アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

国立エルミタージュ美術館所蔵皇帝の愛したガラス 出品作品紹介3

2011-06-28 17:55:04 | 皇帝の愛したガラス
出品作品紹介!!


さて、今回はこの作品。

「神聖ローマ帝国の紋章を描いた大杯(帝国鷲のフンペン)」




”フンペン”って聞き慣れない言葉ですよね。
これは、口の広い円筒形の器の事で、ビールを飲むのに使われたそう。
この作品は、高さ29.8センチもあるので、
現代のビールジョッキと比べても、随分大きな物ですよね。

注目は、大きさだけでなく、この絵付け!

これは、神聖ローマ帝国の紋章で、王冠を戴いた双頭の鷲は皇帝を、
十字架のキリストは皇帝を庇護する神を、鷲の翼に連なる紋章は、
諸侯をはじめとした様々な階層の住民と職業を表しています。



この紋章は、聖書からの引用に基づいているそうで、
裏側に描かれている十字架に巻き付く蛇は「救済」を意味するそう。



このように色ガラスの顔料で図柄を描いて
器に焼き付けるエナメル彩は古代ローマからある技法ですが、
この作品が作られた1575~1600年頃、いわゆる16世紀以降
ドイツやボヘミアで盛んになったそうです。

次回も、このエナメル彩の技法を使った作品を
紹介しますので、お楽しみに

国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス
北海道立近代美術館 2011年6月9日~7月3日 開催中
東京都庭園美術館  2011年6月14日~9月25日
岡山県立美術館   2011年10月1日~11月6日



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国立エルミタージュ美術館内のご紹介

2011-06-24 10:41:05 | 皇帝の愛したガラス
国立エルミタージュ美術館外観のご紹介


北海道立近代美術館で開催中の「皇帝の愛したガラス」展。
今日は展覧会と関連してエルミタージュ美術館の外観をご紹介します


国立エルミタージュ美術館 「紋章の間」
@Texts, photos, The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2011

上のきらびやかな写真はエルミタージュ美術館冬宮に位置する「紋章の間」。
写真中央に写されたシャンデリアに、ロシア帝国の各領主の紋章が施されていることから名づけられました。今でも式典等で使用されるなど、建設当時の格式を現在に繋ぐホールです。


国立エルミタージュ美術館「大使の階段(ヨルダン階段)」
@Texts, photos, The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2011


そして忘れてならないのがこの「大使の階段」。各国の大使が皇帝に謁見する際、必ずこの階段をのぼったことに由来していて、随所に施された装飾や彫刻の数々がその豪華さをより一層確かなものにしています

エルミタージュ美術館は、18世紀にエカテリーナ2世が自身のコレクション専用の展示室を宮殿内に設けたしたことを起源とし、今では世界最大級の美術館としてその名を誇っています。
ロシア、サンクトペテルブルグというと、とにかく寒いというイメージが強いかと思いますが、夏場は平均気温が25度前後と、比較的過ごしやすいです。

夏の長期休暇の際にも訪れてみるのも良いかもしれませんね。



エルミタージュ美術館所蔵「皇帝の愛したガラス」展は、北海道立近代美術館で7月3日(日)まで開催されています。お見逃しなく!!

後援;ロシア連邦大使館
   ロシア連邦文化協力庁
協賛;フィンランド航空
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国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス 出品作品2

2011-06-21 16:55:36 | 皇帝の愛したガラス
出品作品紹介!!



前回に引き続き出品作品のご紹介です。
下の写真は何でしょう~か?



こちらは、単なるパレットではありません!


よ~く見て頂くと・・・



人の顔が見えるの分かりますか?


さらによ~く見ると・・・



これは、ミッレフィオーリという技法で作られた作品なんです。
パレット自体の大きさは最も長い場所で34.5センチ。
よって、作品一つ一つの大きさは、0.3~3.0センチほどなので、どれだけ精巧なものか
想像して頂けますか?
細い色ガラス棒を組み合わせて溶着して、引き延ばしで切っていくと、
断面に模様がでてくるというもの。
いわゆるは、ガラス版金太郎あめ!

よくこんなに細かい作業をしていたなぁ・・と仰天です。
と同時に、当時の職人さんはどれだけ時間をかけて作り出していたのだろうと、その仕事ぶりを
想像してしまいます。

このような作品には肖像画や名所風景が描かれる事が多かったそうですが、
今回の出品作品には、ヒゲをたくわえた男性を見る事が出来ます。
イタリアの優れた政治家で、イタリア統一に一役買った人。

北海道立近代美術館では展示に拡大鏡も備えてありますので、
じ~っくりとご覧になってみてください。

また、次会場の庭園美術館では、この作品にちなんで、
イベント行われます。
その名も「キャンディーでミッレフィオーリ」
庭園内で金太郎あめの実演を見ながら、この作品の技法ミッレフィオーリの技術解説をうけれるそうです。
日時:8月6日(土)11:00~ 14:00~
(詳しくは庭園美術館HPをご覧下さい→http://www.teien-art-museum.ne.jp/index.html
ちょうど夏休み
ご家族でお出かけください!

