アメリカは広告ビジネスの本場。
日本に無いような広告をたくさん見る。
これまで仕事で広告を扱っていたから、余計に気になってしまう。
◆◆◆コラボ広告◆◆◆
地下鉄で見かけた面白いコラボレーション広告。
BronxZooと他の一見全く関係のない小売店とのコラボで、
組み合わせもさることながら、コピーが特に面白い。
横に続けて3パターン貼られていて、シリーズになっていた。
●BronxZoo×蝶タイのお店
ペンギンが蝶タイを加えて、男性に渡そうとしているように見せている。
コピーは、「気に入らないからお返しするね」
●BronxZoo×花屋
キリンが花を食べている。
コピーは、「お花やったのだあれ?」
●BronxZoo×チーズ屋
ねずみが隣の広告まで入り込んで、チーズを食べている。
●New York Aquarium×本屋
タコが本を盗んでいる。
誰が提案したのかわからないけど(きっと代理店か)、
この思いも寄らない組み合わせで面白くし立てて、
シリーズにすることでさらに楽しませる業には恐れ入った
◆◆◆TVCM◆◆◆
こちらのCMには、ほとんどと言っていいほど、
タレント・有名人が出てこない。
理由はわからないけど、考えるに、中身で勝負ということかも。
展開やセリフ、コピーもウィットに富んで面白いものが多い。
有名人を出して逃げるような安直なことはしないよーという、
ユーモアの有る無しも評価基準になるアメリカの意地なのかもしれない。
◆◆◆スペースさえあればの広告◆◆◆
え?こんなところに広告入れるの?と驚くようなスペースに入っていることも。
●タクシーの上
三角柱を横にして広告スペースに。
ここが電光掲示板になっていて、スポーツの速報とかがテロップで流れている。
そこまでしなくてもと思うけど、とことんやりたいらしい。
左端がスポンサーの広告。
●野球選手のプロフィール横
TVでメジャーリーグのナイターを見ていたら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/baseball.gif)
、
次にバッターボックスに入る選手のプロフィールが全面に映し出された時、
プロフィールのフォーマットの右半分に「BACARDI」(ラム酒のブランド)の文字とロゴが。
どうやらこれも広告らしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_setsunai.gif)
一瞬、プロフィールの一部で、「好きな飲み物:ラム」みたいな紹介かと思った程、
堂々とでかでかと入っていた。
●ブルペンへ電話する時
同じくTVでナイターを見ていると、監督がピッチャー交代の連絡をブルペンに
電話する時、画面上にテロップで広告が流れる。なぜか電話しているときだけ。
ここまで来ると、なぜこのタイミングなのかは理解不能。
こんなにも色々な広告があるのに、
街中の建物の横や上に貼り出すような広告はほとんど見かけない。
(冒頭写真や↓のTimesSquareを除く。)
街の景観を大切にしているからかな。
それぞれの国の価値観が現れていて面白い