史博物館

2006-09-21 07:16:15 | 美術館・博物館めぐり
アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)は、
恐竜の化石、宇宙に関する展示やシアター、動物の模型などなど、
自然に関する幅広い展示がされている博物館。

まず入ると、高い吹き抜けになっている重厚な雰囲気のエントランスホールに
恐竜の化石がダイナミックに展示してあり、インパクト大。


この博物館もご多分にもれず膨大な展示量だったけど、
一番充実していたのは、やはり恐竜に関する展示。
進化の順を追って、どう進化していったのかが分かるように展示してあった。


化石の種類、完成度もさすがのレベル。



この他、宇宙に関する展示では、Big Banから始まって今日に至るまでの宇宙の軌跡が
立体的に展示してあって、こちらも優秀。

恐竜、宇宙、と日常あらためて考えることのない、何十億、何百億年の歴史を
見せられて、人類という枠を超えて自然の不思議に思いを馳せた。
突き詰めていくと価値観が根底から覆るような大きなテーマ。
たまにはこんなテーマを考えるのも面白いなぁ。





Museum Mileの旅 Part.3

2006-08-26 11:21:01 | 美術館・博物館めぐり
毎朝ジョギングの途中で通って、気になって仕方なかった
「Cooper-Hewitt, National Desingn Museum」(クーパーヒューイット国立
デザイン美術館)に行ってみた。

今は、特別展「Feeding Desire」と称して、食事の時に使うカトラリーを
1500年代~現在に至るまで、歴史と共に追って紹介した展示をしていた。
個人的には興味津々。

ここでもやはり見せ方に感心。
実際のテーブルセッティングとして展示された中には、この展示のセッティ
ングを完成させるために補い買い揃えられたものがあるらしく、大変整っており、
演出するためのシルバーを実際に使っているダイニングの音も流されていた。



実はこの美術館、あの鉄鋼王カーネギーの元邸宅だったということで、
重厚で、でも邸宅らしく落ち着いた雰囲気で落ち着けた。
(建物自体が、鑑賞するのに適した、落ち着ける雰囲気を醸し出しているかどうか
も美術館を判断する重要な基準の一つだと思う。)
照明がかなりモダンでかっこよく、気になった。



締め括りは、ミーハー気分で、美術館の庭で読書
私が気になっていた理由No.1のとっても素敵な庭で、
2ヶ月も途中読みになっていた、リリーフランキーの「東京タワー」を読みふけった。


こんな所で読書するなんて、うわぁ~、贅沢!と思っていたけど、
周りには日常のように読書をしている人が結構いて、これがスタンダードの一つである国民性
なんだなぁと再認識。

単なる文化の違いか、文化レベルの違いか・・・? 


Museum Mileの旅 Part.2

2006-08-23 10:54:40 | 美術館・博物館めぐり
今週月曜、同じくMuseum Mileにある、NEUE Galerieを訪れた。

先月学校に通っているときに、先生に薦められた美術館で、
20世紀のドイツとオーストリアの美術を集めている。
ここも、かつては誰かの邸宅であったと思われるような佇まい。
一見美術館とは思えず。

ちょうど今は、ウィーンを代表する画家、クリムトの作品を集めた展示をしていた。

こじんまりと数点展示された作品はいずれも珠玉の一品と言う感じで、
主に女性が描かれていて、柔らかな中にも力強さを十分に感じられる作品で、
見入ってしまった。(撮影NGで残念。)

常設の展示もなかなかの色使い。


日常で使っていた品(食器、椅子、引き出しなど)は、機能×デザインの芸術として面白い。



ここの美術館のcafeのザッハトルテ(チョコレートケーキ)が絶品らしい。
たくさん並んでいたので入らなかったけど、cafeだけでもチャレンジしたい。