<出品作品>
小さなガラス棒の束27個、1本の長い棒、68枚の見本の円形小片を載せたパレット
ヴェネツィア、ジョヴァンニ・バチスタとジャコモ・フランキーニ
1845-1862年


国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス
北海道立近代美術館 2011年6月9日~7月3日 開催中
東京都庭園美術館  2011年6月14日~9月25日
岡山県立美術館   2011年10月1日~11月6日

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国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス 出品作品1

2011-06-20 18:09:21 | 皇帝の愛したガラス
出品作品紹介!!


今、北海道立近代美術館で開催されいてる「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」展で実際に展示されている作品の写真です。
まばゆい限りのこの作品は、何だと思います?


これは、なんと卓上装飾なんです!

もともとはルイ14世時代のフランス宮廷で始まった物のようですが、テーブルにこのようなものを飾るとは、
日本人の感覚にはありませんよね。
この卓上装飾は、どれもバッカス祭のテーマに沿っていて、巫女やブドウのツタが描かれています。
卓上装飾が乗っている中央の丸いお盆のようなものは、鏡面仕上げになっていて、
上に乗っている燭台についているクリスタル・グラスの輝きが倍増して、とってもきれいなんです。

一見の価値ありです。
是非会場でご覧になってくださいね。


写真の作品は、
・3枚の盛り皿の付いた菓子器3点
・円形盆
・「ウェッジウッド様式」の磁気製台座をもつ4本の蝋燭用枝付燭台
後ろに見えるのは、
・東洋風の絵付けを施した青色ガラスの縁取りのある鏡
後ろ左右に見えるのは、
・一対の壁掛照明器具



国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス
北海道立近代美術館 2011年6月9日~7月3日
東京都庭園美術館  2011年6月14日~9月25日
岡山県立美術館   2011年10月1日~11月6日

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北海道立近代美術館にて開幕!

2011-06-17 11:49:47 | 皇帝の愛したガラス
国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス展が
北海道立近代美術館にて開幕!


6月9日、北海道札幌にある、北海道立近代美術館にてようやく開幕しました
3月11日に発生した東日本大震災および福島原子力発電所の事故の影響を受け、展覧会開催を検討しなければならない時期もありましたが、巡回先となる国内各主催者、在日ロシア連邦大使館、エルミタージュ美術館、ロシア連邦政府の全面的な協力の下に、無事に開幕する事が出来ました。

オープニングには、なんと、東京からロシア大使も駆けつけてくださりました!


オープニングセレモニーで 駐日ロシア連邦大使 M.ベールイ氏

皆さんでテープカットも

ガラス作品だけに、会場内はとってもきらびやかです
どんな作品が展示されているかはこれからブログでもどんどんご紹介していきますので、
楽しみにしていてくださいね。



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伊丹市立美術館にて、陶酔のパリ・モンマルトル展 閉幕

2011-06-08 17:48:22 | 陶酔のパリ・モンマルトル
伊丹市立美術館 「陶酔のパリ・モンマルトル」展 閉幕





4月16日から伊丹市立美術館にて始まった「陶酔のパリモンマルトル1880-1910」展が、6月5日をもって無事に閉幕しました。
期間中、沢山の方々にご来場いただきましたこと、本当にありがとうございます。

今後は尾道市立美術館 8月6日~9月25日をはじめ、北海道立函館美術館八王子市夢美術館を巡回予定です。
お近くの方は是非足をお運び下さいませ。
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アトリエアルション天神橋筋店のご紹介

2011-06-01 17:56:06 | 陶酔のパリ・モンマルトル
肌寒い一日ですが、皆さんいかがお過ごしですか。

今日は「陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910」展に関連して、大阪のカフェ・スポット、アトリエアルションをご紹介します。



「アトリエ アルション」は、地下鉄谷町線・堺筋線「天神橋筋六町目」駅の6番出口から徒歩1分のところに佇む、フランス菓子のお店。
店内にはスタッフの方々がフランスで集めた雑貨や本が飾られていて、さながらパリのカフェにいるようでした。今回は特別に「陶酔のパリ・モンマルトル」展のミュージアム・ショップにも焼き菓子と紅茶のセットを置いてていただくことが出来たため、すでに堪能された方も多いのではないかと思います。
焼き菓子以外も楽しみたい!という方のために店内より一部ご紹介させていただくと、



ため息が出てしまいますね。
写真を撮っているだけで気分が晴れやかになってしまうのですから、偉大な存在だと思います。
私も迷いに迷って、この組合せをいただきました。



大満足です。
店内は時間の流れもゆったりとしているので、くつろぐにはもってこいの空間でした。
展覧会を観て大阪へいらした際には、皆さんも是非足をのばしてみて下さい。

「アトリエ アルション」へのアクセス情報は、下記ホームペジよりご覧いただけます↓↓
アトリエアルション天神橋筋店http://www.anjou.co.jp/shop/atolier/index.html



陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910展は、伊丹市立美術館で6月5日(日)まで開催されています。お見逃しなく!!

写真提供、弊社スタッフ木村はるか


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