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ブダペスト国立工芸美術館名品展 『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』 出品作品のご紹介⑳

2021-12-09 11:47:22 | ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』出品作品

ブダペスト国立工芸美術館名品展

『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』

出展作品のご紹介⑳

 

ジョルナイ陶磁器製造所 《花瓶》成型デザイン:シャーンドル・アパーティ・アブト 1903年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

 

みなさまこんにちは

今回はブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』に出展している作品紹介の
第20回目

本日はジョルナイ陶磁器製造所の《花瓶》をご紹介いたします。


まず、これらの作品の形にご注目ください。何かに似ておりませんか?

胴部がくびれたスリムなデザイン…

そう!世界的にも有名な炭酸飲料、コカ・コーラのボトルを連想させませんか?

誰もが一度は目にしたことのある親しみのある形。なんだかそれだけで愛着を感じますね

 

ジョルナイ陶磁器製造所 《花瓶》成型デザイン:シャーンドル・アパーティ・アブト 1903年 ブダペスト国立工芸美術館蔵

 

続いて、これらの作品の装飾に目を凝らすと、花や葉、つたなどの植物がとても繊細に描かれているのが分かり、
これはヨーロッパの工芸美術が、自然を尊重するという日本の美意識を受け入れたことを示しております

とりわけ胴部分の、立体的に浮き出ている葉の茎のデザインは、作品に躍動感を与えており、素敵ですよね

また、左の作品には蝶、右の作品には鳥の姿も見て取ることができ、まるで描かれている植物に
魅了されて飛んできたようにも思われます

植物や動物などの繰り返されるモチーフを規則的に、かつ正確に絵付けすることは、精緻を極める繊細な作業で
ありましたが、ジョルナイ陶磁器製造所は多彩な色調や着色ラスター彩を使用することで、並外れた品質の作品を
制作することに成功したのでした


本日の作品紹介はここまで。ぜひ会場で実際にご鑑賞いただけましたら幸いです


ブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』は、
パナソニック汐留美術館にて12月19日まで開催中です


*パナソニック汐留美術館では新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を実施中です。

ご来館の際は、下記予約サイトでの日時指定予約にご協力をお願いします。

https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

パナソニック汐留美術館

〒105-8301 
東京都港区東新橋1-5-1 
パナソニック東京汐留ビル4階
ハローダイヤル 050-5541-8600

https://panasonic.co.jp/ew/museum/ 


■会期 

2021年10月9日(土)~12月19日(日)

■休館日
水曜日 ただし11月3日は開館

■時間
午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで) ※11月5日(金)、12月3日(金)は夜間開館 午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)

■入場料

一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料 
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。

■アクセス

下記URLよりご確認いただけます。

https://panasonic.co.jp/ew/museum/access/

 

 

 

 

 

 

 

 


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