先日、父に連れられて、チーズとワインの教室に参加した。
名古屋のとあるワインショップで毎月開かれている教室で、
ワインショップ内に作られたコーナーで定員12名のこじんまりとした会。
この日のテーマは、チーズフォンデュ。
しかも、和風というから興味津々。
チーズフォンデュの本場はスイスだが、いまやヨーロッパ各地で食べら
れている人気のチーズ料理。
その国々で使うチーズが違うらしい。
●Classic Swiss Cheese Fondue クラッシック・スイス・チーズフォンデュ
(スイス)
→エメンタール、グリュイエール
●Fondue Savoyarde フォンデュ・サヴォヤード(フランス・サヴォア地方)
→ボーフォール、エメンタール・ド・サヴォワ
●Fondue Comtoise フォンデュ・コントワーズ(フランス・コンテ地方)
→コンテ、エメンタール・グラン・クリュ
●Fonduta フォンデュータ(イタリア・ピエモンテ地方)
→フォンティーナ
今回は、この中のフォンデュ・コントワーズの和風バージョン。
食べ比べもかねて、熟成年数の異なる4種類のコンテが用意された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/0f/401dff89aff72a936e601d7950368762.jpg)
左から、18ヶ月(1年半)熟成、12ヶ月(1年)熟成、8ヶ月熟成と、
この後ろにあったのは、オーガニックバージョン。
<和風チーズフォンデュの作り方>
■材料(4人分)
・コンテ 400g
・日本酒(熱燗用純米酒または、国産辛口白ワイン)200cc
・にんにく 1かけ
・コーンスターチ(又は、片栗粉)大さじ1
・味噌 大さじ1~3
※西京味噌、八丁味噌など、甘かったりクセの強いものはNG
作り方は普通のチーズフォンデュと一緒で、
できるだけこまかく刻んだチーズにコーンスターチをまぶしておき、
にんにくをこすりつけお酒を入れた鍋へ徐々に入れて、煮溶かして
いくだけ。
そして、チーズが溶けきったところで、最後に味噌を入れる。
チーズに付ける具材が和風で楽しい。
この日用意されていたのは、パンの他に、
里芋、ニンジン、銀杏、長いも、菜の花、うずら卵・・・
パンや固い野菜は、串で差して直接チーズを付け、
落ちやすい、滑りやすい食材は、スプーンで熱々のチーズを
上からかけて食べる。
みんなで鍋を囲みながら、熱々のチーズが付いた野菜をほおばるのは
楽しい。
味噌を入れているだけあって、ほんのり和テイスト。
里芋のねっとり感と良く合ったし、菜の花の苦味とも味噌が入って
いることで風味がうまく調和していた。
そして、アクセントに黒七味やコショウを付けて食べると、
また違った雰囲気になって面白かった。
この日チーズを煮溶かすために使われたのは、国産辛口白ワイン。
しかも、なんと1升瓶に入ったもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/68/6f8ffe16a977bd750f58cd2ac64ef362.jpg)
「勝沼 白」(甲州100%)
要は、お手頃価格(1升で1600円程)で、そこそこ飲めて、飲みきれ
なかったら料理酒で、というお気軽ワイン。
ワインの会でもあるので、もちろんこれもテイスティング。
その他にも日本産の白ワインを3種テイスティングして、
普段敬遠しがちな国産ワインも和洋折衷メニューには良く合うなぁと
新たな発見だった。
(やっぱりワインだからチーズによく合うし。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/92/9e72ffc99a65361df017745957eafcb2.jpg)
「グリド甲州」(甲州100%)
使うお酒を日本酒にすると、さらに和風になるとのこと。
食材も和風なら、野菜や豆製品など色々広げられそうなので、
ぜひ家でチャレンジしたい♪