アートインプレッション

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ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑭

2020-05-01 15:27:22 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑭

 


ハーマン・アウグスト・ケーラー「花器」1900年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

皆様こんにちは!
 
 
本日はブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』作品紹介第14回目!
 
今回は、ハーマン・アウグスト・ケーラーと作品の花器についてご紹介いたします

 

ハーマン・アウグスト・ケーラー

デンマークの作陶家。装飾陶器、日用陶器に加えて壁のカバータイルやフリーズもデザインしていました。

ベルリンとチューリッヒで働いた後、1872年にデンマークのネストベズにある父親の製陶所を引き継ぎます。その後、1889年のパリ万博にてラスター彩の陶器を出品したり、1893年のシカゴ万博で数多くの賞を受賞するなどして活躍の場を広げました。彼の芸術は、デンマークの陶芸界に豊かな影響を与えたと言われています。

*「ラスター彩」...陶器の表面を金属的な光沢で輝かせる上絵付による装飾技法。

 

器のメインカラーである深紅のラスター彩に、細長く流れ落ちる淡いピンク色の流し釉が印象的な作品。

流し釉には粘性のある密度の濃いものを用いており、中国や日本の陶磁器から影響を受けた作品であると言われています。

成形と釉薬使いを見事に調和させた本作は、日本の民芸のバランスの取れた端正な世界を感じさせますね。

次のブログもお楽しみに

 

福島県立美術館にて開催中のブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月19日(日)〜5月6日(水)の間、休止いたします。日程は変更になる可能性がございます。最新の情報は福島県立美術館の公式ホームページをご確認ください。

 

 

福島県立美術館

〒960-8003
福島市森合字西養山1番地
Tel.024-531-5511

開館時間

9:30-17:00(最終入館は16 : 30まで)

休館日

月曜日(ただし5/4(月)は開館)

観覧料 

 <一般>

1,300円(当日) /1,100円(前売り・20名以上の団体)

<大学生・専門学校生>

1,100円(当日) /900円(前売り・20名以上の団体)

<小中高生>

650円(当日) /500円(前売り・20名以上の団体)

交通アクセス (JR福島駅東口より)

●電車
福島交通飯坂線→「美術館図書館前駅」下車(徒歩2分)

●バス

9番バス乗り場より、福島交通ももりん2コース→「県立美術館入口」下車(徒歩3分)

詳しくは福島交通ホームページをご覧ください(外部ページへリンクします)


●タクシー
約5分

本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です

展覧会詳細HPはこちらをチェック→

その他の展覧会情報につきましては、アートインプレッションHPにて随時更新しております



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